2013年6月30日日曜日

今月1ヶ月間で 2,000PV を記録

今月1ヶ月 2,000PVを記録しました。

2011年1月にスタートしたこのブログ、2年6ヶ月続いています。

フィリピンへの短期英語留学を機会に、日記代わりに始めました。最初の1年は毎月300PVくらいでした。

そしてスペインへの短期スペイン語留学をしてからの1年は毎月1,000PVくらいに増えました。

ブログを始めてから2年6ヶ月ほど経ったこの5月・6月のパリ旅行のおかげか、今月は初めて1ヶ月のPVが2,000にもなりました。
 


 
身の回りの人に少しずつ案内していって、読んで下さる方が少しずつ増えてきました。また、検索で入ってきていただく方もいてくださるようです。本当にありがとうございます。

つたない文章ですが、読んで下さる方がおられるという事で、少しは内容と文章に気を付けて書いています。「また読んでみようかな」と思って頂けるように、自分の頭のリフレッシュに、これからもしっかり頑張って続けていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

2013年6月29日土曜日

こども110番運動

★ 6月4日(火): 16日間の「暮らすように旅するパリ」---第7日目 ノートルダム寺院に上る』 に写真を入れました。  この一行 ↑ をクリックすると移動します。

「子どもたちがトラブルに巻き込まれそうになった時、助けを求めてかけ込むことができるように」という事で、運動に協力する家庭が家の前に「こども110番の家」であることがわかるように黄色い旗を掲げている。

僕の家も旗を掲げている。もう何年も協力していて、ことしはその旗が新しいのになった。高槻のゆるきゃら「はにたん」の登場だ。
 
左がいままで、右の「はにたん」が新しい旗。
 
旗を掲げたらいつも家にいてないといけない、なんて難しいことを考える向きもあると聞いた。しかし、旗を掲げるのは、子供のための防犯が主な目的なのでぜひお願いしたい、という事なので喜んで協力している。

2013年6月28日金曜日

0.01ユーロ

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

昨日の夜のニュースで、アメリカでは1セント硬貨を廃止することが論議されているという。1セントと言うと約1円だ。あまりにも価値が小さくて、実際に使う事が少ないらしい。

日本で1円硬貨を廃止する、などという事は聞いたことがない。小さな事まできっちりしている日本らしい。

ヨーロッパの通貨はユーロだが、0.01ユーロはやはり1セントと言う。これも約1円の値打ちだ。

Wikipedia から画像を拝借
 
パリの、あるスーパーで買い物をしたときに、カードではなく現金を出した。代金は9.81ユーロだった。ポケットには2セントや5セントや10セントなど一杯あって、全部合わせて9.80ユーあった。1セント足らなかったのだ。

「仕方ない、10ユーロ札を出して釣りをもらおう」と財布に手を掛けようとしたら、レジのお兄さんが「いいよ、1セント負けとくよ」と言う感じのジェスチャーをした。

釣りをもらったら、また小さな硬貨が増えるなあ、と一瞬思ったのだが助かった。前もどこかの国で同じ経験をしたことがあったが、日本では1円負けてくれるなんて事は余りないのでは? 
 
そんなことを考えていたら、日本のどこかのコンビニかスーパーのレジの横に「小銭が足りない時にどうぞお使いください」などと言って1円玉何十個かが小さな容器に入って置いてあったなあ、などという事を思い出した。

2013年6月27日木曜日

チップの習慣は悩みの種

★ 『6月2日(日): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第5日目    パリの「アパルトマン」に引っ越し』 に写真を挿入しました。    この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・


外国旅行へ行って一番気を使うのが「チップ」。これがあるから海外旅行は嫌だなぁ、と思う事もある。もちろん、日本でもその習慣が全くない、という事はない。

芝居や歌謡ショーなどで「おひねり」なんて言うのもあるらしい。その経験は一度もない。

その昔、旅館に泊まった時には、部屋担当の女中さんに「よろしく」などと言って、紙に包んで差し上げることもあった。こちらの経験は何十年も前にはあった。

冠婚葬祭でタクシーの運転手や係りの人に差し上げることもあるにはあったが、するべきことをしないで痛い目に会ったこともあった。

ホント、面倒だ。

40年ほど前にインドに行った。僕はまだ学生だった。バックパックで貧乏旅行だったし、「チップ」などと言うものに疎かった。あるとき、おなじ安食堂で何回か食事をしたあと、おつりがバラバラと全部コインで帰ってきた。その時初めてハッと気が付いた。今まで全くチップを置いていなかったので、これは「少しはチップを置いて行けよ!」と言う意思表示だと。

今回のパリ旅行でも、「チップ」は頭痛の種だった。パリに着いて日本人にさっそく聞いたのは「チップ」についてだった。答えはこういう事だった。「フランスでは今では基本的にチップで生活をしている人はいない。だから普通は、チップは必要ない。」

ガイドブックにも書いてあるが、あげるとしても釣りにもらった小銭程度かレストランでも白い布がかかっている中・高級レストランで3~5%くらいという事だった。街中のカフェなどでは全くあげる必要はない、という事だった。

そんなことを知った後でも、カフェやバーに行ったときは、隣の客がどんな風に支払いをしてチップをどうしたか、などと言うのをしっかりと見ていた。「郷に入ったら郷に従え」を実行しないといけない、と言う半ば強迫観念みたいなものを感じながら・・・

まあ、自分のキモの小さいこと!
まあ、神経が細やかなこと!
まあ、他人に対して思いやりが行き届いていること!

ああ、しんど!
あげるべき時にあげないのは、まずいし・・・・。
沢山あげすぎても、後々の観光客のいい迷惑になるし・・・・

2013年6月26日水曜日

雀と一緒に食事できるモンサンミッシェル

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

モンサンミッシェルの朝食。ツアーの料金に含まれていた。ホテルの料金表を見ると「バイキング式朝食ひとり25ユーロ」と書いてあった。25ユーロって、3,500円くらいだ。高いなあ。



さて、その朝食を食べに行った。海が見える眺めの良いレストラン。朝日が燦々と入ってくる。なぜか客はほとんどいない。朝の9時くらいの朝食なのに、だ。

ジュース、牛乳、コーヒー、ハム、などそろっている。あったかい卵料理など、頼んだらもらえたのかなあ、わからない。

 

 
 

コーヒーもセルフサービス。エスプレッソなんかも出来るのだが機械を操作しないとできない。使い方がわからないので聞いたら、片言の英語で何とか答えてくれた。

 

 

食べていると、外から雀が中に入ってきた。中を飛び回って食べ物を狙っている。それはいいのだが、糞を落とされるのだけは勘弁願いたい。
 
 
昼に、別のカフェに入ってビールを飲みながらクレープを食べたが、そこもやはり雀が一杯。雀の合唱を "楽しみながら" のひと時だった。


2013年6月25日火曜日

全仏オープンテニス、ローラン・ギャロスで

★ 『6月1日: 16日間の暮らすように旅するパリ」---第4日目    ベルサイユ宮殿と庭園』 に写真を挿入しました。    この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

つい1ヵ月前に、フランスのパリ、ローラン・ギャロスでテニスの4大国際大会の一つ「全仏オープン」をやっていたかと思えば、今度は4大国際大会のもう一つ、イギリスのウィンブルドンだ。

パリのロ-ラン・ギャロスでは、テニスに特別の興味があるというわけではないが、せっかくここまで来て日程も合ったので、一度試合を見てみたいと、会場まで足を運んだ。

パリの中心部から地下鉄で15駅程度の所にある。駅を降りるとたくさんの人がゾロゾロ。会場への道を知らなくてもたくさんの人の後についていくと会場に着いた。

さてどこで入場券を買うのかなと聞いたら「入場券は売っていません。すべてインターネットでの予約販売だけです」と言う。

2年前にここに来て、入場券を20ユーロで買って試合を見た、と知人に教えてもらっていたので、「???どうしたものか?」と思いつつ仕方なく駅に引き返した。

そう言えば、ネットの公式サイト情報でもそのようなことが書いてあったような・・・ 何しろ日本語で書いていないのでいい加減に読んでいた。

中には、ダフ屋からチケットを買う事にしている、少々高いけどそれが簡単、と言う過去の情報もあった。そのダフ屋もたくさんいて、向こうから声をかけてきた。

「スモールチケット、200ユーロ、どう?」  高っ!! 半分に値切ることが出来たとしても100ユーロ(13,000円)。これは高い。

別の男が、「ビッグチケット、450ユーロ、どう?」  高っ!! 100ユーロでも高いと思ってるのに。

スモールとビッグの違いも分からないし、誰と誰の対戦かもわからないし、20や30ユーロならともかく、桁違いの100や200は、遊びでは出せない。

結局あきらめて街の中心部に戻った。チケット屋さんなら売ってるかな?と思って、行ってみた。「ローラン・ギャロスのチケットを頂戴」と言ったら「ここでは販売してない」と言う。

あとで少し情報を見ると、チケットは今年から全てインターネットで購入することになっていて、記名式になっている、という事らしい。だから、チケットの名前と自分の持っている身分証明書の名前が一致しないと入場できないらしい、という事だった。ダフ屋から買ったチケットは、名前はどうなってんだろう? 入場できない?
 
ともかく、僕の「ローラン・ギャロス」はこれで終わった。会場内で試合を見ている人の歓声を、会場外の道路上でわずかに聞いただけだった。

2013年6月24日月曜日

カード支払い

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

今回の旅行でも、できるだけ現金は持って行かないようにしよう、と思った。盗られるのもかなわないし、落とすのも嫌だ。

前にヨーロッパ何ヵ国かを旅行した時に、ほとんど現金は必要ない、と実感していた。

電車の切符、色んなところの入場券、バー・カフェ・レストラン、ホテル、土産物屋さん、スーパーマーケットなど、ありとあらゆるところでカードが使える。

少し前まで、カードを預かった店員が店の奥のカード決済機で処理する為にカードを持って行って、ついでに何か悪さをしてカードの不正使用をする、といった事がよくあったようだ。でも、今回でわかった。そんな事がないように、カードの処理は全て客の目の前でやれるように、機械は手持ちの無線式になっている。

もちろん、この方式はフランスだけかも知れない、それも大都市だけかも知れないので、ご注意!

 
ICカードの時は、カードを機械に差し込み、4ケタの暗証番号を入力すると、すぐにOKかどうかをチェックし、決済が済む。サインをすることもない。
 
現金と違って、暗証番号の入力、カード会社とのインターネットでのやり取りに数秒とか十数秒とか、かかる。支払いに行列を作っている駅の切符とか美術館の入場券などはそのために行列の進行がさらに長くなっている。

2013年6月23日日曜日

地図と路線図

★ 『5月31日: 16日間の暮らすように旅するパリ」---第3日』 に写真を挿入しました。    この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

観光案内書などで、地図や地下鉄の路線図をくれる。

地図を頼りに街を散歩したいときは、磁石(コンパス)は必需品だ。通りの名前が書いてあってもなかなかわからない時でも、大体の方角がわかれば何となく進んでいける。

地下鉄の路線図は、これまた、なくてはならない。ただ、何種類かもらったが、どれもこれも文字が小さい。小さな手帳に付いている東京や大阪の鉄道路線図のような感じだ。漢字なら、はっきり読めなくても形でなんとなくわかることもあるが、アルファベットでしかもフランス語だからあいまいに読んでいてはえらいことになる。
 
駅名の文字の小ささは、毎日新聞の文字と比べれば一目瞭然。
地図を読むには磁石が大助かり。赤の方向が「北」。
 
ごく近くが見える眼鏡か、できたら携帯の虫眼鏡(ルーペ)があれば万全だ。

2013年6月22日土曜日

水の値段

★  5月30日: 16日間の暮らすように旅するパリ」---第2日』 に写真を挿入しました。 この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

旅行先でお腹を壊すのは、たいてい水のせいだ。この旅行でも水道の水は、ほとんど飲まなかった。コーヒー・紅茶を作るのもペットボトルに入った水を使った。

観光施設前の路上で売っているのもあるが、これは350ml位で1ユーロ(130円)。
スーパーで買う 1.5 Lのペットボトル入りの水は0.25ユーロ(33円)、
           5L の大きいボトルは        0.79ユーロ(100円)。

1.5 L
フランスの水、と言えば「エビアン」が有名だろう。こちらの方は極端に高い。スーパーでも、350ml位で1.8ユーロ(230円)もする。エビアンも飲んだけど、安い水との味の違いは分からなかった。

カフェやレストランでは、水を出してくれるところがあった。出来るだけ飲まないようにしたが、2度だけコップ1杯ずつほど飲んだ。一度はモンサンミッシェル近くで、一度はパリ市内で。どちらもお腹は大丈夫だった。1杯だけじゃ余り影響がないのかな?


 
水を出してくれた店では、こんなようなボトルに入れて出してくれた。お金は、とられていない。

2013年6月21日金曜日

パリ地下鉄、あれこれ

★ 『5月29日: 16日間の暮らすように旅するパリ、今日が初日』 に写真を挿入しました。    この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

演奏会
路上パフォーマンスならぬ「車内演奏会」が頻繁にある。アカペラ、ギター、サキソフォーン、バイオリン、クラリネット。たいていは一人だ。小さなアンプを持ってバックの演奏を流すこともある。結構うまい人もいる。チップをもらって生活をしている人だろう。僕はあげたことはない。

携帯電話
禁止されていないようだ。と言うか、たくさんの人が堂々とやっている。地下鉄の走行騒音が大きいのと、車内演奏会なんかを堂々とやっているので、携帯電話の話声なんて全く気にならないんだろう。

車内の様子 1
 席譲り
日本でもそうだが、混んでいても荷物を隣の席に置いて堂々と2人分の席を占領する人がいる。席を譲らず平然としている。あるとき、妊婦が乗り込んできた。その妊婦は座っている人に向かい「席を譲ってください」(と言ったと思うんだが、何せフランス語はわからないもんで・・・)と堂々と要求して、スッと座った。

車内の様子 2
手動ドア開き
日本でも地方の路線を走る鉄道でよくあるが、パリの地下鉄のドアは自分で操作をして開けるのがほとんど。車両が完全に停止する前に操作が可能になるので、気の早い客は電車が完全に停止する前にドアを開けてしまう。結構スピードが残っているのでホントに危ない。乗降客が多い路線では開閉がすべて自動(運転手化車掌の操作による)になっているのもある。

右のレバーを上にあげるとドアが開く。ボタンの事もある。

乗車並び
「整列乗車」なんて言葉はないようだ。電車に乗るのに並んでいる人など見たことがない。

転落防止のガードが付いた路線もある。

 

 
車掌
車掌さんはいなかったような気がする。運転席に運転手一人だけ?路線によって違うのかな?駅名をアナウンスする路線もあるが、それもテープ?

駅間隔
短い。200m位しかないのもあるかもしれない。1、2駅なら路上を歩いたほうが早いこともある。

防犯カメラ
駅構内も地下道内も結構防犯カメラが設置されている。夜11時以降の深夜遅くに乗ったことはないが、結構安全なようだ。ただし一人歩き、特に女性の独り歩きの場合はわからない。また、特定の路線や特定のスポットでは危ないところもあるのかもしれない。地元の人に聞いてから乗るようにしよう。

駅内通路には店もあるところもある。

回数券と5日券
地下鉄、バス、国鉄など共通で乗れるのや、地域限定(ゾーンという)になっているのやら、結構複雑。こんなのをフランス語(または、英語)で理解するのは普通の人では無理。日本語のガイドブックでよく勉強するのが不可欠。

1回1.90ユーロだが10枚で13.30ユーロになる回数券は結構良い。複数の人で使える。

5日券も買ったが、一日に何回も使う人は有利。ただ、券裏の磁気部分が怪しくなって来るのか、4日目5日目になると改札ゲートが開かないことがしょっちゅう起こった。そんな時はいちいち駅員を呼んでいられない、ちょっと作戦を講じて “くぐり抜けた” のであった。
 
これは地下鉄の改札口ではないが、地下鉄のも似ている。
エスカレーター・エレベーターが極めて少ない
荷物を持って移動するのには極めて不便だ。当然、乳母車なんかも二人で担がないといけない。身障者などの車椅子は、まず無理だろう。
 
 

2013年6月20日木曜日

パリの道路は犬の糞だらけ

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

日本も、ほんの数年前までは犬の糞が道路上に放置されたままで、飼い主のマナーの悪さがずいぶんと指摘された。それが今では、ゼロではないがほとんど見かけない。犬の散歩をする人はポリ袋やスコップを持っている。

ところが「マナー先進国」と思っていたパリでは、犬の糞はほったらかし。放し飼いの犬が一杯いるのかな?と、気を付けて見ても、そうではないようだ。犬を連れて散歩している人でポリ袋などを持っているのを見たことがない。
 
 
 

観光客が良く歩く通りは、掃除をしているのか、それともそんな一等地に犬を飼うような人の住居がないのか。

住宅地界隈の狭い通りは、犬の散歩コースになっているのだろう、糞が一杯で、踏まないように良く下を見ながら歩かないといけない。もちろん、おしっこもある。風のない狭い裏通りは、時折糞尿のにおいが漂ったりしている。
 
僕たちが11日間暮らしたアパルトマンがある通り。
こんな住宅街がある狭い通りは、犬の糞が多い。


たばこの吸い殻のポイ捨てやゴミも多い。
 
この点では、日本は「少しだけ改善している」と言ってもいい。

2013年6月19日水曜日

行き先矢印(↑↓)表示が逆

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

初日パリの空港に着いて戸惑ったことが一つ。方向を示す「矢印→←↑↓」の事だ。右行き(→)と左行き(←)は間違えることはない。ところが前進と後退が、パリと日本とでは逆だ。

パリの表示

これは地下鉄の表示だが、もちろん空港も同じ。下向きの矢印は「前方へ行く」と言う意味。危うくUターンしそうになったことがあった。

日本ではもちろん上向きの矢印が「前方へ行く」、下向きの矢印が「バックする」という意味だ。

成田空港の表示
 

「右前方に行く」のは、パリの矢印は右下に向いている。

2013年6月18日火曜日

パリ名物、縦列路上駐車

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

縦列路上駐車の見事さと車の汚さは有名。


前から順番に駐車していったんだろうか、と思うほど隙間なく停めている。時にはくっついているのもある。これじゃ出るときは、前後の車にぶつけるしかない。

 


 
 
 
 
 
 
 

ある日街中を散歩しているときに、見事な駐車の様子を目撃した。

車はベンツB180。グレードにもよるだろうが、幅1780mm、全長4275mmもある。結構大きい。駐車の作業の途中からしか見なかったが、いとも簡単に、2、3回の切り返しできれいに狭いスペースに入れてしまった。あまりにも見事だったので、思わず「グッジョブ、パーフェクト」と声をかけてしまった。運転していた男性、ニコッと答えてくれた。
 
「グッジョブ、パーフェクト」

僕は旅行の時はいつも小さなメジャーを持っている。駐車した車の前後を測ってみた。前の隙間が9cm、後ろの隙間が31cmしかなかった。バンパーをこすりもせず、入れてしまった。神業だ。

パリのあちこちで、無料でもらえる日本語新聞がある。「Ovni」(オヴニー)と言う。と言っても、どこでもらえるかはよく知らない。僕はマイバス社パリ支店で入手した。月2回発行しているという。

それの5月発行分の中に、こんな面白い記事が載っていた。題して「私の車は傷だらけ、みんな容赦なくぶつけてくるわ」。インタビュー(?)記事で、要約で紹介すると・・・・・

あなたにとって車はどんな存在?
F氏: BMW所有。37歳。車大好き。メトロは死ぬほど大嫌い。
N氏: ルノー所有。79歳。車はコミュニケーションツール。新しい出会いと楽しい出来事のツール。
D氏: ボルボ所有。63歳。旅行、仕事、買い物の道具。

路上駐車でバンパーを押すドライバーをどう思う?
F氏: 絶対許せない。スペースがなくて仕方ない時もある。僕は傷つけないよう押している。
N氏: 迷惑。やめてほしい。
D氏: 教養のない低次元の人間がする行為。

車に傷がついた場合、どこまでが許容範囲ですか?
F氏: 少しの傷でもいや。すぐに修理に出す。
N氏: 年金生活者なので傷くらいでは修理しない。傷だらけなので、みんな容赦なくぶつけてくる。
D氏: 傷だらけだとバンパーを押してもよいと思われてしまうので、予防策として修理する。

洗車の頻度は?
F氏: 1ヶ月に1回。
N氏: 1年に3回。
D氏: 冬は毎日雨が降るので洗わない。そのほかは1ヶ月に1回。

2013年6月17日月曜日

飛行機に電子辞書の忘れ物

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

パリから成田空港行きの飛行機で、降りるときに座席前のポケットに電子辞書を置き忘れてしまった。13日午後着の便だ。ないのに気付いたのが翌日の14日夜。15日朝すぐに、ANAの成田の忘れ物係りに電話した。
 
無事「ゆうパック」で帰ってきた。

「外国の空港で忘れ物などしたらまず出てこないだろう。成田なら少しは希望があるかな?」と思いつつ、半分あきらめながら、到着日と便名と座席番号を言い、電子辞書の特徴などを説明した。今年3月に34,000円ほどで購入したもの。出てこなかったら結構痛い。

なんと、一分もたたないうちに「預かっております。運賃着払いでお送りします」との返事。礼を言いつつ、思わず「ANAさんで良かった。成田空港で良かった」と言ってしまった。

早かったら2、3日で届くかな?と思っていたら、なんと早いことに電話した翌日に届いた。
ANAさん、ありがとうございました。お手間をおかけしました。

2013年6月16日日曜日

パリの観光客相手の犯罪と予防法 (その2 そのほかの手口)

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

パリの観光客相手の犯罪と予防法 (その1 スリ) から続く

2.拾ってあげたふり

場所: オルセー美術館近くの橋のたもと。ロマ系人(?)の風貌の女性2人組み。

ケチャップをかけたりだの、ハンカチを落としたりだの、持ち物をばらまいたりだの、の手口の一つと思われる。コインか指輪らしきものを拾い上げ「落としたんじゃないですか?」と呼び止め何やらを話している内に、近くにいる相棒を呼び寄せ、バッグから中身をスリ取る。

このときは、2組の観光客に声をかけ、どちらも失敗。「だめだったわねえ」と言う感じで橋の向こうに行ってしまったが、しばらくじっと見ていると、またこちらにやってきて、カモを探す風。こんなのを見てばかりいられないので、僕たちはしばらくしてその場を立ち去った。

3.三択手品いかさま師

場所: エッフェル塔近く、セーヌ河沿いの道路上。10組から15組のいかさま集団。白人、黒人、いろいろ。

3個あるコップの中の一つにボールを入れ、右左真ん中を入れ替え、「さあ、ボールはどこにある?」と言って客に当てさせる。

写真を撮っていたら、「撮るな!」と、怖い顔で僕をにらみつけた。

あるいは、直径10cmほどの黒丸い紙の一枚だけ裏が白いのがあり、それをコップ同様に右左真ん中を入れ替え、裏が白い一枚を当てさせる。
 


手品をするプロだから、最終的には儲かるわけがない。初めだけは儲けさせるが、儲け得でサヨナラさせてくれない。

脅し取ったり、ゆすり盗ったりするわけではないので警察は取り締まれないんだろうか。堂々と 営業やってる。手品をする一人とさくらが4、5人の計5、6人が一組になってカモを待っている。派手に50ユーロ勝った、とか20ユーロ負けた、とかやっている。スペイン語も結構飛び交っているので、スペイン人のカモも多いんだろう。

4.ヒモがほどけない

場所: モンマルトルのサクレクール寺院に上る階段途中。黒人数人。

階段を上っていたら突然声を掛けられて、人差し指(だったかな?)に細い紐をくるくると巻き付けられた。一瞬の事だったので何をされているのか理解できず、頭の中は「パリ」「犯罪」「手口」「ひも」の検索ワードがめぐる。

「何かある」と、取敢えずひもをほどき逃げるようにしてその場を立ち去った。後日、ネットで調べてみると、無理やりミサンガを作って指から外れないようにして、100ユーロとかの高額な代金を脅し取ろうとする手口だという事がわかった。

下のブログでは、楽しい漫画付きで詳しく解説してくれている。ぜひ見て頂きたい。

5.署名

場所: ノートルダム大聖堂の塔に登るための行列の中で。

白人女性・男性が署名を求めていた。本当に何かの署名だけなんだったかもしれないが、署名している間にバッグの中身をスリ取られるとか、署名したから募金せよ、とかの手口が横行しているらしい。
 
それ以外にぼったくり、ひったくり、強盗、置き引き、ニセ警官による財布からの金の抜き取り、つり銭ごまかし、などなど。

エッフェル塔の下では若い白人女性2人+2人の4人組と思われる集団がいかにも怪しい動きをしていた。2人ずつがあっち行き、こっち行き。離れたり一緒になったり。

なぜ怪しいと思ったかと言うと、僕たちが歩いていて僕たちを追い越すとき、彼女たちの内のふたりが一瞬僕のバッグをちらっと見た視線を感じたから。

ただの友達同士という事も考えられるが、こうなるとみんな犯罪集団に見えてくる。

怖がってばかりでは、旅行はできない。最善の注意を払いながら、最高の旅行を楽しみたいものだ。特に、パリは。