2014年7月30日水曜日

家を出てから27時間でサンティアゴ

7月26日(土)

定刻より30分遅れてイスタンブールを離陸。



イスタンブールまでは日本語のアナウンスもあったが、この飛行機にはもう日本語はない。スペインのビルバオに一時寄港。ここで174人乗りの飛行機にほぼ満席だった乗客のほとんどが降りて、この飛行機の最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラにまで行く乗客は15人だけになった。

ここで下りる乗客の降機と荷物を下ろすだけなので時間はかからない。15人は機内に残り待機。東洋人らしい女性が2人いた。ミドルの女性に、「東洋の方と見えますが・・・」と英語で話しかけ初めて、ちらっと座席を見るとNHKのテレビスペイン語講座の本が見えた。「あっ、日本人ですね」。

もう一人の若い女性も日本人で、大学生だと言う。どちらもサンティアゴ大学のスペイン語夏期講座の留学生だった。ミドルは4週間、大学生は2週間の予定。僕が行くのはイリア・フラビアと言う語学学校で、彼女たちのとは違う。同じサンティアゴ・デ・コンポステーラなので街中で出会うかもしれない。人口10万人足らずの小さな都市なので。



飛行時間1時間ほどでサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着。EUへの入国になるのでいろいろ厳しいかなと思っていたのだが、入国管理はパスポートを一瞥しただけ、税関も何もなしで非常に簡単、2分もかからないで終わった。

あたらしい(そう見えた)綺麗な空港。
乗客が少なかったのでガランとしていた。

 2人の日本人女性とタクシー乗り場で分かれて、一人でタクシーで市内に向かった。タクシー料金は、最初からメーターが「21」を指している。空港から市内まで17km位、高速道路をMax.140km/hの猛スピードで飛ばし15分ほどでホームステイ先前に着いた。市内へはどうも均一料金らしく、それが21ユーロ(3,000円)だったようだ。

ビルの玄関口にある4Lというネームプレートの押しボタンを押すと女性が応答。「日本人の・・・・・」という間もなく「Vale,vale(わかった、わかった)」との返事があってビルのドアを開錠する音がした。エレベーターで4階(日本で言う5階)へ。5階でもエレベーターがない建物もあるそうなので、良かった! さあ、これからホームステイが始まる。

ファミリーは80歳くらいのご主人と75歳くらいの夫人のふたりだけ。スペイン語での初対面の挨拶もままならない。とにかく、「スペイン語はちょっとしか話せませんので」と宣言。綺麗な部屋。専用トイレ・シャワーを注文していなかったがラッキーなことに「ここのトイレ・シャワーはあなた専用です」と言ってくれた。

家を出てから27時間余り、疲れたのでごろんとベッドでひと休み。

シャワーを浴びた後、街中を散歩。あの有名なカテドラルは明日行くことにして、今日は語学学校まで行って見る事にした。ZARAなどの高級店舗がある通りを通って10分も歩くと学校があった。この街は丘の上に出来ているようで、いたるところ坂だらけ。平坦な道路がほとんどないように思う。

夕食は、ホームステイ先には注文していないので普通はないのだが、「今日だけは特別ですよ」と用意してくれて僕の部屋に持って来てくれた。




一人で黙々と食べて、食べ終わったのが夜の9時前。外はまだ明るい。ベッドに横になると眠り込んでしまった。いつ頃暗くなったのか。夜中に何度も起きた。7時半ごろに夜が明けた。

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