2014年9月19日金曜日

スペインの喪服

《サンティアゴ・デ・コンポステーラでの5週間の短期留学を思い出しながら》

40年余り前、フランコ政権の末期、その頃にスペインを訪れた時は、街の雰囲気は今とは全く違った。腕を無くしたした人や足を無くした人が街にあふれていた。そして、街行く人のファッションは黒一色。

今日のテーマは喪服。大都市と保守的な地方では違うが、スペイン語の先生に聞くと、その昔、先生の両親の世代では旦那さんや奥さんが亡くなったら一生黒い喪服で生活したという。

時代も移り変わり、近年では喪服を着る期間が1年になり、人により1ヶ月になり、さらに1週間になり、そして葬儀の当日限りになり・・・とだんだん短くなってきて、今や大きな都市では喪服姿の人を見かける事はほとんどない。

0 件のコメント:

コメントを投稿