2016年7月6日水曜日

ゲルニカとグッゲンハイム美術館 Gernika y Museo de Guguenheim

≪スペイン語は後日貼り付ける予定?≫

7/3(日) ビルバオにて
 
今日の予定はゲルニカ行きとグッゲンハイム美術館の再訪問。
Voy a ir a Gernika donde está unos 30kms de Bilbao, y el Museo de Guguenheim otra vez.
 
朝ゆっくりしていたらバスターミナルに着いたのが11時前。案内所で聞いて22番乗り場のバスに乗り込み、そこで運賃支払い。2.50€(380円)。30kmも行くのにこの料金は安いなと思った。11:05出発。
 
1時間ほど走ったところで「ゲルニカ」と書いた場所があって観光案内所のマークも見えた。あれ?ここかな?と一瞬思ったのだが、バスに乗って運賃を払う時に「ゲルニカはこのバスの終点?」と確認して置いたので、ここであるはずがないと、ともかくバスの終点まで行くことにした。

出発後1時間11分。あれれ、おかしいな?

道路をUターンするのだが、バスがこんなターンテーブルに
乗って。

海が見える村に来てしまった。
 
 
野を超え山を越え、海岸の見えるところまで来た。ゲルニカは内陸地にあるので、海岸が見えるわけはない。ゲルニカがバスの終点ではないことが決定的になった。バスの終点 Lekeitio レケイティオに着いたのは13:05。運転手に聞くと、「ゲルニカは途中にあったでしょ?あなた、そこで降りなかったの? ここからビルバオまでの帰りのバスは45分後ですよ」。
 
おなかもすいていたのでバルに入り、ビールとピンチョをひとつまみ。バルのお姉さんに「ここはいったいどこ? 何か有名なものがあるの?」と聞いた。お姉さん、パソコンで地図を見せてくれた。特に有名なものは無さそうだった。

 



 
 
 
45分後、帰りのバスが出発。ゲルニカまでの運賃は1.45€。往きの道とは違うルートのようだ。ともかくバスの一番前に陣取り、運転手と横に座った奥さんに「ゲルニカ!ゲルニカ!」と確認。無事ゲルニカに降り立つことができた。それにしても、バスを1時間少し乗って1.45€(180円)とは安い。

ゲルニカのバスターミナル
 
 
真っ先に「i」マークの観光案内所に。ところが閉まっている。日曜日は午後2時まで、と書いてある。仕方なく道行くおじさんに、博物館や遺跡などはどこ?と聞いたら、「もう開いてないよ」との返事。実際、ゲルニカ平和博物館に行ったが日曜日は10:00~14:00、月曜日は休み、火~土曜日は10:00~19:00、しかも3月から9月の間、と書いてある。

 
平和博物館
 
バスを間違えずに降りていたら見学できていたものを、残念! 仕方なく街を2時間半ほど散策。






これがだれかは知らない。Jose  Maria Iparragirre 

 
1937年ドイツ軍が絨毯爆撃した街の面影、遺跡などは見つけられなかった。きっと博物館にしかないのだろう。

唯一見つけた反戦の壁落書き
 
 
ここからビルバオまではEUSKOTRENエウスコトレンという列車で帰ることにした。きれいな車両で4両編成。乗客は全部で10人足らず。バスは結構乗っていたのに電車のほうは観光ハイシーズンだというのにこの有様じゃ大赤字だろうな。バスは15分に1本、電車は30分に1本ある。バスのほうが小さな村を寄りながら行くのでそれのほうが便利で客もよく利用するのだろう。

かわいくて、おしゃれなEUSKOTREN ゲルニカ駅
 
車両内。非常にきれい。


EUSKOTREN の車両2種。右のに乗ってきた。

EUSKOTREN ビルバオ駅構内

バスターミナルの混雑とは裏腹に閑散としている。
 
電車は50分ほどでビルバオに到着。同じ会社が運行する路面電車でグッゲンハイム美術館へ。

EUSKOTREN 路面電車運転席

発車すると間もなく車内検札があり、警官も同乗。


グッゲンハイム美術館は学校の課外学習で6月11日に行って以来2度目。例によって「わたし、年金生活者です」というと何の証明書を提示することなく安い料金を適用してくれた。通常16€(2,000円)のところ9€(1,130円)。グッゲンハイム美術館のネットの日本語サイトには「シニアまたは年金受給者」とあるが、65歳以上なら証明書なしでも適用してくれる可能性が高い。
 
6時に入館して閉館の8時近くまでゆっくり鑑賞。

トイレ内部。色が何ともおしゃれ。
消臭剤の匂いが強烈でこれは何とか改善してほしい。
一昔前の日本のトイレの消臭剤に近い。


白、グレー、薄茶色を基調にした建物内部配色。
一歩あるくごとに景色が変わり、そのこと自体がアートのよう。

内部から外のアートを見る
見上げてみると・・・・・
少しうす暗くて広~い空間。部屋の中は僕とガードマンの二人っきり。ゆっくりと右を見、左を見、くるっと回って振り返り、それを何回も繰り返す。贅沢な空間と時間。写真禁止などということもこの部屋はない。
(この部屋に限らず館内ほとんどの場所は写真OK。ただし動画や三脚禁止のところもある)
15分ほどもいただろうか、心が満たされた。
 



花真っ盛りのパピーPUPPY
 
 
ホテルに帰って翌日早朝の出発に備える。

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