2017年2月19日日曜日

ラ・アルベルカ遠足 La Alberca

2017年2月19日(日)記

昨日18日(土)に遠足でラ・アルベルカ La Alberca に行ってきた。一行全16人。ガイドの先生と僕以外は全員ウェスタンイリノイ大学の学生。昨日確かめて初めて分かった。

いままで「イリノイ大学」と言ってきたが、聞くと「イリノイ」の名が付く大学はたくさんあり、彼らの大学の正式名は「ウェスタンイリノイ大学 Western Illinois University」。州立の総合大学、学生数10,000人くらい、GPA3.21。GPAというのは学校の難しさらしく平均より少し難しいくらいらしい。

ウェスタンイリノイ大学のシンボルフラッグ
同大学のFacebookから引用

夕方から雨の予報だったので傘を用意しておくようにという事とサラマンカより高地にあるので寒いから暖かいものをたくさん着てくるようにと言われていた。結果的には運の良い事に、帰りのバスが出発してすぐに雨が降り始めて、それまでは好天、寒くもなく、「神のお恵み ¡Gracias a Dios!」の言葉が何度も出てきた。

ラ・アルベルカはサラマンカから南西へ80kmほど行った山の中の人口1、000人ほどの村。孤立した場所であったことから破壊もされず、建築学的にも珍しい様式の建物がたくさん現存し、世界遺産になっている。ヨーロッパ圏内でも、その美しさで注目されているそうで、特に夏になると観光客も多い。

サラマンカの語学学校に入っていなかったら、まずは来なかったであろう村だ。

と、こんな文章を日本語で書いていたらふと思った。日本語だから複雑な思いをかけるが、スペイン語では「仮定法過去完了」なんだろうか? この一文をスペイン語作文をするだけでたっぷり5分はかかりそうだ。

行く途中にトイレ休憩で入ったバル。

バルの外観とバス

ラ・アルベルカの村から少し山に登って行った。遥か向こうはポルトガル、
そして大西洋。  シエラ・デ・フランシア Cierra de Francia の山々。
こんなに美しい山並みは見たことがない。
 




いよいよこれからラ・アルベルカの村の中に入っていく。
その前に先生から村の歴史や文化についてゆっくりゆっくりした
口調で説明があった。単語の一つ一つが充分聞き取れるが知ら
ない単語が出てくるので、いくらゆっくりの説明でもわからないの
は同じだ。



 
キリスト、ユダヤ、イスラムの勢力争いで、「私たちはキリスト
教徒です」宣言・周知するために玄関上の石に彫り込まれた
文字。Jesús Madre Salvador Por Año 1763 と教えてくれた気が
するが?だ。

ガイドの先生も写真熱心

みんな子豚の上に乗って!! と先生に促されて写真撮影。
この子豚にいつわる話もあるが、ここでは割愛。
「サン・アントンの豚」で有名。本物の生きた子豚がこの村のど
こかをうろうろしているはず。遭遇できれば嬉しかったんだけど
残念ながら会えず。
同じクラスの女子大生。
お茶目で可愛くていつもキャッキャッ
と言っている人気者。

こぶたの石像がある場所


中央広場の記念碑?前で全員集合

中央広場

中央広場の露店

ツロン専門店。ツロンは普通クリスマスの季節菓子だが、
このラ・アルベルカだけは通年の名物菓子。

イベリコ豚を注文。その場でスライスしてくれる。



イベリコ豚の内でも最高級品。これが1/2人前9ユーロ(1,100円)
1人前だと値段は1.5倍くらいだったかな?
ビールは2ユーロ(250円)サラミとビスケット付き。
お兄さんに写真を一緒に撮って、と頼んだら、
ハムを飾り並べた皿をこんな風に持ちなさい、と指南。

この店おすすめのちょっと高めの赤ワイン
3.50ユーロ(440円)


イベリコ・ベジョータ・ハムの認定産地はこの地域付近にある
4か所だけ。D.O.というのがその印。
メモしておけばよかったんだけど、Dominado Origen・・・・
だったかな?正確な表記を忘れてしまった。
学校が用意してくれたパンフには歴史・建物のほかに注目すべきものとして、イベリコ豚・ハム、蜂蜜、スペイン伝統菓子のツロン Turrón 、アーモンド、サン・アントンの豚などが書かれてあった。

2 件のコメント:

  1. 素敵な街ですねー。まだまだ、たくさんガイドブックには出て
    いないような小さな魅力的な街があるのでしょうね。
    若者の中に一人交じって違和感なく行動で来ちゃうのが凄いですね。

    返信削除
    返信
    1. 僕のような年寄りは他にいませんの「ヒロシ」とみんな気軽に声をかけてくれます。こちらはクラスの5人の名前しか覚えていないので申し訳ないです。

      削除