2017年3月13日月曜日

ホームステイ先の家

今日は、今回のサラマンカのホームステイ先の家、どんな様子だったかをちょっと書いてみる。
 
スペインでは農村地帯とか、町から相当離れた場所でないと一戸建ての家 Casa はないのが普通。一般的には日本でいうマンションに住んでいる。ピソ Piso という。
 
それにしても、セニョーラのピソは大きい。15人ほども(今までの最高は17人と言っていた)一度に寝泊りできるのだから当然だけど。部屋は全部で9室。それに食堂、キッチン。バス兼トイレ兼洗面所は3つ。

全体は1本のL字型の廊下でつながっている。僕の部屋以外は2室づつが組みになっていて廊下からいったん小さなサロンのような部屋があって、そこからそれぞれの部屋に入っていくような構造になっている。各部屋はかなり大きく、ベッドが何台か入っていて数人で使っているようだった。
 
僕に与えられた部屋は4畳ほどの小さな部屋だった。ほかの部屋とは違って、廊下から直接入っていく構造になっていた。昔はドレスルームか納戸だったような気がする。
 
聞くと、どうも何かのクリニックのあとだったようで、小さな診察室と待合室とメードの作業室などもあったらしくそれを改造して今の形になっているという。ほかの部屋をのぞいたことがないので、ピソ全体の構造がどうなっているのかわからないほど大きい。
 
それぞれの部屋は大小4つの中庭 Patio や外の通り Calle に面しており、3つのドア(家族用、診察客用メードの作業用)は2つの階段に通じている。
 
そんなのを買ったの?と聞いたら「下宿業」のために「借りている」らしい。家賃をいくら払っているかは聞き漏らしたが、街一番の繁華街に面したビルの中のピソなので相当高いと思う。

郊外に広い庭付きの自宅(家 casa)を持っているが年に何回か行く程度で、放置。思い出が残っているので貸したり売ったりするのはいやだそうだ。
 
10年で2,000人もの学生を受け入れているんだから自宅に帰っている暇などないのは当然だ。休みもないので旅行にも行っていないらしい。旅行好きでもないらしいが。

2 件のコメント:

  1. セニョーラ一人で切り盛りですか?凄いバイタリティーですね。
    スペイン人も働き者はいますよね。しかし、彼女はなんのためにそんなに
    働くのでしょうか?この商売が好きなのでしょうかね。

    返信削除
  2. 昔レストランで働いていてシェフが休みの時は彼女が代役で料理を作っていたとかで、料理は好きで得意だそうです。ただ、毎回10人前以上を作るのは結構な作業量で、料理好きというだけではとても務まりません。
    あと数年頑張って、そのあとは今お手伝いに来ている人に仕事を譲って、旅行などやりたいことを実現する人生を送りたい、と言ってました。
    離婚した後、日々の生活費稼ぎをせざるを得ない、前夫からは1ユーロの金も入ってこないので、などと言ってましたね。

    返信削除