2019年3月31日日曜日

「牛追い祭り」の街、パンプローナへ

3月30日(土)サラゴサからパンプローナへバスで移動。

27、28、29、30、と4日目のサラゴザ。朝、パンプローナ Pamplona 行きのバスは11:45発。11時にホテルを出れば充分なので、ホテル近くにあってまだ行っていないところに行ってみることにした。

ひとつはカエサラウグスタ博物館。街の中にこんなのがあるということは、いかに古くからの街であるかの証拠、というべきか。9時過ぎという朝早くだったのでまだ中に入れず、外からの見学だけ。






ふたつ目はラ・セオという世界遺産のカテドラル。10時開扉と同時に入場。この日最初の入場者。中は写真撮影禁止。内部の石の床や壁や天井は白や黄色の石できれいに洗浄されているのか綺麗だ。豪華な金張りが残っている装飾や像もきれいだが、絵画はみな薄黒く、修復がむずかしいようだ。電気のない時代の光は皆ロウソクで、その為すすで汚れてしまってしまっている。



十字架のキリストや赤ちゃんを抱いたマリアは分かるが、歴史や宗教に疎い僕にはだれが何をしているのかわからないし興味もわかない。

11時45分発のサン・セバスチャン行きのバスは定刻に出発。僕は途中のパンプローナで降りる。1時間50分のバスの旅。



前の席のスペイン人お兄さん2人組、しゃべるしゃべる・・・出発してからずっとしゃべりっぱなし。3秒と話が止まらない位のうるささ。何を言っているのか聞き取れないので余計うるさい。パンプローナで降車してたまたま一緒にトイレに入ったが、そこでもまだ話が止まらない。「そこのお前ら!うるさい!!ええ加減にしろ!!!」と怒鳴りたいくらいだ。

バスターミナルには観光案内所がない。適当と思われる近くのバス停に行って地元の人にバス路線を聞き、バスの中で乗客の女性に降車停留所を聞き、無事ホームステイ先マンションにたどり着いた。

呼び鈴を押しマンションのドアを開けてもらい、エレベーターで5階へ。あらかじめ伝えておいた時間に家に到着。挨拶。お昼ご飯も作っていただいて、おいしくいただいた。第一印象、料理上手で期待できそう!許しを頂いたら写真をアップすることにしよう。

ちなみに、最初の料理は サン・ハコボ San Jacobo 。「comida espanola san jacobo」で画像検索したら出てくる。スペインの定番料理で、ヒレ肉とハムとチーズをサンドイッチにして衣をつけて揚げたもの。買ってきた出来合いのものじゃないですよ、と教えてくれた。

夜は定番のトルティージャ。明日からの食事に期待。


2019年3月30日土曜日

サラゴザの3日目

3月29日(金)

特に教会や美術館が好きでもなく、2つ3つも観れば十分。教会1つ、宮殿1つ、美術館1つを観たし、疲れも少しあるので今日は路面電車に乗って終点まで行ってみることにした。



南北に1路線あるだけで、どこまで乗っても1.35€(175円)の均一料金。まずは市の中心から南に向かった。終点の駅は Mago de Oz。「オズの魔法使い」という駅なのかな?



新興住宅地で、広々としたところに中層住宅ビルと公園などが点在する。人通りはほとんどなく、たまたま通りかかった人に聞くと、ここには観光客が見るようなものは何もなく、ただの住宅街だという。バルのような店は何もないとも聞いた。


少しターミナル駅のまわりを歩いてみるとスーパーがあった。昼時だったので昼食材料を買いに入った。

野菜や魚の名前の復習がてら見て回り、クロワッサン2個、イベリコハム75g、カリフォルニアサラダ1パック、バナナ2本、占めて6.24€(811円)で買った。



イートインのようなコーナーはないので、すぐ近くの誰もいない公園のベンチに座って一人食事。快晴で気温は20度ほど。快適だ。







この終点には何もないので、今度は北の終点まで40分ほどかかって移動。Avenida de la Academia 着。ここは南の方と違ってそこそこにぎやかだ。とはいっても店がたくさんあるわけではない。

病院のような建物があったので、入ってみることにした。



フリーのWiFiがあれば、と探していたところだったので、これ幸いとつないでみた。残念ながら、電波に問題があるのか Line の文字のやり取りはできたのだが、ビデオ通話はできなかった。

中はいかにも病院、という感じで日本とそんなに違いはない。カフェテリアらしきところがあったので、のぞいてみた。食事時を少し過ぎていたので、人はまばら。



ビールのサーバーが見えたので、「おっ!ここでビールが飲めるのか!」とうれしくなって「ビール!」と頼んだところ、「ここのは普通のビールじゃないよ」という。


ボーイさんに「写真、撮って良い?」
と聞いてからパチリ!
普通のビールサーバーはマークの色が
確か赤だった。ここのは青だ。
すぐに理解ができなかったが、「アルコール・ゼロ・パーセント」というので「普通ではない」の意味が分かった。それはそうだよね、日本でも病院の中ではアルコール類はないでしょうね。

納得してコーヒーを頼んだ。1.05€(137円)。

2019年3月29日金曜日

スペイン行き: 出発から3日目まで


パンプローナPamplonaへスペイン語短期留学の開始。

3261820 大阪出発。2728293日間サラゴサZaragoza観光
330 パンプローナPamplona入り、ファミリー宅へ
41 語学学校開始
  4週間勉強
426 学校最終日
427 パンプローナを離れ別の町へ
4月30日 マドリッドへ
5月1日 マドリッド出発
5月2日 日本帰国

8回目のスペイン留学はこんな予定だ。

実は今回はスペイン語勉強だけではなく「日本語を教える」とか「スペインにおもちゃ病院のきっかけを作ろう」という“野望”もあったのだが下調べ不足で、できそうにない。欲ばらず、スペイン語だけにしよう。することにする。


「日本語を教える」のと「おもちゃ病院を作る」のは次回への宿題とし、今回はそのための下調べに徹することにする。

3月26日18時20分。大阪国際空港を出た。

前回トレドに行った時の飛行機は中国国際航空Air China Internationalでなんとマドリッド往復が57,000円の格安であったが、今回同じ会社で93,000円。暴騰だ。

前回の便は全便Air China使用で北京で9時間の乗り継ぎ時間だったが、今回の乗り継ぎ時間は4時間。これくらいなら苦にならない。

チケットは全行程 Air China だが、往きの大阪―北京が深セン航空と Air China とのコードシェア便で、この便を使うから北京での待ち時間が少なくなった。ただ、フラッグシップの Air China なら何となく心配さも低いが、中国の中程度航空会社、深セン航空の運航となると何となく不安感も増大する。




機材はボーイング737-800。ボーイング737というと今悪いことで有名になっている機種だ。搭乗して「安全のためのしおり」を見ると、
  B737-800/900/MAX
と書いてある。



一瞬ドキッとするが、中国はMAX8の飛行中止を決めた世界最初の国。とにかく身を任せるしかない。

B737-800B737MAXより古い前の型で新型のMAX8が事故を起こした、ということだ。ボーイング社は安全確認を怠って見切り発車、見切り発売をしてしまったのか。

とにもかくにも、北京には無事定刻に着いた。この空港、3回目で様子もわかってきた。さっさっと乗り継ぎ手続きをしたら、30分ほどで済んで搭乗ゲート前に来てしまった。

マドリッドまでの Air China 便も順調に飛行、日が変わって27日のマドリッド時刻の早朝5時55分の定刻に無事到着。家を出て(26日午後13:30)から24時間30分かかった計算になる。

27日(水)到着してすぐにマドリッドからバスで3時間半のサラゴサ Zaragoza に到着。ホテルは観光地の中心街のど真ん中にあり、タクシーで行っても費用はそんなに掛からないのだが、スペイン語の勉強にはならないので、バスで行くことにした。

ホテルから歩いて2分の所にサラゴサNo.1の観光建物カテドラルとゴヤ美術館がある。時差ぼけ対策のため早速観光に。




飛行機の中ではほとんど眠れなかったので、疲れと睡眠不足でその夜はグッスリ、と言いたいところだが、ビールを美味しくいただきすぎたので何回も夜中にトイレに行きながらの一晩。

28日(木)前夜は風呂に入らず寝入ってしまったので午前中にゆっくり入浴。ついでに風呂タブの中で洗濯、ハンガーにかけておいた。
しずくが落ちるほど、だったが、
夕方帰ってみると完全に乾いて
いた。空気が乾燥している。

昼から観光。世界遺産指定のアルハフェリアという宮殿。14時から16時までの昼休み時間に行ってしまったので時間つぶしが必要になった。

最近、住んでいる高槻市でもするのだが、バスで終点まで行って散歩、という運動。スペインでも同じことを時々するが、今日もやってみた。

たまたま来たバスにフラッと乗って終点へ。ついたのは何の面白みもない住宅地に。バルで一杯ひっかけて元の場所へ。宮殿の午後の再開の時刻、16時ちょうど。

入場料3ユーロのところ、年金生活者は割引料金1ユーロ(130円)でOK。

ここでおばさんにひっかかった。というか、話し相手をさせられた。アルゼンチンから一人で観光に来た画家の女性。見学している宮殿の中で話しかけてくる。僕もスペイン語の勉強になるので、適当に応じていた。よくしゃべる、よくしゃべる。知らない単語もたくさんあるし、中米独特の言い回しもある。

天井に書かれた見事な絵や文字を読むのに、iPhone の写真機能で拡大してみている。「眼が悪そうですね」と言ったら、どこをどう聞き間違えたのか「私の眼が綺麗ね、と言った?」と喜ぶ。トホホ・・・・!

宮殿を出て、スペイン後の勉強のお礼にバルでビールを一杯いかが?とお誘いをしたらOK。時間があるときになにをするのが好き?などと他愛のないことをしゃべっているときに音楽の話になった。彼女、歌が好きでアルゼンチンタンゴを一曲。僕も何かを、というのでた「ベサメムーチョ」を歌った。


陽気なおばさま

歌いだした途端、横のテーブルに座っていたスペイン人の5人組おばさんグループ、「ファンタスティック」と言って一緒に大声で歌いだした。街路に張り出したバルのテラス席で皆が大合唱。

別れるときは皆、ハグと握手。充実の一瞬でした。

2019年3月27日水曜日

8回目のスペイン語学留学、スタート

3月に入ってから本格的にスペイン語の留学先を本気で探し始めた。

今まで行ったことのない街。
大都市でないこと。できるだけ小さな街。

が最低条件。

まだ行っていない地方は、マドリッドから北東、東、南東と島。今回は北東、サラゴサ Zaragoza を中心に探してみることにした。サラゴサは結構大都会で人口70万人足らず。もちろんスペイン語学校はあるが、もっと小さな街を、ということでパンプローナ Pamplona というのがあった。

パンプローナPamplonaは人口20万人足らず。学校もあった。だいぶ前に行ったサン・セバスチャンに近いところだが、まあいい。


上の方のオレンジ色のマークがついているのがパンプローナ

この街は「牛追い」で有名だが、人がたくさん集まるその時期は嫌なので外した。


3月26日(火)が出発の日。


2019年3月23日土曜日

期日前投票

4月7日(日)に大阪府知事選挙がある。告示の翌日、3月22日(土)に期日前投票に行ってきた。

生まれて初めての体験だ。会場入り口にはアドバイスをしてくれる人がいて、「期日前投票宣誓書」(という名前だったかな?)に住所、氏名、生年月日、期日前の投票をする理由を書くだけで、押印は不要。

中に入ったら、係の方が記入内容をパソコンでチェック。すぐに投票用紙を発行してくれることになった。

身分証明書やマイナンバーなどはいらない。これでは僕の名をかたって投票する悪人が出てくるのではないかと、「えっ? これだけ? 免許証とかで本人かどうかをチェックしないの?」と聞いたら、「そのような確認はしません」とのこと。

このまま投票しても、無記名投票だからなりすましの悪人がだれに投票したかを後で調べる必要が出てきても不可能だ。極端な話、1票違いで当選・落選というような場合はどうするんだろう?

なぜ期日前投票をしたかって? 3月26日(火)にスペイン語学留学に向かって離日する予定だから。これについては、明日からゆっくりといろいろ書くことにする。

2019年3月13日水曜日

京都・淀の河津桜見物

毎日新聞に京都・淀の淀水路沿いに河津桜が満開、との記事を昨日3月12日(水)夕刊に見つけ、今日早速見に行ってきた。



2002年の2本からスタートして、今は淀地区全体で300本、水路沿いにはそのうち200本が満開だとのこと。

バスと電車を乗り継いで1時間。雨が降るかも、との予報もあったが幸いに雨はなく、ただ結構寒い。手袋を持ってきていてよかった、と思う程。






ソメイヨシノよりピンクの色が濃く、まさに満開。日光の当たり方によるのか満開を過ぎているのもある。青空がほとんどなく、ピンク色の薄いソメイヨシノなら雲の白い色に溶け込んであまり良くないのだが、河津桜は濃いピンク色なので充分映えて綺麗だ。

この花の少ない時期、ソメイヨシノとは違う時期の河津桜はうれしい。どこから聞いたのか、中国人や韓国人も結構来ていた。

水路沿いに出店を出していた露店でサバの押し寿司を買い、花の下で昼食。満足。