2015年11月3日火曜日

はにたんプレミアム商品券 192冊に殺到

国の消費喚起策の一つで全国で2500億円の予算を充てた全国のプレミアム商品券。高槻市の場合、1万円で1万2千円の買い物が出来る「はにたんプレミアム商品券」を10万冊発行した。税金を2000円x10万冊=2億円 使う、ということだろうか。

1人最大5冊購入できるという事だった。6月・7月に募集の期間があり、我が家でも3人x5冊=15冊の応募をした。すべて当選すると18万円分使える、という事だ。
 
 

申し込み多数で、当選倍率2.15倍。抽選の結果、我が家はラッキーなことに3人とも当選した。使用可能期間は年末までの4ヶ月少々。家族内では「そんなに使うかな?」と言う声もあったが、パソコンが故障したし使い切れなかったら新しいパソコンでも買う事にしよう、という事で15冊すべて購入。

 

あれから2ヶ月少々経った。日々の食料品や衣料品などで18万円分のほとんどすべて使い果たした。4ヶ月どころか2ヶ月しかもたなかった訳だ。パソコンを買うどころではない。

最初の抽選で当選権利を放棄した人が少なからずいて、落選者の中から追加当選者を決定する旨の告知があり、さらに最終的に192冊売れ残ったのを今日3日に市役所で販売する、とのお知らせが高槻市の広報に載っていた。

朝10時から販売するとの事。ネットのツイッターを見ると、9時に整理券を渡し始めるとの事だったので娘と9時少し前に家を出た。9時前には市役所に着ける。あわよくば2冊ゲットできる、という算段だった。人間の心理とはおかしなものだ。市役所の方向に向かっている人がみなプレミアム商品券を買いに向かっている、そんな風に見えて「ライバル」に思えてくる。

市役所周辺では菊花展もやっていて結構な人がいた。市役所入り口近くに100人くらいの行列とプラカードを持ったガードマンがいるのが見えた。販売開始の1時間以上前なのにもう100人もいる、と感心。「ここが行列の最後尾です」と書いたのをもっているんだろうと近づいた。

驚いたことに、プラカードに書いてあった文言は「整理券の配布を終了しました」だ。
 
 
 
ガードマンによると、朝6時にはもう行列が出来ていて、7時には100人を超していた、との事。買えるのは一人1冊限り。2000円のプレミアムを得るために3時間も4時間も前から並ぶとは、すごい根性・努力だ。

それに加えて驚いたことがもう一つ。今並んでいる人、約100人。「何に並んでいるの?」と聞いたら「キャンセル待ち」との事。192冊(192人)の整理券の中からキャンセルが出たらゲットで来る、ということらしいが、いくらなんでも50人も100人もキャンセル者が出るとは思えない。列を作って、並んでいるのが楽しいのか、おしゃべりをしているのが楽しいのか?

家への帰り道、往きと同じように、すれ違う人がみな商品券を求めて向かっているように思えてくるが、違うのは「ライバル」と思うのではなく「もう今から行っても買えませんよ」と教えてあげたくなってしまうことだった。

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