2014年7月31日木曜日

ちょっと慣れてきたサンティアゴ

7月30日(水) 1週目の3日目

どうしたのか今日のクラスには韓国人が来なかった。別のクラスに行ったのか単に休んだのか。

きのうの授業でも、一人だけ「会話のしあいっこ」(たとえばレストランのボーイとお客の立場になって適当に会話の練習をする、など)に参加せず、先生に「??」と言うしぐさを投げかけたら、先生が「いいの、この子は放っといて!」と言うような感じだった。

今日の一般授業 (09:00~10:30の90分と、11:00~12:30の90分)の内容:

ser  estar  hay  の使い方
指示代名詞・指示形容詞 este  ese  aquel など
qué cuál cuálesの使い分けの仕方

会話授業 (12:50頃から13:20頃の30分)の内容:
料理の味の表現 dulce(甘い) salado(塩気のある) ácido(酸っぱい) amargo(苦い)など

夕方は疲れて寝入ってしまった。

5時ごろに起きてすぐ近くのWiFiカフェへ。「夏の特別セール」のメニューのうちの今日は2番目。「1906」だ。ビールのブランドの名称らしい。運ばれてきたのはビールとポテトチップス。おつまみがきのうと違ってちょっと少ないが、よそのテーブルを見ると同じなので僕だけ差別されているようではない。塩味のポテトチップスは普通においしい。



昨日と同じ場所に陣取って1時間以上もネットにつなげて、日本のニュースとメールのチェック、そしてブログのアップ。すると若い男性店員さんがニコッとしながら一皿持って来てくれた。「サービスですよ!」と言う感じで。トルティージャと具入りの小さな菓子パンとチーズがたっぷりかかったオープンサンドの様なのが載った一皿だ。これだけ頼んでも1ユーロ(140円)じゃすまないと思うくらいだ。



もちろん帰りの勘定は1.3ユーロ(180円)でオーケー。僕があと1ヶ月ほどいて、ネットをしにまた明日も来るよ、という事を言って支払いを済ました。対日感情は良いので「日本からスペイン語を勉強に来ているんだよ」と言うのもサラリと付け加えて。

夕食場所を探しに付近をうろうろ歩き回った。なかなかない。歩き疲れてステイ先近くにまで戻ってきてしまった。どこでもいいや、と思って小さなカフェバーに入った。入り口の横のガラス窓にMENUの表示があって8ユーロとあった。

ここで一言、スペイン語の勉強。MENU(メヌーと発音する)と言うのは簡易コースのこと。もちろん店によって違うが、

  1皿目: サラダやスープが何種類か書いてあってその中から選ぶ。
  2皿目: メインの料理で、魚や肉(鶏、牛肉、豚肉など)料理を1つ選ぶ。
  デザート: アイスクリームとかプリントかフルーツとか。コーヒー・紅茶でも良いかもしれない。
  飲み物: 水かワインかジュースかビールか、など。

日本で言う「メニュー」はこちらでは「carta(カルタ)」と言う。「メニュー持って来て!」などと言うと「定食をください」という事になるのでややこしい。

料理の名前などほとんどわからないので、取敢えずミックスサラダと豚肉を何か調理したものとビールを選んだ。

最初に出て来たミックスサラダ、カレー皿の大きさの皿に生野菜が山盛り。これにたっぷりのオリーブオイルがかかっている。悪く言えば「ギトギト」と言う感じ。これだけで腹一杯になりそうだ。でも、こちらに来てから生野菜を食べるのは初めてで、すっかり平らげてしまった。



2皿目は豚のカツレツだった。添え物としてポテトフライが一杯付いていたが、さすがにこれは食べきれず残した。



ビールはもう一杯追加した。ビールは店によって違うが、200ccだったり250ccだったり300㏄だったり。最後にコーヒー。注文したのは「カフェソロ」と言うが、エスプレッソだと思う。



これで全部で8ユーロ(1100円)。

1階級ランクを下げて受講

7月29日(火) 1週目の2日目

9時ちょうどに新しいクラスの授業が始まった。僕以外、全員若い。韓国男性、日本女性、国籍未確認の女性3人と男性1人の計7人。やさしいクラスなので、先生の話すスピードが少しゆっくりかと思ったのだが、昨日と全く変わらない。かえって昨日よりも早いかもしれない。

日本人の若い女性は大阪の人で、僕と同じく大阪のスペイン語学校の ADELANTE と言う会社を通じてここに来たという。3ヶ月間いて今週が最後らしい。

授業内容:
レストランでの会話の仕方、注文の仕方
直接目的語 lo  la  los  las
間接直接目的語 se lo  se la  se los  se las

最後の会話レッスンは前日と同じで、2人で30分。頭・顔の描写の仕方だ。髪の毛を7・3に分けているとか、ポニーテールだとか、三つ編みとか、わし鼻だとか、奥目だとか、シミとか、イボとか・・・・・。そんな単語、1年に一回も出て来そうにないのを延々と30分。ちょっと無駄だと思うんだけど、説明を聞くだけで耳の慣れに役立つのかなと、辛抱辛抱。

もらったプリントをもう一度読んでみたら、誰かが街中で泥棒の被害に遭い、警察で犯人の人相を説明する時に使う表現方法だと書いてある。

ステイ先にWiFiがないのでパソコンをインターネットにつなぐのに少々苦労していたが、家のすぐ近くに無料でWiFiを使えるバールがあるのを見つけた。もちろん入って何かを注文してWiFiを使わせてもらうのだが、パスワードなしで簡単につながった。

何を注文したか? 入り口に「夏の特別セール」とあって4つの品名が書いてある。



皆1.3ユーロ(180円)だ。取敢えず一番上のが何かを聞くと「ビール」と言う。これはいい、とそれを注文。持ってきたのがこれ。




330㏄の瓶ビールとおつまみ。おつまみと言っても「タパ」1皿分は十分にある分量。ポテトチップス、小さなソーセージ2個、イカリングフライ1個、ミニ・ボカディージョと豪華だ。

勘定の時にホントに1.3ユーロかな?と少々首をかしげながら聞くと間違いなく1.3ユーロと言う。明日からはネットはここだと決めた。

さて、夕食の話。学校の生徒たちが夜9時に、ある広場に集まってみんなで夕食を取ろうという事になっているという。好きな日に都合がつけば行くだけで、毎日何人かが集まっているらしい。僕にも声を掛けてくれたので行ってみた。

12人が集まった。9時と言えば夕食が始まるとき。12人が座れるところ等、すぐには見つからない。当てにしていたらしいバールがあいにく今日は休み。仕方なくなんとなく7人と5人の2組に分かれ、僕は5人の中に。僕は付いて行くだけ。

行ったバールは大盛況だ。テーブルが空くのをしばらく待った。食べ物の注文内容は4人任せ。僕が言ったのは「カーニャ(生ビール)!」の一言だけだ。「タパ(小皿)」で出て来たのを皆でつまむ。


ガリシア風タコ

名物のトルティージャ

トルティージャ2皿、トウガラシ、タコ、パン(これは無料)と全員ビールなど2杯ずつを飲んで勘定は40ユーロ足らず。一人8ユーロ(1100円)で済んだ。この店はトルティージャで有名な店らしい。

僕以外の4人の構成は次の通り。30~50歳くらい。

オーストリア人男性(母国でスペイン語の先生)
スロベニア人女性(母国でスペイン語の先生)
スイス人男性(母国でスペイン語の先生)
ドイツ人女性(母国で小学校の特殊学級の先生)。

スペイン語の先生3人は当然のことながら元から語彙力に申し分なく、ただ会話に慣れに来ているだけ(と思う)。ドイツ人女性は5月からスペイン語をここで習い始めもう3ヶ月完了するところでほとんどペラペラ。そんな中で僕ひとりまたもや孤立。時々、やさしく僕に話しかけてくれはするけど。

全員母国語はドイツ語。みんなドイツ語は一言もしゃべらずスペイン語でやりあっている。冗談を言って大声で笑っているけど僕にはさっぱり???だ。冗談がわかるスペイン語をしゃべれるようになれるのか?なれないのか? 10年以上やった英語でさえ出来ないのに、スペイン語でできるようになる訳はないですよね。

2014年7月30日水曜日

いよいよ語学学校の初日

7月28日(月)
 
クラスメートは4人。60歳くらいのカナダ人男性、30歳くらいのブラジル人男性、30歳くらいのイギリス人女性、と66歳の僕。

スペイン語の語学学校のクラスは6段階に分かれている。下から、A1 A2 B1 B2 C1 C2 になっていてA1はちょっとかじった事のある人、最上級のC2は映画や本の翻訳を難なくこなせる人、と言う設定(だったかな?)。僕は今回はB1に入れてもらった。

ところがこのクラス、相当難しい。このクラスを終えると、確か「日常生活では自由にお話が出来る」と言うレベルだったかと思うが、とんでもない。クラスメート3人はそこそこ先生と会話しているのだが、僕ひとり取り残されている。

日本ではカルチャースクールでスペイン人先生の「中級クラス」で楽しんでいるが、とてもそんなレベルではない。話すスピードは2倍、話す量は4倍も5倍も。機関銃のように単語と文章が流れていき、ため息の連続。それでも、文法上の知識は他のクラスメート以上に持っている。文法の説明の時だけは、知っている内容だから先生の説明を先回りして考えているのでついて行ける。

授業内容:
現在完了の形と使い方
単語のアクセントのある位置の規則性
ファミリーに言い方: 親とか孫とか娘婿とか

授業の休憩時間にみんなで言ったカフェでカフェコンレチェ
(ミルクコーヒー)と頼んだら、お願いしていないのにこんな
綺麗なのが出て来た。


90分 x 2 のレッスンが終わって、先生が僕にそっと言ってくれた。「クラスのグレードを一つ落とす? いつでも好きな時に帰ってきたいなら出来ますよ」。僕が余りにもわからなさそうにしているので見かねて言ってくれたのだ。有難く「そうします」と答えて、2日目からは1階級やさしいA2クラスに変更することにした。

続く45分は会話集中のレッスン。こちらの生徒は、僕と上に書いたイギリス人の女性と計2人。人数が少ないので45分から30分に短縮された。何とかこなして初日は終了。

夕方には、語学学校によくある「Actividades」(放課後課外学習)。新入生歓迎の「一杯飲み」を含む市内案内。先生2人が9人の生徒をガイドしてくれる。歴史・宗教に極めて疎い僕には説明はさっぱりわからない。

  歴史知識のバックグラウンドがない
  歴史・宗教を語る上での必要な専門用語を知らない、関心がない
  世紀や年代を聞いてもすぐに数字になって頭に浮かんでこない
  加えて、一般的な話の進行上の語彙不足

ナイナイ尽くしでは話にならない。話をうわの空で写真を撮っていたら、皆を見失ってしまった。このツアーの最後に「新入生歓迎の乾杯とタパス試食」が付いていたのに、一番おいしいところを外してしまった。残念。

寂しくひとり、バールに入って個食。観光中心地のバールに入って、ちょっと「やけくそ気味」になって、ビール3杯(250cc x 3)とタパス3個平らげたら20ユーロ(2,800円)も取られた。ビール1杯が2ユーロ(280円)は高いし、タコが6.5ユーロ(900円)がだったのが高かった。




カテドラルのあたりをぶらぶら

7月27日(日)

明け方は結構涼しくて、17℃くらいだった。窓の外の道路は坂になっているが、自動車がほとんど通らず、坂道の自動車のエンジンの音を心配していたが、杞憂だった。もっとも、疲れすぎのせいか初めてのベッドのせいか夜中に4度も5度も起きてトイレに行く始末。

朝食は、日曜日とあって遅い。朝9時と言っていたが用意されたのが9:30。部屋に持って来てくれた。

  薄く小さいトーストが2枚、小さなパック入りのバターとイチゴジャム
  ミルクをコップに1杯とインスタントコーヒーの瓶、これでミルクコーヒーを作れ、というわけ。
  これで終わり。



今日はカテドラルの方に向かって歩いてみた。地図も見ずに行ったが、人がゾロゾロと歩いていくのに付いて行くと自然と着いた。家から10分ほどの距離だ。7月8月ともなると日本人の巡礼者(宗教に関係なく巡礼の道をただ歩いただけの人も多いのだろうけど)も何千人といるらしいが、東洋人らしい人さえ見つけるのが難しい。



何もせずに広場の隅で30分ほど観察していると日本人の若者(男性)を2人見つけた。真っ黒に日焼けしていてリュックを担いでいる。巡礼の道を歩いてきたのだろう。





近くにミュージアムなどもあったがどこにも入らずに、2時の昼食に間に合うようにと家路を急いだ。途中『旅物語』の日本人団体ツアーの一行、15人ほどだったかを見かけた。

昼食も僕ひとりで部屋で食べるのかな、と思っていたら、今回は初めてファミリーと一緒。旦那さんと奥さんと僕の3人。相当小さなテーブルにイスは背もたれもない、30cm x 30cm 位の小さな木の椅子。

食事の内容は、
  スパゲッティとソースは紙パックに入った出来合いのもの
  骨付き牛ステーキ
  パンと水
  デザートはメロン

相当質素だ。今までで一番良かった家では、これにスープとサラダとワインが付く。支払う費用はほとんど同じなので、この差はどうなんだろうか? これからすこしはグレードアップしていくんだろうか?

2食付の契約なので夕食は自分で食べる。ファミリーに聞いた場所をうろうろしたが適当なところが見つからない。このファミリーは多分外食をあまりしないので、「お薦めの場所・店」を知らないんだろう。仕方なく、人が一番いそうな店に入ったが、選定失敗。まずい、高い。明日から学校が始まる。先生に聞くのが一番だろう。


家を出てから27時間でサンティアゴ

7月26日(土)

定刻より30分遅れてイスタンブールを離陸。



イスタンブールまでは日本語のアナウンスもあったが、この飛行機にはもう日本語はない。スペインのビルバオに一時寄港。ここで174人乗りの飛行機にほぼ満席だった乗客のほとんどが降りて、この飛行機の最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラにまで行く乗客は15人だけになった。

ここで下りる乗客の降機と荷物を下ろすだけなので時間はかからない。15人は機内に残り待機。東洋人らしい女性が2人いた。ミドルの女性に、「東洋の方と見えますが・・・」と英語で話しかけ初めて、ちらっと座席を見るとNHKのテレビスペイン語講座の本が見えた。「あっ、日本人ですね」。

もう一人の若い女性も日本人で、大学生だと言う。どちらもサンティアゴ大学のスペイン語夏期講座の留学生だった。ミドルは4週間、大学生は2週間の予定。僕が行くのはイリア・フラビアと言う語学学校で、彼女たちのとは違う。同じサンティアゴ・デ・コンポステーラなので街中で出会うかもしれない。人口10万人足らずの小さな都市なので。



飛行時間1時間ほどでサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着。EUへの入国になるのでいろいろ厳しいかなと思っていたのだが、入国管理はパスポートを一瞥しただけ、税関も何もなしで非常に簡単、2分もかからないで終わった。

あたらしい(そう見えた)綺麗な空港。
乗客が少なかったのでガランとしていた。

 2人の日本人女性とタクシー乗り場で分かれて、一人でタクシーで市内に向かった。タクシー料金は、最初からメーターが「21」を指している。空港から市内まで17km位、高速道路をMax.140km/hの猛スピードで飛ばし15分ほどでホームステイ先前に着いた。市内へはどうも均一料金らしく、それが21ユーロ(3,000円)だったようだ。

ビルの玄関口にある4Lというネームプレートの押しボタンを押すと女性が応答。「日本人の・・・・・」という間もなく「Vale,vale(わかった、わかった)」との返事があってビルのドアを開錠する音がした。エレベーターで4階(日本で言う5階)へ。5階でもエレベーターがない建物もあるそうなので、良かった! さあ、これからホームステイが始まる。

ファミリーは80歳くらいのご主人と75歳くらいの夫人のふたりだけ。スペイン語での初対面の挨拶もままならない。とにかく、「スペイン語はちょっとしか話せませんので」と宣言。綺麗な部屋。専用トイレ・シャワーを注文していなかったがラッキーなことに「ここのトイレ・シャワーはあなた専用です」と言ってくれた。

家を出てから27時間余り、疲れたのでごろんとベッドでひと休み。

シャワーを浴びた後、街中を散歩。あの有名なカテドラルは明日行くことにして、今日は語学学校まで行って見る事にした。ZARAなどの高級店舗がある通りを通って10分も歩くと学校があった。この街は丘の上に出来ているようで、いたるところ坂だらけ。平坦な道路がほとんどないように思う。

夕食は、ホームステイ先には注文していないので普通はないのだが、「今日だけは特別ですよ」と用意してくれて僕の部屋に持って来てくれた。




一人で黙々と食べて、食べ終わったのが夜の9時前。外はまだ明るい。ベッドに横になると眠り込んでしまった。いつ頃暗くなったのか。夜中に何度も起きた。7時半ごろに夜が明けた。

2014年7月29日火曜日

37℃もの灼熱地獄の高槻の家を出発。

7月25日(金)

飛行機の出発予定の丁度2時間前に関空に着いた。チェックインに予想以上に時間がかかり、搭乗ゲート前では大した待ち時間もなく搭乗。ほぼ予定通りの22:30に離陸。

トルコのイスタンブール行き飛行機はエアバス330、満員。座席の前後の間隔がえらく狭く窮屈だ。食事はネットの情報では結構好評のようだ。実際、エビとキューリのサラダ、茄子とピーマンのソテー、白身魚のグリル、ケーキはとてもおいしかった。機内食でそんなに印象に残るのはないのだが、これは結構いけた。



マレーシア航空の事故があったウクライナの少し南側を通過して、13時間かかって無事イスタンブール着。日が変わって、現地時間の26日朝5時30分だ。日本の時刻との差は6時間遅れ。

乗り継ぎの待ち時間3時間少々あり、スペインのビルバオ経由でサンティアゴ・デ・コンポステーラ行きに乗り継ぐ。「乗り継ぎ」の案内に従って進んでいくとあっという手続きは済んだ。乗継便のゲートがまだ決まっていないので決まるまでベンチに座って時間つぶし。

出発予定時刻の1時間半ほど前にやっとゲートが決まって、ゲート前に移動。のどが渇いたので売店で缶入り飲み物を買った。スイカ・ティー。ほのかなスイカの香りが付いた紅茶だ。それにしても値段が高い。3ユーロ(520円)。



先日、友人が経営する「よろず屋」でスイカ入りの飲み物を買ったのを思い出した。これは特価で88円だったかな。

2014年7月24日木曜日

いよいよサンティアゴ・デ・コンポステーラへ

サンティアゴ・デ・コンポステーラでの「スペイン語5週間短期留学」。いよいよ明日25日に出発だ。帰りは9月2日。

35度以上の酷暑の大阪から、8月の平均最高気温25度の現地へ。Tシャツだけでいいとは言えず、いったん片づけた長袖の衣類まで引っ張り出して、衣類の準備中だ。明日は22:30発の飛行機なので、明日一日近くまだ時間がある。

クラス分けのためのテストの回答を今日朝学校に送ったのだが、先ほど学校から連絡があり、僕のクラスが決まった。3名のクラスということで、そのため1単位が45分のところ30分に短縮されるとの事。夏休み中相当混んでいて、10人クラスになるのではないかと恐れていたのだがちょっと拍子抜けだ

一日に受けるレッスンが「45分 x 5」のところ最初の週は「30分 x 5」という事になった。3人1クラスなので「相当濃い」勉強になることになる。居眠りなんかしてる余裕はない。

2014年7月20日日曜日

先生に似顔絵を描いてもらった

高齢者大学校「似顔絵とマンガ風イラストを楽しむ科」

先生がクラスの生徒全員の似顔絵を描いて下さる事になった。ひとりひとり先生の前に座り、先生がサラサラッと描くのを、生徒たちが周りをとり囲み興味深く見入る。

アッという間の「一丁上がり!!」


先日も大阪城公園の中で似顔絵師に描いてもらったが、そうだ!スペインに行ったらどこかで大道似顔絵師を見つけて描いてもらおう ット。

そのスペインに向けて発つのは今週の金曜日。もうすぐだ。明日からいよいよ持って行く荷物の準備を始めよう。

2014年7月3日木曜日

「クロマチックハーモニカ」ってなに? 名演奏をどうぞ!

竹内海人君という大阪出身、今17歳の天才の演奏。これは2年前の2012年当時15歳、第32回FIHジャパンハーモニカコンテストジャズ、­ポップス部門で優勝した時に演奏した曲。(コンテスト時の演奏ではない)。たぶん「世界一」目前だろう。



(ネットの大阪日日新聞の記事から転載)

エル・クンバンチェロ。4分32秒。

もう1曲。クロマチックハーモニカによる熊蜂の飛行のデュエットです。4分13秒。

ハーモニカで普通よく知られているのは、穴が上下に2つづつ並んでいる。僕が小・中学生の頃はこれしかないと思っていた。曲を吹いていくと、その曲にならないことがよくあった。つまり半音が出ないからだ。つまり、♯や♭が付いた曲だとこのハーモニカでは吹けない。そこで出て来たのが「クロマチックハーモニカ」。楽器の右の方に付いているレバーを押すと半音高い音がでる。

当然僕が生まれるころにはもうクロマチックハーモニカは存在していた。高校生の頃だったか、大学生の頃だったか忘れたが、日本製のこれを1本買った。5,000円くらいだったと思う。練習方法も分からず、そのうち物入れの片隅に忘れ去られ、今やそれがどこにあるかもわからない。もう50年も前のものだから、出て来たとしても錆で使えないだろう。

いま練習しているのは、もちろん新しく買ったもので、ドイツの有名メーカー製。この分野では一流のもので、3万円くらいのもの。もっとも、品質管理は結構いい加減らしい。当たりはずれがある(そうだ)。メーカーの言い訳は、「マイスターが一つ一つ手作りで作っているんでね」という事らしい。

この言い方、良し悪しどちらとも取れるが、「言い訳」だからこの場合は、悪い方。「ハンドメイドなんだから、ちょっとくらいの手元の狂いなんかはあるよ。品質のばらつきは我慢してね」という事。こんなのは多分日本では許されない。日本のメーカー、頑張れ!

2014年7月2日水曜日

大阪府高齢者大学校にもクラブ活動がある

似顔絵
社交ダンス
南京玉スダレ
音楽を楽しむ
マジック
オカリナ
落語
フラダンス
パソコン

などと多彩。この学校に来ている人は皆、前向きで元気だ。

もちろん、僕も若い頃の学校時代にはクラブ活動をしていたが、この歳になって大学校で再び「クラブ活動」が出来るなんて思ってもいなかった。活動するのは登校日、毎週水曜日の午後3時から5時までの2時間だけ。

さっそく、勉強してる科目と重複してる「似顔絵クラブ」に入ったんだが、毎回先生に指導していただける訳ではないのでそういう日には別のクラブ活動をしてもいいのではないかと思って、「カラオケクラブ」も覗いて見る事にした。

ヒドイ音痴、と自覚しているので、先生がいて歌唱法を指導してくれる人がいなくては意味がない。幸いなことに、先生に付いて習っている人が先生役になって教えてくれるようだ。

僕のクラスメートと一緒に覗きに行ったのだが、今日の出席者は僕達を入れて5人。活動場は学校近くのカラオケ屋さん。

レパートリーなど何もないので、取敢えず三橋美智也の「哀愁列車」を歌った。何年も、と言うか10年も20年も歌ったことが無いかも知れない。ワンコーラス終わってわかった。結構難しい歌だ。――――歌えない。音の高さがわからない。ボロボロだった。

採点が出た。94点、という。これだけの高得点はめったに出るものではありませんよ、と生徒さんたちの驚嘆の声。これでカラオケの採点機能がでたらめだというのを実感した。何度もよく曲を聞いて覚えなさいよ、と言うのが先生の「ご指導」。

次にカラオケクラブに出席できるのは多分2週間ほど先だから、10回くらいは聞いておこう。