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2023年10月30日月曜日

スペインのビール 高級ハム 消費税

10月30日 月曜日

まずは、ビールとハムの写真をご覧ください。

ハムは食べてしまった後のラベルだけ。

これがその時のレシート。

ビールはサン・ミゲル San Miguel 330ml缶。スペインのスーパー、バル、レストラン、ホテルなど僕が見た限りでは税はすべて価格に含まれている内税式。日本のように、見た目を少しでも安くなるようにと「価格プラス10%」などという「汚いやり方」はやっていない。スペインでもご一部では「汚い方式」もあると言う事らしいが僕は見たことがない。

ホント、日本の外税には腹が立つ。交通機関の運賃、百貨店、ごく一部の良心的なスーパーなどではスペイン方式の税込み価格表示だが、残念なことに入り混じっているのが日本の現状。僕は買い物をするときは、できるだけ税込み表示を一番大きく書いている店を選ぶようにしているが、そんな店がだんだん少なくなってきているのが悲しい。一番悪いのは、こんな方式を許している政治家だと思うが。

で、上のレシートを見るとサン・ミゲルのビールは21%の税込みで0.69€(110円)、ハムは10%の税込みで12€(2,120円)。

ビールは目玉売り出しの時など税込み0.35€(56円)なんてのも見たことがあるので安い。バルの生ビールは250ml足らずしか入ってないが1.5€(240円)位。

ハムは食べてしまった後のパッケージのラベルだけだが、ジャムの中でも最高級の Bellota Iberico。 2年熟成というもので、100g(12~14枚入り)のを買った。帰国してから日本のネットを見ると日本では5,000円くらいはするらしい。この100gを2缶のビールのあてに食べてしまった。贅沢の極みだ。


こんな風に好きなだけの量をスライスして売ってくれるところもある。


2012年7月27日金曜日

総額表示: 消費税込みと税抜き価格

「総額表示」とは消費税込みの価格を表示しなければいけない、ということ。このブログで、6月16日と20日に税込み価格と税抜き価格の表示の問題点について書いた。
 
その後、7月13日に同様の趣旨のメールを 社団法人 大阪外食産業協会 に出した。残念ながらこちらの方は今のところ何の返事もない。

昨日、僕が住んでいる高槻市にも商工会議所があるのでそこにアポなしで訪ねた。立ち話であったが、10分ほどこの件について話をし、高槻商工会議所で会員に説明・指導するような機会を作ってもらえないかと要望したが、ファミレスやチェーン店は本部の意向もありそもそも会員になっているところはほとんどないし、小規模の飲食業者も会員になっていないので、商工会議所の影響力はほとんどない、ということであった。

応対してくれた方も、確かに、食事した後レジに行って、思っていた価格以外に余分に少額(すなわち消費税額分)を払わされた経験があると言っていた。



明らかに消費者をミスリードすることを意図した表示は、即刻やめてほしいものだ。

商工会議所ルートのアピールも効果がないかっ?

2012年6月20日水曜日

消費税: 税込価格と税抜き価格の表示(2)

16日のブログで、回転すしチェーン店とファミレスチェーン店に価格表示に異議あり、とメールしたことを書いた。

その回答が来た。回転すしチェーン店からは17日の午後に、そしてファミレスチェーン店からは18日の夕方に届いた。

寿司チェーン店からは、当局から是正指導を受けたら検討すると言う内容。自分たちは何ら間違いを犯していない、と言う内容だった。

ファミレスチェーン店のほうは、次回のメニュー改訂時に向けて善処します、と言う若干前向きであり悪くはないが、いつどんな風になるのかの約束はなかった。「次回に向けて」「善処」だから、政治家がよく使う、「総論賛成、各論反対」とか「・・・・・・」とかに似てるなあ。

う~んん!!「・・・・」が出てこない。「言語明瞭、意味不明」だったかなあ???

さて、次の一手は?

2012年6月16日土曜日

消費税: 税込価格と税抜き価格の表示


いま、消費税増税の論議がされている。それで、消費税に関することで僕がかねがね気になっている事があるので、昨日行動を起こしてみた。

どういう事か、と言うと、先ず下の写真を見て頂きたい。

6月15日の朝刊、一面全面のカラー広告。
どう見ても、黄色の安い値段を強調したいと言う意図が見える。

総額表示(税込みの額を表示すること)と税抜き価格の表示についての疑問だ。

消費税制度がスタートした時にいろいろ調べた事があった。大体こういう事だったように思う。

1.総額(税込価格)を表示しなければいけない。
2.税抜き価格を書いても良いが、字の大きさや色が総額(税込価格)よりも目立ってはいけない。
3.ただし、これは努力目標のようなものである。指示とうりにしなければ違法だと言う見解もある。
4.公正取引委員会、財務省、国税庁のホームページにこれに関する指針のようなものがあるが、それぞれニュアンスが違い、判りにくい。
5.違反しても罰則規定はない。(そもそも、何が違反なのかわかりにくい点もある)

さて、この広告、税抜きの安い価格のほうが目立ちやすい黄色で書かれていて、値段の高い総額価格(税込価格)がカッコ内に書かれたりしている。6月15日の朝刊で一面全面カラー広告をしていた回転すしチェーン店のものだ。

先ず何をしたかというと、「市立消費生活センター」と言うところに行って、考えを聞いてみた。そこではそんなに専門的なことはわからない、と言うことで、大阪国税局に電話で問い合わせをして下さった。

大阪国税局では、これは地域でチェックするものだからと茨木税務署に電話を回してくれた。ここでは、この広告の本社(本部)は堺市だから堺税務署に聞いて欲しいとの事で、市立消費生活センターが堺税務署に電話をかけて下さった。

結果は? こちらが引き合いに出した新聞が手元にないからはっきりと言えない、同じ大きさで両方の価格が書いてあったら問題ないのではないか、という“あいまい”回答であった。

もうひとつスッキリしない気持ちで自転車をこぎこぎ家に帰る途中、こんな表示を見かけた。実際に支払う額のほうが著しく小さい。これは明らかにおかしい。

これは100均ショップ。

よく見たら、レジでは943円払わねばならない、
と言うことは分かる。

このノボリ、遠くからじゃ税込み¥1,048と言うのは読めない。

とりあえずこの新聞広告を出した上の回転寿司チェーン会社のホームページと、下の999円の表示をしているファミレスチェーン店のホームページのお問い合わせ(ご意見お伺い)のページから、両社の価格表示の考え方をお聞きしたいとメールを出した。15日深夜のことだ。何と言って来るか楽しみだ。