2019年1月25日金曜日

47か国目のベトナム

 201911521日、78日のベトナム団体旅行に参加してきた。ベトナムは僕にとって47ヵ国目の海外旅行の国。

 

関空 -(飛行機)→ ハノイ (ハロン1泊+ハノイ1泊) ベ女性ガイド

ハノイ -(飛行機)→ フエ (フエ1泊+ホイアン1泊) ベ男性ガイド

フエ -(飛行機)→ ホーチミン (ホーチミン2泊) ベ男性ガイド

       (注)ベ=ベトナム人

 

こんな予定で参加者がめいめいの責任で日本を出国し、約5時間の飛行機でハノイに着いた。全員が集合したのはハノイ空港の建物から外に出たところ。参加者数が25人であることを知ったのはこの集合場所に来た時だ。初めて全員が顔を合わせた。

 

見事に全員がシニアだ。ほとんどが夫婦のペアだが、友達同士もあり、一人旅もあり。

 

観光名所のことをたくさん書いても仕方がないので、別の気が付いたことをいくつか・・・・・

 

1.挨拶の言葉などをいくつかと数字1~10くらい覚えようと頑張ってみたが、いやになるくらい覚えられない。

 

こんにちは シンチャオ

ありがとう カモーン

さようなら タンビエ

美味しい ンゴーン

1 モ

2 ハイ

3 バー

4 ボーン

 

最低これだけでも、と思ったが無理! 1時間もすれば忘れてしまう。痴呆症じゃないかと思う程心配になってくる。

 

2.ベトナムの歴史を持って行った電子辞書で調べる。これがまた覚えられない。中国、フランス、日本の侵略を経て独立宣言、ベトナム戦争、南北統一、インドシナ戦争・・・・・ 

 

現在共産党一党支配の独裁政権。中国やロシアと同じく秘密警察が動き、不満分子をを片っ端から投獄、なんてことを想像していたのだがそう無茶苦茶ではなさそう。

 

3.街はオートバイ天国。なんと多い事か。クラクションがうるさい。オートバイには乗車人数の制限はなく3人でも4人でもOK。ヘルメットは義務になっているがやらない人もいる。街中は信号は少ない。赤信号でも無視するのがいっぱい。道路横断は自動車・オートバイの通行を遮断するように手を横に挙げゆっくりと横断する。早く道路の向こう側に行こうとして急ぎ足になりそうだがそれは不可。走るのは厳禁。歩行者の動きを予測できない車両がぶつかりに来てしまうからだ。

 

4.街はどこを見ても建設中。どの建物も間口は狭く、3メートルが単位になっているという。

 

5.僕たちが見て回るのは観光地。とにかく人が多い。西洋人もいるがほとんどは東洋人。とりわけ中国人(本土、台湾、華僑をひっくるめて)と韓国人の観光客がひしめいている。彼らに比べると日本人はまだ少ない。日本人はほとんどがシニアという気がするが、韓国人は若い人も非常に多い。修学旅行とか卒業旅行もあるのか。

 

6.食べ物は、ニンニク臭くはなく、僕には歓迎。辛くもない。たいてい白いご飯も出てくる。名物料理は、日本のうどんに似た「フォー」と言う麺どんぶり。旅行中合計11回の昼食・夕食が旅行に含まれていたが、とりわけ珍しい料理と言うのは感じられなかった。

 

7.水と生もの。氷を含め現地の水はご法度。生野菜もダメ。ホテルで歯磨きをするぐらいはOKだが、屋台でフルーツを食べたりアイスクリームを食べたりするのは「全て自己責任でお願いします。絶対にお勧めしません」と現地ベトナム人スタッフがきついお達し。もちろん僕たちが行くレストランはすべてOK。衛生管理をきちんとした店を選んでいるようだ。

 

道端で売っている殻付きピーナッツを一袋買ったら100円ほど。トウモロコシを焼いていたので買ったらこれも100円。ピーナッツは小さかったし、トウモロコシは甘くなかった。どちらも火が通っているので腹をこわすことはなかった、

 

8.土産物。トイレ休憩代わりにたくさんの土産物屋さんに立ち寄った。シルク、コーヒー、チョコレート、カシューナッツ、陶器がみやげの代表的なものか。値段はみな高い。日本の価格と同等かそれ以上だ。ベトナムの月給は3万円位、都会で5万円位とガイドが言っていたが、それからすると土産物の値段は高すぎる。独裁政権が価格コントロールをしていて外国人に高く売りつけているのだろう。国土インフラ整備の足しになるのか、役人の、あるいは共産党員の懐に入っていくのか。

 

9.街中に警官の姿がほとんど見かけない。ほとんど信号がないのに交通整理をしている警官など一人も見なかった。政治がらみの重要な建物には警備警官・軍人がたくさんいるが、普通の所にはいない。と言うことは、治安が良いと言うことなんだろう。

 

10.日本を出るときはベトナムはこの時期でも皆半そで、と言う衣服のイメージだったので長袖は1枚、万一の用心にとダウンジャンパーを持って行っていた。半袖シャツやTシャツは毎日着替えるだけの数を持参。ところが、北の方は小雨交じりの毎日で寒い。半袖などとんでもない。ダウンを着てやっと寒さをしのげる、といった具合。持って行った半袖が着れたのは最後の日のホーチミンだけ。とんだ予測ミスだった。

 

11.ビール。ひとつを除いて皆美味しかった。レストランやホテルにより値段が違うが、安いところで15円、高いところで300円ほど (350~500ml)。ワインはそれよりも高くグラス1杯で300~400円。ベトナム白ワインを試してみたが(たまたまだったのか)まずかった。