2014年11月9日日曜日

百目柿

百匁(ここでは “め” と読む)柿、と言うのが元々の由来らしい。「匁(め)」と言うのは尺貫法(しゃっかんほう)の重さの単位で、1匁(もんめ)は3.75g。

今や尺貫法も匁も、ほとんど過去の単位になってしまった。

鉢の中で育った木に、貴重品のように成った2個の実。黄色く色づいて、そろそろ食べごろかな、と1個だけ収穫。重さは345g。100匁(375g)には届かないが、それに近い。リンゴの「フジ」の大きさくらいある。でかい。



ネットで調べると、実の尻(下側)に丸い模様が出て来ると、それが食べごろのサイン、と言う。収穫した柿を見てみると、あるある。くっきりと丸いサインが。



で、今日朝、半分に切ってみた。ところが、甘ガキのサインの「ごま塩のような黒い点々」がない。


小さい一切れを口に入れてみた。~い!!! 口の中の渋みが20分位取れない。収穫するのが早かったのか? それとも、近所にある渋柿の花粉を受粉してしまった為か?

苗木を買った時の品名札には「百目柿(甘)」と、ちゃんと書いてある。

渋い柿を甘くする方法にはいくつかあり、

 1.ヘタにアルコールを付けて、ポリ袋に入れ1週間放置。
 2.お湯に半日~1日浸けておく。
 3.ポリ袋の中に米・米ぬかと一緒に入れておく。
 4.ポリ袋の中にリンゴと一緒に1週間ほど入れておく。
 5.ポリ袋の中を炭酸ガスで満たしその中に入れておく。
 6.干し柿。

などがあるそうだ。

今日収穫した1個は「貴重品」だ。渋いからと言って捨てるのはもったいない。取敢えず、ポリ袋にリンゴと一緒に入れて様子を見てみよう。



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