2014年12月1日月曜日

プリンターEP-801Aを修理

エプソンプリンターEP-801A。買った時に5年の長期保証を付けていたが、5年を2、3ヶ月過ぎた今年の初めころに故障してしまった。同じころ同じプリンターを娘に買ってやったのがあって、それを替りに使っていた。それにも5年保証を付けていたが、5年と7カ月過ぎた先日からこちらの方も調子が悪くなってきた。そして5日前についに完全に使えなくなった。



もちろん有償の修理に出すつもりはない。買うより修理代の方が高くつくだろうから。だから、ネットやら電気店のチラシを先日から見ていた。

エプソンがいいのか、キャノンがいいのか、それともブラザーか。
2万円を少し超すフラッグシップモデルがいいのか、5千円ほどの格安モデルでいいのか。

故障したプリンターを見ていて、ふと思った。おもちゃ病院でいろんなおもちゃの修理をしている僕の事だ、どうせ捨てるんだから、ちょっと分解して中を見てみようと。


とりあえず底の方から分解開始。

動く部分、用紙を送り込む歯車の部分で異音がしはじめ、その後歯車が空回りするような音がして完全に動かなくなったので、故障の原因は歯車、とにらんだ。

おもちゃの歯車部分の修理と言えば、
1.歯の欠け
2.歯車の割れ
3.歯車とシャフトの結合部の空回り
4.シャフトの破損
こんなところだ。

プリンターの分解に取り掛かった。ネジを5本ほどはずしたが、歯車がある部分が見えない。プリンターをひっくり返し、どこにどう力を入れたら外れるのかわからないので無理やりバリバリと底ふたをはずした。見えた見えた、歯車が。やっぱり故障の原因はここだ。歯車のシャフトが折れている。


シャフト(矢印の先の黒い部分)が折れているようだ。


原因がわかれば対処は難しくない。プラスチック部品を一部切り取り、歯車を取りだした。

ニッパーでプラスチックを切り取って歯車を取り出した。
緑の矢印が指す所が折れた跡。

直径5.0mmのプラスチックのシャフトが折れていた。接着剤で付けても力がかかる部分なので、すぐにまた折れてしまう。5mmのネジをシャフトにし、平金物でシャフトのベースを作った。



それを超強力両面テープで固定。



さっそく、テスト。動く動く。取り外した部品や裏蓋などを元通りに取り付けて修理完了、と思いきや、はずした部品が元通りに入らない。修理用に作った部品が当たって入らないのだ。仕方なく、当る部分を割って何とか入るようにした。


これが元通りに機械に入って呉れない。
赤い部分の壁を取り去った。クリーニングインクの受け皿に
なっているのでインクが漏れて出てくる恐れがある。組み込
み後はここからインクが下に落ちても置き場所を汚さない
ようにプリンターの下に新聞紙でも置いておこう。

分解の時に無理やり取り外したので割れたり曲がってしまった部分もあるが、動作には影響はない。これでもう少し使えそうだ。

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