北陸新幹線が3月14日に開業する。前日の13日に東京に行く用があり、せっかくの事だからと15日に北陸新幹線に乗って長野・富山経由で北回りで帰ることにした。出発地は高槻駅(大阪府)。
話を簡単にするために、
3月13日: 高槻 ―(東海道新幹線)→ 東京
3月15日: 東京 ―(北陸新幹線・長野と富山経由)→ 敦賀(福井県)
と言うルートを買う事とする。
JRの乗車券は「長距離逓減制」と言うんだろうか、長距離になるほど1km当たりの料金が安くなっている。たとえば、500kmの乗車券の料金が8,000円だったとする。1,000kmの料金は500kmの2倍の16,000円かと言うとそうではない。12,000円などと安くなる。
と言うわけで、
●高槻から東京・長野・富山経由で敦賀まで「通し」で買うこととする。これだと
1,140.5km で乗車券は 13,500円となる。有効期間は7日間。もちろん北陸新幹線を乗る予定の3月15日も有効期間内だ。
ところが、3月13日使用開始の乗車券では3月15日の北陸新幹線の特急券が【買えない】という。北陸新幹線の開通は3月14日。新幹線ががまだ開通していない前日の3月13日使用開始の乗車券では、コンピューターが特急券の発券の指示を受け付けてくれないのだという。
そこで、乗車券を2枚に分けなくてはいけないらしい。つまり、
●1枚は、3月13日使用開始の「高槻→東京」乗車券にする。距離は 535.2km、料金は
8,420円。
そして、
●北陸新幹線の特急券を買うために「東京―(長野・富山経由)→敦賀」の乗車券は新幹線開通後の日付の3月14日使用開始とした。こちらの方は、距離は 605.3km、料金は
9,610円。
乗車券を2枚に分けると、距離の合計は当然同じで
1,140.5kmでも、料金の合計は「通し」で買った時の 13,500円 よりも 4,530円も高くなって 18,030円となってしまった。
(注)距離も料金も「素人計算」なので多少の前後はお許しを。
これでめでたく乗車券も特急券も買えた。北陸新幹線も開通初日ではないが2日目の乗車だ。良い記念になる。しかし、乗車券を2枚に分けなければならない、というルールは納得がいかない。
高槻駅の「みどりの窓口」の係員には「おかしいでしょ?!」と一応抗議はしたが、「コンピューターが言う事を聞いてくれません」と言う困り顔。係員に言っても仕方がないので「JR西日本の社長にこのクレームを伝えておいて頂だい」とは言っておいた。
≪追記≫ 実際の話は、これに
高槻 ―(京都経由)→ 東京 ―(長野・富山・京都経由)→
高槻
という「連続切符」と言う買い方や、ジパング倶楽部会員の20%~30%割引での切符購入が絡み合って複雑だったのだが。
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