2016年7月14日木曜日

スーツケースが破損したら・・・

家に帰った時にはスーツケースはこんな状態になっていた。

67cmタイプスーツケース
海外旅行をするのにカード付帯保険もあるのだが、念の為にといつも別に海外旅行保険を申し込んでいる。幸いなことに病気やけがでお世話になったことはないが、「物」で補償を受けた事がある。

数年前に、買ったばかりの防水カメラに海水が入って壊れてしまって保険を使った。1年保証が付いたのだが「海外は保証適用外」と言う事で海外旅行保険が役に立った。

そして、この度のスペイン旅行。スーツケースが破損してしまった。伊丹空港から羽田・パリ経由でビルバオ空港までスーツケースは直行した。ビルバオ空港で荷物を引き取った時には何の異常にも気付かなかった。そこからサン・セバスティアンのホームステイ先までバス・タクシーと乗り継いで行ったのだが、その間も気付かなかった。

ホームステイ先で荷物を出す時にスーツケースを横にして初めて気が付いた。4個あるキャスターの内1個が壊れて今にも取れそうな状態。今回も海外旅行保険をかけており、携行品の損害も補償してくれる。すぐに、破損具合が分かるように写真を撮っておいた。

ホームステイ先に着いてキャスターが破損しているのを発見

キャスターが「皮一枚」で何とか落ちずにくっついていた


ビルバオ空港で荷物を引き取る時に気付いておれば空港当局に「バゲージクレーム」するところだったのだがそれも出来ず。

何十年か前に、同じようにキャスターが壊れて空港ターンテーブルからスーツケースが出てきた事があり、すぐクレーム手続きをした。幸い帰国時だったので日本の空港。手続き時も言葉の問題はなく、後日百貨店へ持って行き、修理してもらって代金を全額補償してもらった。

そして今回、帰国のビルバオ空港チェックイン時。「キャスターが壊れているよ」と説明してからスーツケースを預けたのだが、受け取った係員女性は何の反応もなく「ハイ」といった調子で受け取った。僕は「あれ?おかしいなあ・・・壊れたスーツケースを預かるんだから『もうすでに壊れているスーツケースを預かりましたよ』というメモ付きの預かり証をくれる」と思っていたのに。これじゃ日本に着いた時に「バゲージクレーム」されたら困るだろうに、と思った。

関西空港に着いて荷物を引き取り、驚いた。キャスターがさらにもう一つ壊れていた。すでにキャスターが一つ壊れているスーツケースを預けたのだから、もう一つ壊れても「バゲージクレーム」の対象外だろう、と勝手に思いつつキャスターが何とかブランブランとくっついた状態で空港を後にして帰宅の途に着いた。

家に着いた時には、かろうじて付いていたキャスター2個はどこかでちぎれ落ちてしまったのか無くなってしまっていた。

帰宅後早速海外旅行保険会社に電話して相談。次のような回答だった。

 1.スーツケースの破損は修理可能ならば保険会社の費用で修理する。
 2.スーツケースを修理できる専門店で、修理不可能と判断された時は時価を
   補償する。但し、購入後5年以上経ったものは購入価格の半額を補償する。

というものだった。

僕のスーツケースは8、9年も前に買ったもので店も日も価格も不明だが、そのことを説明して了解してもらえた。上の写真4枚と申請書を3日前に郵送。昨日「申請書受領」「写真から修理不能と判断」「申告購入価格の半額を振込」との電話を頂き、今日速くも補償金の振り込みを確認した。

最後に、スーツケースが破損した時にどうしたらよいか・・・・ いくつか注意点があるのでアドバイスします。

 1.空港で荷物を受け取ったら、まず第一に破損などが無いか良くチェックする。

 2.キャスターのような突起物の破損については飛行機会社では保証して
   くれないらしい。
   今回の件でネットで色々調べていて知った。以前(相当の昔)補償してくれたのは
   例外だったのか、当時は補償してくれていたのか。

 3.割れやへこみや破損については、飛行機会社の補償対象外の場合でも
   一応空港のバゲージクレームで確認書を作ってもらう。
   海外旅行保険の対象となっている場合はこの証明書が役に立つ。

 4.盗まれた場合などは現地の警察に届ける。

 5.何処からも破損の証明書のようなものをもらっていない時は最低限写真を
   撮っておく。

 6.現地で破損の証人になってくれそうな人がいるときは、「いざという時に
   証人になってね」と頼んでおく。

 7.スーツケースを買った時のレシートを保管しておく。
   僕のは普通のものだったので自己申告額がそのまま通ったが、特に高価な
   ものを買った時は購入価格を証明するために必要。

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