2017年3月1日水曜日

サラマンカでの食事の様子

2017年2月28日(火)記
 
サラマンカの最後の夜、最後の夕食が終わった。
 
明日朝、3月1日(水)10:50サラマンカ発の電車でマドリッドに向かう。マドリッドには1泊して翌2日(木)いよいよスペインを離れる時が来ることになる。
 
真ん中の建物の2階に僕の部屋がある。右側3軒くらい隣が
Zara Home、左隣がPUNT●ROMAというイタリアファッション
の店。銀座通りともいうべき大通りに面している。
 
大きさとしては4畳くらいの小さな部屋。
 
出発のための用意をし始めたところ
 
まだまだ留学の様子については書くことがあるのだが、今思いつくことをちょっと。
 
このセニョーラのところには毎週金・土・日くらいになると、入れ代わりたち代わり学生の出入りがある。早朝・深夜の電車やバスで到着する学生もいて受け入れのたびにバタバタしている。なぜ早朝・深夜が多いのか聞いたら、そういう飛行機・電車・バスが値段が安いのが理由らしい。納得。
 
世界各国から来ている。今は日本・アメリカ・イタリア・ドイツ・オーストラリア。いつの間にか僕たちに加わり、そしていつの間にか去っていく若者も多い。
 
朝食以外は皆一斉に食事をしていて、ここしばらくは8人から13人くらいの人数でほとんどが女子学生。女優エリザベステーラーが演じたクレオパトラのような化粧をしているきれいな子や大きな刺青をしている子も複数いる。ちょっと前はアフロヘアよりももっとすごいヘアスタイルの男子もいてセニョーラにからかわれていた。日本ではほとんど見たことがないが鼻にリングをしている子もいた。
 
セニョーラは昔レストランで働いたことがあり、そのときにコックが休みの時には自分が作っていた、というだけあって調理は上手だ。ただ、学生相手にいつもいつも手間をかけていては合わないので、食事の1時間前くらいから用意し始めてできるような手っ取り早く調理できるものがほとんど。
 
いつも機嫌よく大きな声で歌を歌い口笛を吹きながら用意する様子が家中に響き渡っている。それにしてもセニョーラは歌がうまい。音程がしっかりしていて外れない。「カラオケに行ったりするの?」と聞いたが「行かない」とのこと。音程をキープするのと同じくらい料理に力が入っていたらさらにおいしい料理になると思うんだけどなあ。
 
ま、贅沢は言わない。家に帰ったら食事ができるという安心感があるので助かる。
 
ちなみにスペイン語でもカラオケはスペイン語でもカラオケだ。そうそう、もうひとつ(たくさんあるんだろうけど)今日通りを歩いていて見つけたのが「Teriyaki」。サンドイッチのSubwayの看板に出ていた。取りあえずそれは置いといて・・・・・

 


飲み物はペットボトルに入った水と決まっている。ただこの水はたぶんの水だろう。それにパン。料理としては一皿目はサラダかスープ、メインは魚か肉か鶏か何か調理したもの、そしてデザート。デザートは果物を丸々盛りつけたのを一つずつ取るか、カップ入りのヨーグルトのようなものが大半。極くたまにフルーツがきれいにカットされて出てくるがそんなのは週に1回程。
 
調理ができたらセニョーラは料理を食堂に運ぶ。自分で取り分けて食べるスタイルなのでスープ、メイン、デザート各人数分の皿数を運ぶので皿数は無茶苦茶には多くはないが、少し運ぶのを手伝ってあげようと思って最近は手が空いていたら運んであげていた。
 
食事は大体揃ったら適当に始める。取りあえず、セニョーラが座るのを待っているふしがあるが、セニョーラも自分を待たないで用意ができたら遠慮せずに始めてね、と言っていた。
 
食事が始まると水やスープやメインを各自取り分ける。

好き嫌いも結構あって、ニンジンはどうしてもだめだとか、豆類はだめだとか、先日はセニョーラがアメリカ人が多いからハンバーガーが喜ばれるんではないかと夕食がハンバーガーだった。僕にしたら、夕食にハンバーガーはないんじゃない?という気もするがそれよりも、ハンバーガーの中に挟んでいるスライストマトを取り出して残している女の子が5人もいたのには驚いた。

食事中はみんな静か。お行儀よく静かにしているのではなさそう。たぶんスペイン語が出てこないのだと思う。この日曜日から水曜日までの3日間、セニョーラはマドリッドに行っていて留守。その間いつも昼間何日かお手伝いに来ている女性が食事の用意をしてくれているが、その彼女も「みんなみんな食事中はすごく静かね」と驚いた様子。もちろんみんながしゃべれないから、という理由は知ってのこと。

食事の終了はセニョーラのなにがしかの合図のような言葉の発声で、一斉に終了。僕はもちろん手を合わせて、食事初めには「頂きます」終わりには「ごちそうさまでした」と、あるときは心の中で、ある時は小さく声を出して言う。
 
使った食器は全員で全てをかたずける。昼と夜はいつもこんな様子だ。今日は僕の最後の夜なのでほんの少し皆さんへの感謝の言葉を述べ、お別れを言った。


嬉しいことに、一緒に写真を一枚撮って、と頼まれた。
左端は日本人で3週間、中の3人はアメリカ人で4週間一緒にいた。
 

2 件のコメント:

  1. なかなか楽しそうなホームステイ先でしたね。お部屋も快適そう!
    今までは専用のトイレとシャワー付きのステイ先が多かったと思う
    のですが、今回は違いますよね。シャワーやトイレはたくさんの
    同宿者がいるとどうでしたか?

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    1. 家は大きなピソで、全8部屋、2トイレ・シャワー。幸いにしてシャワーは朝派と夜派とに分かれていたのであまりぶつかることはありませんでした。

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