2019年5月1日水曜日

アビラからマドリッド空港へ


430日(火)アビラを離れてスペイン最後の地マドリッド空港へ

観光客が集中するのは旧市街でも東側3分の1だけ。人のいない街路を散歩した。あまりにも静かなのと、硬い石の道路と家に囲まれているので、反響して30m先で話をしている女性たちの声や鳥のさえずりが聞こえる。

ほんの時々自動車が通るが、そのエンジン音がうるさい。半分くらいはディーゼル車かもしれない。何しろガソリンが高いから、ディーゼル車が売れるんだろう。

1リットルの単価は、以前別のところで見たのは、
  軽油    1.26€ (164円)
  レギュラー 1.32€ (172円)
 ハイオク  1.45€ (189円)

静かな一角にパラドール(国営ホテル)があった。お茶を飲みに入った。多分パレス(宮殿)か何かがあった後だろう。この時間(13:00ごろ)だからだろう、客は僕ひとり。飲料チョコレートとスポンジケーキで4.4€(572円)。ゆったりとした気分になる。雀が残り物のパンを目当てに近づいてきた。

支払いの時にカマレーロ(店員)の勘違いがひとつ。4.4€の支払いだったので10€札を出したのだが持ってきたおつりが4.4€。単なる勘違いという事で円満解決。さすが国営ホテルのカマレーロ、笑顔で丁重なお詫びが返ってきた。

アビラ発のRENFE電車は15:00丁度。マドリッド行きは110本ほどしかない。乗り遅れたら1時間ほど先。ホームに待機している電車に15分ほど前に乗った。数分して突然開いていたドアが閉まって、電車が少し動いた。「15:00発なのになぜ?」「乗る電車を間違えた?」一瞬動転。1mほど動いただけですぐに止まった。ほかの乗客に聞くと「大丈夫!マドリッド行きよ!」 そして改めて定時に電車は発車。途中車掌が検札に来て「電車を間違えてるよ!」なんてことは言わなかったので一安心。

電車を乗り変えて空港に到着。明日のマドリッド出発が12:00のため、ゆっくり行動できるように空港近くにホテルを取った。

空港に行ったらホテルの送迎車が迎えて来てくれることになっている。ここが問題。電話で頼まねばならない。昔同じ事をやったことを思い出したが、電話のスペイン語はハードルが高い。

観光案内所へ行ったらやってくれないかな、と期待していったら、番号の押し方を言ってくれただけで、「さあ、自分でして!」と言う感じで放ったらかし。仕方がないのでシドロモドロでホテルの係員に言った。

丁度、パンプローナの学校で3日間ほど電話会話の仕方をならったところだった。役に立った?……わからない!

なんとか通じた感じ。「ホテルバスの乗り場で待ってください」と言うので、「???」と言う顔をして観光案内所のおばさんの方を見ると、「わかったわかった、あとは教えたげる」という。

「ホテルバス乗り場」はあそこ、と教えてくれた。そうだ、前もあそこから乗った。別のホテルだったけど。思い出した。

2 件のコメント:

  1. いよいよ帰国ですね!
    日本は令和令和とうるさくて仕方ないです。
    今日は即位で朝から鬱陶しいし。
    なんで天皇の年号で浮かれるか意味不明な国民です。
    良い時にスペイン滞在でしたね!

    今回も充実したスペイン生活。
    私も楽しませていただきました。
    ありがとうございました!!
    帰国後の振り返りも期待してます!!

    返信削除
    返信
    1. 長らくのお付き合い、ありがとうございました。
      マドリード空港搭乗口前で書いています。出発まであと1時間。最後まで気を抜かずに完了したいと思います。
      ペインは28日の日曜日が国会議員の投票日で大騒ぎでした。右や左の事は私にはわかりませんでしたが。
      その中で「令和」のニュースもしっかりと報道されていましたね。

      削除