2019年3月29日金曜日

スペイン行き: 出発から3日目まで


パンプローナPamplonaへスペイン語短期留学の開始。

3261820 大阪出発。2728293日間サラゴサZaragoza観光
330 パンプローナPamplona入り、ファミリー宅へ
41 語学学校開始
  4週間勉強
426 学校最終日
427 パンプローナを離れ別の町へ
4月30日 マドリッドへ
5月1日 マドリッド出発
5月2日 日本帰国

8回目のスペイン留学はこんな予定だ。

実は今回はスペイン語勉強だけではなく「日本語を教える」とか「スペインにおもちゃ病院のきっかけを作ろう」という“野望”もあったのだが下調べ不足で、できそうにない。欲ばらず、スペイン語だけにしよう。することにする。


「日本語を教える」のと「おもちゃ病院を作る」のは次回への宿題とし、今回はそのための下調べに徹することにする。

3月26日18時20分。大阪国際空港を出た。

前回トレドに行った時の飛行機は中国国際航空Air China Internationalでなんとマドリッド往復が57,000円の格安であったが、今回同じ会社で93,000円。暴騰だ。

前回の便は全便Air China使用で北京で9時間の乗り継ぎ時間だったが、今回の乗り継ぎ時間は4時間。これくらいなら苦にならない。

チケットは全行程 Air China だが、往きの大阪―北京が深セン航空と Air China とのコードシェア便で、この便を使うから北京での待ち時間が少なくなった。ただ、フラッグシップの Air China なら何となく心配さも低いが、中国の中程度航空会社、深セン航空の運航となると何となく不安感も増大する。




機材はボーイング737-800。ボーイング737というと今悪いことで有名になっている機種だ。搭乗して「安全のためのしおり」を見ると、
  B737-800/900/MAX
と書いてある。



一瞬ドキッとするが、中国はMAX8の飛行中止を決めた世界最初の国。とにかく身を任せるしかない。

B737-800B737MAXより古い前の型で新型のMAX8が事故を起こした、ということだ。ボーイング社は安全確認を怠って見切り発車、見切り発売をしてしまったのか。

とにもかくにも、北京には無事定刻に着いた。この空港、3回目で様子もわかってきた。さっさっと乗り継ぎ手続きをしたら、30分ほどで済んで搭乗ゲート前に来てしまった。

マドリッドまでの Air China 便も順調に飛行、日が変わって27日のマドリッド時刻の早朝5時55分の定刻に無事到着。家を出て(26日午後13:30)から24時間30分かかった計算になる。

27日(水)到着してすぐにマドリッドからバスで3時間半のサラゴサ Zaragoza に到着。ホテルは観光地の中心街のど真ん中にあり、タクシーで行っても費用はそんなに掛からないのだが、スペイン語の勉強にはならないので、バスで行くことにした。

ホテルから歩いて2分の所にサラゴサNo.1の観光建物カテドラルとゴヤ美術館がある。時差ぼけ対策のため早速観光に。




飛行機の中ではほとんど眠れなかったので、疲れと睡眠不足でその夜はグッスリ、と言いたいところだが、ビールを美味しくいただきすぎたので何回も夜中にトイレに行きながらの一晩。

28日(木)前夜は風呂に入らず寝入ってしまったので午前中にゆっくり入浴。ついでに風呂タブの中で洗濯、ハンガーにかけておいた。
しずくが落ちるほど、だったが、
夕方帰ってみると完全に乾いて
いた。空気が乾燥している。

昼から観光。世界遺産指定のアルハフェリアという宮殿。14時から16時までの昼休み時間に行ってしまったので時間つぶしが必要になった。

最近、住んでいる高槻市でもするのだが、バスで終点まで行って散歩、という運動。スペインでも同じことを時々するが、今日もやってみた。

たまたま来たバスにフラッと乗って終点へ。ついたのは何の面白みもない住宅地に。バルで一杯ひっかけて元の場所へ。宮殿の午後の再開の時刻、16時ちょうど。

入場料3ユーロのところ、年金生活者は割引料金1ユーロ(130円)でOK。

ここでおばさんにひっかかった。というか、話し相手をさせられた。アルゼンチンから一人で観光に来た画家の女性。見学している宮殿の中で話しかけてくる。僕もスペイン語の勉強になるので、適当に応じていた。よくしゃべる、よくしゃべる。知らない単語もたくさんあるし、中米独特の言い回しもある。

天井に書かれた見事な絵や文字を読むのに、iPhone の写真機能で拡大してみている。「眼が悪そうですね」と言ったら、どこをどう聞き間違えたのか「私の眼が綺麗ね、と言った?」と喜ぶ。トホホ・・・・!

宮殿を出て、スペイン後の勉強のお礼にバルでビールを一杯いかが?とお誘いをしたらOK。時間があるときになにをするのが好き?などと他愛のないことをしゃべっているときに音楽の話になった。彼女、歌が好きでアルゼンチンタンゴを一曲。僕も何かを、というのでた「ベサメムーチョ」を歌った。


陽気なおばさま

歌いだした途端、横のテーブルに座っていたスペイン人の5人組おばさんグループ、「ファンタスティック」と言って一緒に大声で歌いだした。街路に張り出したバルのテラス席で皆が大合唱。

別れるときは皆、ハグと握手。充実の一瞬でした。

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