簡単そうでなかなか難しい。修理がしやすいように設計されているかと言えば、全く逆。おもちゃに限らず、最近の電子機器や、果ては自動車や家までも、「修理がしやすいように」ではなく「組み立てコストが安くなるように」作られている。
だから、修理できても「このあたり一式、全部取り替え」で部品代がとてつもなく高くなったり、部品代は安いが修理のための人件費がびっくりするくらい高い、と言うようなこともある。
そんなのを、極端なことを言えば、おもちゃ病院では数百円のおもちゃを修理用部品を使わずに、あるいは数円の部品代だけで直して差し上げる。時には、「修理できない」と思われるようなものまで修理してしまう。
“ドクター”達は、修理が難しいほど修理したあと「やったぞ!」と満足して、内心ほくそ笑むのである。もちろん、子供たちは単純に喜んでくれ、親やおじいちゃんおばあちゃん達は子供にプレゼントしたときのことを思い出し、それぞれのその時の思いを再び確認して喜んでくれるのである。
僕がここの“ドクター”になったのが1年半ほど前の2010年9月。今までのところ修理が易しいおもちゃばかりを担当させていただいたので何とか勤まっている。
少し手が器用で、ちょっとばかりの機械・電気の知識があると自分で思っていただけでスタートした。そんな僕に回ってきたのが「『病院院長』になってくれない?」と言う話。現院長が体調を崩して代わりを務めて欲しい、と言う話だ。経験も少ないし持ってる技術も大した事はないので大役だが、「院長代行」と言うような感じで引き受けることにして、この4月からスタート。
高槻、茨木周辺で壊れて直して欲しいおもちゃをお持ちの方は下記へどうぞ。
たかつき おもちゃ病院 http://ivory.ap.teacup.com/omotyabyouin/
いばらき おもちゃ病院 http://www.kids.zaq.jp/ibatoyhosp/
たくさ~ん、持ってきてください。
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