SS席 8,000円 S席7,000円
出演者は
狩人
平浩二
新沼謙治
冠二郎
葛城ユキ
北原ミレイ
チェリッシュ
おりも政夫
千昌夫
橋幸夫
と、堂々のメンバー。
このS席7,000円を「100名(ひとり3枚まで)限り限定で3,000円」と言うから、これくらいの値段なら、歩いて20分のところで近いし、気軽に楽しんでみようと申し込んだ。3,000円でゲットした席は2階席でそんなに悪くはない。
今日がその日。雨が降っていて、会場に開演ぎりぎりに着いて、何とか間に合った。見渡すと、定員1,564名の会場は満員の盛況。ほぼ全員が60~80歳のレンジ(年齢帯)に入るシニア男女に見える。3,000円でチケットを買った人はこの中で何人いるんだろう?
第1部は狩人からおりも政夫までが各2曲ほど。最後に千昌夫が軽妙なお笑いト―クと数曲を熱唱。1時間50分の長時間だったが結構楽しめた。
15分の休憩をはさんで、第2部は橋幸夫のワンマンショーを50分ほど。フィナーレは全員が出てきて「いつでも夢を」を会場と合唱。
生バンドを期待していたのだが、この会場の人数では期待した方が無理、というものか。
それにしても皆さんカラオケで「上手に」歌うのには感心。さすが「プロ」だ。声もよく出ている。テレビで出てくる懐メロ歌手の中には、もう何年も歌っていないんじゃない?と思うくらいの人をときどき見かけるが、今日の歌手はみんな日ごろから歌いこんでいるのを感じさせる。
ただひとり、曲の歌い出しをワンテンポずらして早めたり遅らせたりする「技巧」を多用して興ざめ。声も出ているしうまいんだからそんなごまかしのような事をしない方がずっといいのに、と常々思っている。
そしてアンコールもなく終了。「アンコールもなく」と書いたが、僕はそれが当たり前、と思っている。この頃はどんなコンサートでもアンコールが当たり前に行われているが、アンコールに値する演奏・会場がそんなにいつもあるとは思わない。演奏終了後僕だけすぐに立つわけにいかないので、お付き合いの拍手はするが、「手がしんどいなあ」と思いながらやることもしばしば。スマートに、アンコールなしでコンサートを終了する人には大拍手だ。