2023年9月10日日曜日

いよいよ明日から学校が始まる

軽い朝食を頂いて、そのあと家の主人が街を案内してくれた。気温は2829℃、湿気もわりに高いので暑い。ほとんどの人は半そで短パンで、女性はノースリーブ。街の人口は45千人ほどだが夏のシーズンにはその2倍の観光客が押しかけて賑やかになるらしい。今は観光客もほとんどいなくなり、里帰りしていた学生たちも学校があるところに戻りつつあるので来週はさらに寂しくなる。

 

家から通りに出るとすぐそこに山がある

学校は家から歩いて5分

居住民にはロシア人やドイツ人やイタリア人が多く、それぞれ一か所にまとまり自国語で生活する人も多いらしい。78日に泊まったビナロスもそうだが東洋人らしい顔は今のところ一人も見かけなかった。まだ中国人の大群が押し寄せていない隠れたリゾート地かもしれない。

散策から帰ったら午後2時半の昼食。ここバレンシア州はパエジャの本場なので、出てきたのがパエジャと思ったがそうではなかった。正式な名前は Arroz al horno (オーブン仕立てのおこめ)という。


この写真は Hector Medina さんという方のレシピサイトから借用したものです。(と書いても無断借用で違法なのかな?)ファミリーが作ってくれたのはこれと全く同じ。茶色の陶器の鍋、モルシージャと言うソーセージ、トマト、肉、ニンニク、ガルバンソー豆、ジャガイモ、サフラン着色のごはんなど寸分たがわず同じ。これを参考に作ったとしか思えない。

正式なパエジャは火で炊くがこれはお米中心に具材を混ぜ込んで陶器の器に入れてオーブンで焼くという。味はというと、パエジャとほとんど似たようなものと思うがこちらの人は「全く別物で、味も香りも、食感も全く違う」という。僕には、ご飯が少し炊き足りていないかと思うくらい芯が残っているように思えた。コメの種類も違うし、炊き方も違うので差はある。おいしいのは確か。

夕食時、食事や部屋の様子など写真に撮ってブログの載せてよいかと聞いたら「全く問題なし」との返事を頂いたので、ここから写真を載せることにする。

 

夕食はボカディージョ、トマトサラダ、豆とソーセージの炒め物

この家には5年前に引っ越してきて自分たちでデザインし、家具屋さんに発注し、自分たちでこなしたらしい。ご主人の兄弟が大工だと言っていたのでその助けもあったのかもしれないが、若い人が好む色使いやデザインを採用している。徐々に写真をアップしていく。お楽しみに。

2023年9月9日土曜日

ビナロス→バレンシア→ガンディア→最終目的地デニア

長い文が続くが、バスと電車の待ち時間が数時間もあり、暇つぶしで書いた。

昨日もトラブル満載だった。ホテルには無事2泊できることになってホッと一息。地中海に面した街、観光地のベナロスだからゆっくりしたい。ただ、ここから最終目的地のデニアまではまだ相当ある。

ビナロス→バレンシア→ガンディア の区間は電車。

ガンディア→デニアはバスに乗り換える。電車は満員で乗れないということはないと思うが問題はバス。案の定、バスのチケットが満員で取れない。仕方がない、50㎞程の区間を別の方法で行くことを検討。BlaBlaCarというセミプロの乗り合いタクシーを利用するか、通常のタクシー。BlaBlaCarの経験はないが少し前と違って、運転手の経歴や口コミを点数化して公開していて、利用するほうも会員登録するので安全性は上がっているようだ。この50㎞の区間だとBlaBlaCarだと610€、タクシーだと50€くらい。家族からは「安全第一なのでBlaBlaCarは避けるように」とお達しが出ていたので、タクシーを選択。

その後、滞在先のファミリーとのWhatsAppのやりとりで、夜のバスにキャンセルが出たのか、チケット購入成功。

少しほっとしたので、携帯のSIM購入に挑戦。以前はスペイン人セニョーラに助けてもらったが、以前の購入記録持って来ていたので「これと同じのを頂戴」と言ったら「はい、はい」と気軽に引き受けてくれた。「前回はつい最近の2020年」と言ったら「2020年は大昔よ。この世界はどんどん変わってるからね。」と僕を不安にさせる。

30分ほどで無事手続き完了で接続のチェックもして、店を出たとたんに接続できない状況に。店に引き返してからが大変。どうしても接続できない状況が続き、ついに店員がギブアップ。ついには、SIMを店所有の携帯に差し替えて動作するのを確認して、「ほら他のは皆ちゃんとOKでしょ?ということはあなたの携帯がおかしいということよ。」とのたまわく。そして57€もする「中継器」を売り込む。こちらも、滞在予定のファミリーと連絡が取れないと困る、背に腹はかえれないので「OK」して購入。ホテルに帰るまではきちんと動作していた。

翌朝の9日の朝、またまた全く動作しない。携帯に送ってきたチケットもネットに接続出来ないとチケットが見えないのでえらいことだ。

7時に起きて電車の駅に行くので機器を購入した店はまだ開いていない。


乗るときはガラガラだったが終点近くでは立つ人もちらほら。

ガンディアという町には13:50に着いた。ここは電車とバスの駅がいっしょになっている。スーツケースを預けてORANGE(携帯・SIM販売店)行こうと思ったが、聞くと駅にはロッカーがない。八方ふさがりだ。携帯をいろいろ触っていた時、ほんの一瞬10分ほどネットにつながった。なぜかわからない。すぐにALSAから来たメールを開き、切符のページをスクリーンショット。これを見せて本来は19:25ガンディア発20:15デニア着の切符を運転手に頼んで16:2517:25着の早い便に変えてもらった。

デニアに着いたら今度はファミリーの家を探さねばならないが、携帯は動作しないし、パソコンはWiFiがあるところでしか地図を見れない。デニアのバスターミナルからタクシーでファミリー宅まで行く予定が、タクシーが一台も来ない。重いトランクを押してさまよい歩いた。小一時間たって家をやっと見つけて、くたくたの状態でファミリーとあいさつ。

何とか滞在するファミリーのアパートにたどり着いた。

次からは写真を多く入れるように努力!!!

2023年9月7日木曜日

何とかスペイン滞在一泊目のホテルを見つけた

大きなトラブルはなかったものの、ちょっとした意外な事柄を何とか切り抜けて日本を出てから31時間ほどたったスペイン時刻午後8時ごろにホテルにたどり着いた。


        やっとたどり着いた2つ星ホテル       

ホテルは予約は日本でしておきたかったのだが、直前まで「学校があるDeniaに行くまでにスペインとフランスの国境にあるアンゴラという国に行く」計画をしていた。ただ少し強行日程だったので断念して、飛行機が到着するバルセロナから南にあるデニアDeniaまでをゆっくり行くことにした。

バルセロナ空港の観光案内所で「Deniaに行くまでの途中にあなたのお勧めの小さな静かな町はありませんか?ただし、ホテルがあることが条件ですが。」と聞いて教えてももらったのが今いるビナロス Vinaròs という町。



南北7㎞、幅1㎞の細長い町。魚がおいしい保養地、といったところか。40ページもある立派な観光案内書が、入ったホテルにあった。人口は約5万人。

ここにたどり着くのには少々の出来事があった。

1.自分の時計を現地時間に合わすのに1時間間違っていて、とんでもない事になりかけた。

2.観光案内所の男性がバス会社の名前を間違えて教えた。

3.何とか切符の自販機で現地の人の助けを借りて買えた。

4.買った切符の発車時刻が16:00だったのだが、刻々と変わる発車時刻表に僕の乗るべきバスが出てこない。

5.現地の人の助けを借りて、発車時刻直前にバスを見つけたのだが、「そのバスの発車時刻はふつう発車時刻表に出てこない」というのだが、そんなことは有り得ないので僕が単に聞き取れなかっただけだろう。

6.終着停留所ビナロス行きなのに、一つ目の停留所でバスを乗り換える、という。

7.これでビナロスへ行けると思いきや、もう一度バスの乗り換え。

8.やっとたどり着いたが、観光案内所など近くにないバスターミナル。

9.そばに小さな公園があって、子供を連れてきているおじいちゃん1人おばあちゃん5,6人のグループに助けを乞うた。「近くにホテルはありませんか」。「高いホテルより安いほうが良いよね」と、ありがたくも言ってくれて、携帯で電話してくれて、予約完了。44€、7,260円、税込み、1€=165円換算。タクシーも携帯で呼んでくれた。タクシーは近距離で5€。それがこんな部屋。大きいベッド、小さいながらもバスタブがある。ただ寝るには十分。


ちょっと贅沢の夕食を浜のバルで


浜から1歩街に入ると人通りはほとんどない


一夜明けた後の部屋で失礼

バルセロナまでのちょっとした出来事

 僕は根っからのあがり症なので、たぶんそれが原因で起こったと思われることが多々ある。そんなことも含めて気が付いたことをメモしておく。

1.伊丹空港の荷物保安検査場で

「パソコンをリュックから出して」と言われて別のトレーに入れて、無事すべてX線検査と通過。やれやれとリュックを担ぎその場を去ろうとしたとき、「もしもし、これ、お客さんのではないですか?」と空港職員がパソコンを持って追いかけてきた。パソコンを忘れていた。助かった。危うくセーフ!

2.JALCAさんに感激

この日の伊丹発成田行きの便は「悪天候のため機体が揺れるので飲み物のサービスはありません」とアナウンスがあった。実は僕はこのアナウンスの前に食後に飲む錠剤を手に取りだしたところで、水がなくては飲めない。1回飲み忘れても何かが直ぐあるという薬ではないので、紙に包んでポケットに入れた。その時、CAさんがコップ一つ持って僕に近づいた。「どうぞ」と僕にわざわざ水を持って来てくれたのだ。離陸直前のことだった。僕が薬を取り出して、水がなくて困っている様子をどこからか見ていたんだろう。CAさんの優しい気遣いに、おもわず涙ぐんでしまった。羽田について飛行機から降りるときに、上級CAらしき人に事の顛末を話しお礼を言っておいた。些細なことなんだけど、これがうれしいんですよね。

3.成田空港で

飛行機の到着が少し遅れた。国内便のターミナルT1から国際便のターミナルT3に移動するのにバスに乗らなくてはならない。僕のような国内線から国際線に乗り継ぐ客用に専用バスがあるようで指定場所に待っていると係員が案内してくれるような仕組みになっているようだった。そこに着いたのが夜の840分。専用バスの時刻表は最終便が830分になっていて係員もいない。困り果てていると、時刻表の下方に小さな字で対処法が書いてあった。付近にいる空港職員に何度か聞きながら、何とかT3にたどり着いたが、乗り継ぎ時間が少ないときは、慌てまくるだろうなあ。

*** さてここからいろんな写真も入れていこうかと思っていたところ、携帯からパソコンに移すときにトラブルが出て、全て飛んでしまった。写真は9月8日の朝から再開予定 ***


2023年9月6日水曜日

スペイン短期語学留学 10回目 スタート

 今日9月6日、カタール航空のチケットでいよいよスペインに向かい出発。

大阪伊丹空港 - 羽田 - ドーハ - バルセロナ のルート

全行程、約25時間の予定。帰路も同じルートで往復チケットをExpediaで買ったのだが、その価格の高いこと。びっくりする。原油が高いこと、ロシアの侵略戦争のため南回りのルートしかないこと、コロナのため便数が少なくなっているところに旅行再開の雰囲気が出始めていること、極端な円安のため、など不運な材料が出そろっているのが原因。

6,7年前に北京経由のAir Chinaで往復チケットを58,000円で買ったのに比べると約5倍の値段だ。Air Chinaのチケットもあったが13万円もしたし、コロナのため北京空港閉鎖、なんていつ突然何を言い出すかわからない中国のことだから、今は怖くってAir Chinaを選べない。


2023年9月1日金曜日

3年半ぶりのスペイン行きを決心

TLCdenia校


前回のスペインへ短期語学留学は202026日から3月5日だった。ちょうどコロナ騒動が始まった時で、スペインで一人目と二人目の患者が発見されたと大騒ぎをしていた。場所はスペイン領カナリー諸島。まさにその時その島にいて、語学勉強をしていた。

日本では今年5月に新型コロナの分類が「5類」に変わり、僕も6月に6回目のワクチンを接種。欧米ではマスクをしている人が少なくなり、日本でもその傾向も出て来つつある。コロナが沈静化したわけでなく、ニュースでは逆に増加傾向にあるという。

それでも世間は、コロナが始まってから3年半にもなり、そろそろ出かけようかという雰囲気も出てきたので僕もその決心をした。

僕のスペイン語短期語学留学は2011年に始まり年一回のペースでスペイン各地を回ってきて、今回はキリの良い10回目。行き先はバレンシア Valencia と決めていた。だが、最近は特に「大きな街、人がいっぱい、高いビルが林立」と言うのがしんどくなって来たので、バレンシア近郊の小さな町の学校を探すことにした。

しかし小さな町には外国人相手のスペイン語学校があるわけもない。そこで今はやりChatGPTに相談することにした。「バレンシア郊外の・・・・」と言ってるのに市の中心街にある学校をリストアップしてきたり、「外国人向けの・・・・」と言ってるのに『これ、何の学校?』と言うのがあったりで、散々。何度も言い換えて質問したりしながら候補学校リストのホームページを読んで、最終的に決めたのが TLCdénia という学校。

2023年3月31日金曜日

チューリップの葉が色づいた

前にブログを書いたのがちょうど一年と少し前。長い間お休みしていたが、家に咲いているチューリップに珍しいのが見つかったので記録のためアップしておく。

この一年、気候以上で暑すぎたり寒すぎたり。木や花の時期の狂い咲きがあるのは我が家でも時々見るが、今日見つけたのは初めての経験。

黄色いチューリップの花びらが落ち始めたのでちょっと観察していたら、一枚の葉っぱが色づいているのを見つけた。葉の全体ではなく半分だけ。ネットで少しだけだが調べてみると、同様の現象を見つけてアップされているのを見つけた。