高槻・松坂屋の担当者から教えられた指定場所に着いた。今日開催される「たかつきおもちゃ病院」の仕事が10時から始まる。高槻・松坂屋から要請され、ゴールデンウィーク中のイベントのひとつとして開院する。
「たかつきおもちゃ病院の○○です」と言うと、ガードマンが来店予定者のリストを見てチェック、安全ピン付の名札と一日限りの身分証明書をくれた。名札は必ず胸に付ける。
集合した7人が松坂屋担当者に引率されて店内に入って、おもちゃ病院を開店する場所に向かった。開店前で、店内はまだうす暗い。こんな百貨店を見るのは初めて。興味津々、少々緊張しながら歩き、3階おもちゃ売り場に隣接する一角に着いた。
おもちゃの修理をするにはこの場所だけでは狭いので、屋上(6階)の一室を用意してもらっている。2組に分かれて開店に向けて待機する。正面のデスクには受付用紙やおもちゃ病院宣伝のパンフレットを並べた。
いつの間にか店内の照明が明るくなり、2分前には「開店2分前です」と店内アナウンス。おもちゃ病院ドクターに緊張感が走る。そして10時ちょうど音楽と共に「開店です」のアナウンス。7人より少しあとから来た1人を加えて計8人のドクターが身構えた。
『さあ、お客さんが100人も来たらどうしよう、大パニックだ』などと心配しながらお客様を待った。数分もたたないうちに最初のお客様。『わっ、もう来た!』と言う感想。
最初のおもちゃは獅子舞。動かない、音が出ない、などの故障。受付場所では、修理に時間がかかりそうなのと、配線接続のための半田ごてが使えないので、別室に持って行って修理作業。
この後、1時間くらいの間に結構な人数が来院。この調子では本当に100人くらいになるかも・・・・・と心配。
お昼頃になると、来院者数も一気に少なくなってきた。交代で昼ご飯を摂る。店内の一般レストランで食事するときは「名札を取り外して下さい」との要請があった。
社員食堂もあるが、なんとなく気おくれがしてそこでは食事しなかった。ただ興味があったので様子だけは見に行ってみた。1000円単位(?)の前払い食券を買い、それでメニューから選んで注文するようだ。150席近くある内、ざっと見たところ利用者の90%近くが女性だった。社員食堂で食事したドクターの話を聞くと、「安い、でも味は???」。
午後のおもちゃ病院はほとんど開店休業状態。朝から30分おきくらいに店内アナウンスでおもちゃ病院の開院を宣伝してくれているが、その効果も薄いようだ。雑談に花が咲く。
お客様の数の具合によっては、5時とか6時まで時間を延長して “営業”
するつもりをしていたがその必要がないようで、閉院予定時刻の午後4時には片づけを始めた。
来院者数 19人
受付おもちゃ数 28個
治療完了数 21個
入院数 7個 (ドクターが手分けして家に持ち帰り修理する)
全て無事終了して、松坂屋担当者に先導され、朝入ってきた社員専用出口に。ガードマンが立つチェックポイントには「手荷物は中身をチェックさせていただくことがあります」と書いてある。ドクター全員が、両手に荷物を一杯持っている。修理工具やらその場で修理できなかったおもちゃだ。松坂屋担当者が付き添っていてくれたおかげか、荷物の中身をチェックされることもなく無事通過。
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