2013年8月5日月曜日

正しい日本語

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

美術館の中にすりにご用心して下さい。
 

 

フランス・パリ、ルーブル美術館の入り口前に掲示されていた注意書きだ。

もちろん、言いたいことは十分わかる。でも日本人なら、こうは書かない。

パリには年間50万人の日本人観光客が訪れるという。それに、フランス全土では3万人ほどの日本人が住んでいるという。この看板を読んだ日本人みんなが、「変な日本語!」と思ったに違いない。

今日の毎日新聞朝刊4面に、「中国での日本語表記」と題して1面の半分ほどを割いて中国での「変な日本語」の現状や例が紹介されていた。この中で除一平(じょいっぺい)・北京外国語大 日本学研究センター長が「ただ笑うのではなく指摘し、正しい表現を伝えてほしい」と言っている。

お互いの国の政府レベルでも必要なことだが、民間レベル、僕たち個人でも出来ることはある。これから何かを実践してみようかな? 国と国同士の正しい理解も、ひとりひとりの理解・行動・友好が大きな助けになるに違いないと信じて。

早速、「正しい日本語は 美術館の中ではスリに充分ご注意ください。 ですよ」と、ルーブル美術館にメールしてみようかしら。世界の中でも言葉を非常に大事にしているというフランスの事だから、目に留まったら訂正してくれるかもしれない。

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