2013年6月8日土曜日

優香さんと浜口京子さんに遭遇

6月6日(木): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第9日目

2013年6月6日・記
 

《写真は7月9日に挿入しました》

朝食を終えて、昨日見たモンサンミッシェル修道院の内部をもう一度ひとまわりした。
島の中にはこんな細い路地もある。すれ違いが出来ない。

そのあとメイン通路を散歩していると、何やら少し違った雰囲気があたりに漂った。良く見ると、テレビカメラマンの一団がすぐ横にいた。そして、レンズの先にはタレントの優香さんとレスリングの浜口京子さん。

彼女たちがここにいた、と言う事実はTVで放映済みだから、
顔をはっきり出したたらいけない、という事だけかな?
撮影している人に聞くと、7月5日のフジテレビで放映する番組の収録とか。カメラを向けると「撮影は遠慮してください」だって。僕はもう何枚も撮った後だったけど。そこそこの浜口さんには悪いけど、優香さんは かわいかったなあ。

何をしようかな、なんて思うくらいのたっぷりの時間の後、帰りのバスが待つホテル前へ。

ここで、島と本土側を結ぶバスについてひとつ。僕は初めて見たんだけど、バスの運転席が前と後ろとの両方にある。という事は、このバスには前も後ろもない、という事だ。狭い道路上をUターンしなくても往復できるというわけだ。1両編成の電車と同じ、と言うようなことを想像してもらえばわかる。

ところで、モンサンミッシェルの醍醐味の一つは潮の干満。最大15mもの満ち潮・引き潮の差があるというのだが、僕達が今回見たのは、たかだか50cmあるかないかの程度。えぇ~!! っという印象。
滞在中の潮の高さはず~っとこんな感じだった。

干満の差は新月や満月の日が大きくなるようなので、それを調べた上で、モンサンミッシェル観光の日を決めなければいけないという事を今回勉強させてもらった。

4時30分、予定時刻より少し遅れて帰りのバスが出発。満員、40人ぐらい? 僕たちのように昨夜1泊した計10人と、今日の日帰り観光客30人ほどだ。

途中15分の休憩をして夜の9時ちょうどにパリ市内に到着。帰りは4時間30分だった。疲れた~! 僕たちは良かったけど、日帰りの人は相当きつかったに違いない。往復10時間近くのバス旅行と2時間の観光じゃネ。
 

2013年6月7日金曜日

モンサンミッシェル、1泊2日のバス旅行

6月5日(水): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第8日目

2013年6月6日・記

《写真は6月30日に入れました》

Mybus社の「モンサンミッシェル2日間」島内ホテルご利用、と言うのを申し込んでいた。

「2人、モンサンミッシェル島内ホテル、朝食付き、ツインルーム」 日本円で58,676円だった。

6月5日(水)朝、定刻の7時30分にマイバス社の前からバスが出発した。


乗客29人の内、日帰り客が19人、モンサンミッシェルに1泊する客が10人。これから片道360kmのバス旅行が始まる。全員日本人。ガイドももちろん日本人。日本語だから、説明をダンボのように耳を大きくして神経を集中して聞く必要はない。


途中、オンフルールと言う町で30分のトイレ休憩があって、12時50分ごろにモンサンミッシェルの本土側に着いた。つまり、パリから5時間20分の長旅、結構大変だ。


 
着いてすぐに本土側のホテルで昼食。名物のオムレツ、サーモン料理、リンゴの発泡酒、そしてデザート。

名物のふわふわオムレツ。「おいしかったぁ!」などと言うような良い
レポートが少ないようだが、僕の感想は「悪くないね、おいしかったよ」

ふわふわオムレツの昼食を食べたレストランからの素晴らしい眺め。

モンサンミッシェルに泊まる10人はこれからたっぷりと時間があるが、日帰りの19人は帰りのバスの出発まで2時間少々がモンサンミッシェル見学の時間。これは相当厳しい。

 

今夜1泊するのは島内のホテル。チェックイン。海の見える部屋を予約していたわけではない。

階段を少し登って行ったところに部屋がある。
 


ホテルの料金表を見ると、

通路(道路)側の部屋
  (食事なし、1人でも2人でも同じ?)   99ユーロ (13,000円)
  (2人、2食付)                                    213ユーロ (28,000円)

そして一番眺めの良い海の見える部屋は
  (食事なし、1人でも2人でも同じ?) 340ユーロ (44,000円)

 




と書いてあった。

    ★ この料金は1部屋当たりで、一人泊まっても二人泊まっても同じ料金なのかなあ。


僕たちのツアーの料金は二人で朝食付きで59,000円足らずで、バス代・修道院入場料・ホテル代・ホテルの朝食代のトータル代金だからそんなに良い部屋にあたるわけはないだろうね。無事チェックインを済ませた。部屋はほとんど通路しか見えない「眺め不良」の最低ランクの部屋だった。でも文句はない。

小さいが問題はない。シャワー室とバスタブが別々についていた。
部屋からの眺め。海がわずかに見える。
荷物を部屋においてさっそく修道院へ。

今日の修道院はフリーパス。係員がストライキを行っているから入場券を売る人もチェックする人もいない。おとといからストをやっていて、そのおとといはストライキのせいで入場できなかったらしい。昨日はフリーパスで入場OK。今日はどうなることやらわからなかったが、フリーパスで入場OKという事になったらしい。そして明日もフリーパスでOK、という事だ。僕たちツアー客は入場券込のツアー代金を払っているのでフリーパスになっても何の有難みもないのだが。

大変な観光客の数だ。
 
マイペースで修道院をぐるっと一周、ゆっくりと見まわった。時間に縛られないのは、ツアーでない旅行の特権だ。

夕食はガイドに教えてもらった島外、本土側のレストランに、教えてもらった料理を食べに行った。フルコースの食事が29ユーロ(約3,800円)。もちろん飲み物は別だが、これは大当たりだった。日本語のメニューもありわかりやすい。片言の日本語ででも応対してくれる。

あとでレストランの入り口に貼ってあった表示を見ると、ミシュランのマークが貼ってあった。日本でもミシュランのマークのある店などは行った事がないが、これはミシュラン認定のレストランなのか?
 
今日の日の入りは10時5分ごろ。フランスは今夏時間を実施中なので、本来なら11時5分という事だ。白夜に近い。


本土側。モンサンミッシェルを見るための展望デッキがある。
 
夜の10時5分ごろ、日の入りだ。夏時間でこの時刻だから本来なら11時5分という事だ。明るい!

島外から沈む太陽を楽しんであと島内のホテルに帰った。真っ暗になった11時ごろ、外に出てライトアップされたモンサンミッシェルを見物。


まっくらな中にそびえたつ威容は感嘆ひとしお。風も少々あり、寒かったので早々にホテルに帰り就寝。

2013年6月5日水曜日

ノートルダム寺院に上る

6月4日(火): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第7日目

2013年6月4日・記

《写真は6月28日に挿入しました》

今日の目標地はノートルダム寺院と2回目のオルセー美術館。

まずノートルダム寺院。

ノートルダム大聖堂。何やらイベントをしているのか。
「850」と言うのは、今年が大聖堂建設着工からちょうど850年目という事らしい。

大聖堂に向かった広場に階段状の客席のようなのが作られていた。
大聖堂に入る人の列。入場無料のため、列は長いが案外早く入れた。

中に入って寺院内からステンドグラスや内部の見学は無料で自由にできる。100mほどの列ができていたが10分少しで入院出来た。僕には、どこの寺院も同じように感じられるだけで特にどうっていう感想はない。とにかくでかいのは確か。

そして、タワーに登る。こちらも100mほどの列ができていたが、こちらは有料。人数制限をしているので入るのに50分ほどかかった。ガイドブックによるといつもこんならしい。安全の為か人数制限をしているために、入場するのに時間がかかるようだ。

寺院の上からの眺めがすばらしいらしい。並ぶのが大嫌いな僕だが、是非とも体感したかったので寒い中、待った。

400段ほどの階段をのぼり最上階に行き上から見た景色は気持ちよかった。足がすくんだけれど。

 
 


これだけの階段を登れるのも健康だからこそ。有難いことだ。車いすに乗っていてはエレベーターもないこのようなところでは無理だからだ。
 
下り階段を撮影。

街を散歩中に公園で一休み。

さて、明日はモンサンミッシェルへの1泊2日のパック旅行。朝が早い。アパルトマンから15分ほどの所に7時15分集合だ。連日、歩き回り、夜も遅いので、今日は早く寝るとしよう。

2013年6月4日火曜日

スーパーへ食料品と日用品の買出しに

6月3日(月): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第6日目
2013年6月3日・記

いよいよ本格的に、アパルトマンで「パリで暮らす」日々が、短いながら始まった。

その最初は食料品や日用品の買い出しだ。「アパルトマン」から2分のところに「MONOPRIX」(モノプリ)と言うスーパーがあり、出かけた。日本のスーパーとそんなに大きな違いはない。ただ、見慣れないブランドのものが、全く違うデザイン・包装で並べられているので結構大変。


買ったものの値段も興味のあるところなので、記録しておく。 
1€(ユーロ) = 130円で概算
1.5L水                   0.25€ ( 32円) 
     これは安いなあ!水道の水は一切飲まないようにしているので有難い。
レジ袋                     0.03€ (  4円)
1L牛乳                                                                       0.96€ (130円)
コーヒー用ペーパーフィルター  2人用100枚             1.31€ (170円)
紅茶パック  25個                                                         1.14€ (150円)
塩・胡椒セット                                                             2.61€ (340円)
コーヒー(ペーパーフィルター用)250gx2       5.35€ (670円)
  どれを買ったらよいかわからなかったので適当に買ったら大失敗。
  酸っぱくて飲めない。これが好きな方誰かに差し上げるか、ゴミ箱行きだ。
1Lオレンジジュース                                                  0.98€ (130円)
20mアルミホイル                                                      2.45€ (320円)
台所用ペーパータオル3巻                                          1.97€ (260円)
タマネギ 2個                                                            0.70€ ( 90円)
「エシレ」バター 100g                                      1.66€ (220円)
  このバター、日本では公式HPで860円で売っている。
コンソメ 12個                                                        1.69€ (220円)
卵 6個                                                                      1.69€ (220円)
  農業国なのに相当高い。
ウインナソーセージ  4本                                           2.25€ (290円)
ヨーグルト 4パック                                                 2.38€ (310円)
チキン・マッシュッドポテトのお惣菜                        3.99€ (520円)

2013年6月3日月曜日

パリの「アパルトマン」に引っ越し

6月2日(日): 16日間の暮らすように旅するパリ」---第5日目

2013年6月2日・記

《写真は6月26日に挿入しました》


パリの最初の4日間(4泊5日)のホテル生活が終わり、次はいよいよ「アパルトマン」生活に移る。今日から10日間(10泊11日)は「アパート生活」と言うわけだ。

アパルトマンがある通り

生活に必要な最低限のものは揃っている。小さなアパート、公称40㎡、1DK什器付きだ。パリ市内17区にあり、メトロの駅から2分。

食堂兼台所は12㎡(約8畳)。食器、調理器具、電子レンジ、オーブントースター、湯沸かしポット、コーヒーメーカー、テレビ、電話が揃っている。テレビは14インチのブラウン管式、いまどきこんなのは珍しい。かわいい。


左奥が寝室

 

風呂場には洗面器、バスタブ、トイレ、洗濯機。

寝室は13㎡(約8畳)。セミダブルベッドと補助ベッド兼ソファ、整理たんす、洋服タンスがある。

2人で使用すると、13,000円。それに若干の諸費用が掛かる。

今日は日曜日で、カフェやレストランはほとんどがやっているがスーパーはほとんどが休み。と言うわけで、ちょっとした生活必需品の調達は明日の仕事になった。

街をぶらぶらすると「蚤の市」に出会った。いろんなものを売っている。

蚤の市があった通りの一角にカフェ。

蚤の市 = ガラクタ市
 

今日はメトロの話題を二つ。

ホテルからアパルトマンへの荷物の移動はタクシーを使った。と言うのも、パリのメトロの駅にはエスカレーターやエレベーターがない、見たことがない。スーツケースなどの重いものを運ぶのはとても無理だ。乳母車の利用も大変だろうと思う。

そして今日、メトロを乗っていて気が付いたことが一つ。観光客が良く利用する駅の内の何カ所かなんだろう、日本語でこんな構内アナウンスがあった。「スリには十分気を付けてください」。日本語以外でも、いくつかの言葉でやっているようだった。

2013年6月2日日曜日

ベルサイユ宮殿と庭園


6月1日: 16日間の暮らすように旅するパリ」---第4日目
6月1日・記

《写真は6月25日に挿入しました》

パリ市内から20㎞ほど西にある。電車を乗り継いで到着。
 
乗り継ぎ駅でいったん外に出て、30分ほどぶらぶら。郊外のベッド
タウンと言う雰囲気。こんなことができるのも自由な旅程の旅の醍醐味。

ベルサイユ宮殿に向かう観光客の列。

 6日間フリーパスを落としてしまったので入場券を買わねばならない。入場券を買うのに40分ほど並び、入場するために荷物検査があるのでそれにも20分ほど並びやっと入れた。入場券はガイドブックでは18ユーロだったが、25ユーロと言われた。高いなあ、日本円だと3,300円ほどだ。

キンキラキン。
内部もキンキラキン。

建物を少し見た後、庭園と大トリアノン・小トリアノン宮殿に向かった。

とにかく広いので、中に貸電気自動車があったり貸自転車があったり、園内バスがあったりする。庭園だけでも 2km x 3km 以上もあるので端から端まではとても歩けないが、どれも利用せずゆっくりと景色と雰囲気を楽しみながらひたすら歩いた。

ひたすら歩いて見学するのは時間と体力が必要。

見事に管理された庭園は素晴らしい。ただ難を言えば、日本のスキー場か海水浴場のように、スピーカーから大音響でクラシック音楽が流れてくる。音楽を全くなくすか、「どこで音楽を演奏しているんだろう?」と言う程度にしてもらいたいものだ。フランス人の繊細さはこんな程度かとガッカリ。

昼食は庭園内のベンチで済ました。街中で買ったサンドイッチと杏子のパイと水。
 
この景色を見ながら昼食。
 
見たかったトリアノン宮殿と庭園を見たあとベルサイユ宮殿に帰ってきて、別の部分を見学。入場したのが13時30分、出たのが18時10分だったので、5時間近くここにいたことになる。

夜はパリ市内に帰ってきて、ガイドブックに紹介されていたレストランに行ってリブステーキを賞味。

歩いて歩いて歩いた今日の歩数は万歩計によると、25,000歩、約16km。くたくたになった。足がパンパンになった。

2013年6月1日土曜日

パリ、地下鉄、スリにあう


5月31日: 16日間の暮らすように旅するパリ」---第3日

5月31日・記

《写真は6月22日に挿入しました》

パリに来て3日目、さっそくスリに遭遇した。

昼過ぎに地下鉄に乗ろうと自動改札口に切符を差し込んで通り過ぎようとしたときに、「ああーあ!!」と言う大きな声が後ろから聞こえてきた。何事かと振り返ると僕のすぐ後ろに10歳くらいの白人の女の子、そしてすぐその後ろに僕の妻がいた。

切符を黄色い挿入口に入れた瞬間、女の子の手が僕のポケットに。
「ああーあ!!」と言うのは妻の声だった。

女の子のマフラーが切符差込口の当たりにヒラヒラとしている。女の子のマフラーが引っ掛かったのかと思って一瞬立ち止まると、女の子は「Non,Non,」と言って改札口のバーの下をくぐり抜けあっという間に立ち去ってしまった。

僕は何が起こったのか理解できず妻に尋ねると、「女の子が僕のダウンジャケットの右のポケットに手を突っ込んだ」と言うのだ。僕は、手を入れられていた事など全く気が付いていなかった。

前のジッパーを開けていたのでポケットはヒラヒラ状態だった。ダウンのポケットにもジッパーが付いているがそれも開けていた。そこを狙われたようだ。女の子の小さな手が入っても気が付かなかったのだ。ポケットの中には眼鏡が入っていただけだが盗られていない。

財布はショルダーバッグの中そのまた中の方に入れていて、しかもひもを付けていてバッグに結び付けている。カメラもひもを付けてベルトに結び付けている。パスポートや若干の予備現金は、貴重品袋に入れて首から下げて下着シャツの下に肌身離さず持っている。

世界一の観光都市、世間の景気は悪く、スリや強盗も多いと覚悟はしていたが本当に難儀なことだ。

右ポケットには眼鏡しか入れていなかったので、ポケットに付いているジッパーを閉めていなかった。ちょっとしたスキを見せていたわけだ。スリに会わないためには、「十分気を付けているぞ」と言う態度を発信するのが重要なのに、それを怠っていたわけだ。反省!
 
「スリに注意」
 
ルーブルの館内にも注意書きがいっぱい。

人気展示品の前はこんなのだから特に危ない。

この事件とは別だが、昨日雨の中観光客でにぎわう橋の上で、中年の女性が観光客に何やら話しかけていた。手に指輪か何か小さなもの路上から拾い上げるしぐさをして、観光客に向かい「落としましたよ!」と言っている様子だった。観光客は相手にせず行ってしまった。

その怪しい女性はすぐに、近くにいる別の女性観光客に同じしぐさをしている。この観光客も首を横に振りながら立ち去ってしまった。

「また失敗したよ」と言うような感じ。ちょっと離れたところにいた別の女性がその怪しげな女性に近づいてきて、「今日は調子が悪いよね」とでも言いながらか、橋の向こうに行ってしまった。スリをやっている仲間同士のようだ。僕が立ち止ってしばらく様子見ていると、またまた橋の向こうから二人がやってきた、少し距離を置いて。

スリのパターンはいろいろだ。ホント、うかうかできない、パリは。