2013年9月17日火曜日

宿題と修了テストの予告


9月17日(火) セビージャ 4日目 スペイン語学校2日目、授業の内容

このクラスは1週間か2週間前からスタートしていて、僕を含む3人がそのクラスに途中から加わったようだ。

今日、宿題が出た。課題はこうだ。

「あなたの国について書きなさい。最低10行必要です」
どこにあるだとか、何語を使ってるだとか、気候はどんなだとか、観光スポットは?などなど。

そして、クラスの一応の修了と言うのが今週末にありそれに向かい簡単なチェックテストがその前日の木曜日にある。修了のレベルに達しているかどうかという事だ。テストの範囲は次の通り。

1.ある程度の数の単語がわかるか。
2.Ser/estar/hay の使い分けができるか。
3.Queとcualの使い分けができるか。
4.Gusutar(interesar)型の動詞の使い方を正確に出来るか。
5.再帰動詞の使い方がわかるか。
6.現在完了形の作り方。

もっとも、これらの基本がわかるかどうかだけだからそんなに難しくはない。
 
僕は、ほんのちょっとずつだが3年もやってるから多分わかるだろうけど、右も左もわからない初めての人がスペイン語を初めてたったの1週間や2週間でわかるようになるのかなあ。

初日の 課外活動


9月16日(月) セビージャ 3日目 スペイン語学校の初日 課外活動

何でもやってみようと、お知らせのあった「課外活動」を二つ受けた。

スペイン語の発音・話し方 90分

この学校では、クラスはA1 A2 B1 B2 C1 C2 の6段階に分かれている。

この特別授業の対象生はA1とA2。全てスペイン語で行われて、時々英語で補足説明がある。

ほんの初級者相手の授業なのだが、みんな先生のいう事をほとんど理解しているようだ。僕なんか半分ほどしかわからないんだけどなぁ。

セビージャ市街のオリエンテーション(案内)

主なものを2時間少しかけて歩いて見て回った。ガイドの女の先生はゆっくり話してくれるが、とても僕のレベルではわからない。わからなくても聞くだけで「意義あり」とする。
 
プラサ・ヌエバPlaza Nueva からカテドラルに向かう道

世界遺産のカテドラルとその中のヒラルダの塔

カルメンの舞台になったたばこ工場、今は大学

サンタ・クルス界隈


 
 
今日一日、スペイン語のシャワーを浴びた。ま、シャワーと言うだけあって、みんな流れ落ちてしまったけどね。一滴二滴だけでもシミになってもいいから残ってくれていたらいいんだけど。
 
最後にみんなでバールに入り、学校からの歓迎の「一杯」を頂いて解散。ライトアップされた世界遺産のカテドラルを見ながら帰途についた。

2013年9月16日月曜日

スペイン語学校の初日


9月16日(月) セビージャ 3日目 スペイン語学校の初日

昨夜はホームステイ宿泊の初日とあってか、ベッドが少し合わないという事か、あまりよく眠れなかった。

7:10 起床 洗面 シャワー
8:00 朝食 ミルクコーヒー トースト ジャム数種 マーガリン だけ
8:25 家を出る
8:45 徒歩で学校着
 


 
9:00 説明会開始。スペイン語と英語。
     新入生は60-70人くらいいる。15-25歳くらいが70%、年配も少々。
     日本人は5-6人いるかどうか。
     70%女性、30%男性。
     ざっと見たらこんな感じ。

簡単なテストがあって、クラス分け。僕がどのレベルに振り分けられたのか不明だが、11:20からの最初の授業の中身を見ると下から2番目かな?

先生は、2年半前にこの学校に来たときにも教えてもらったことがある女性先生だった。

このクラスに10人。前の経験だと、金曜日までに一人二人と落ちこぼれていって少なくなっていくんだけど。

それにしても先生ってすごいね、あっという間に10人の名前を覚えてしまった。僕は今思い出してもクラスメートの誰一人の名前も出てこない。先生の名前すら・・・・・

中国人1人、フランス人1人、アメリカ人7人、と僕。
 
通貨の単位の「ユーロ」の話になって、一人ひとり全員に発音させた。日本語とスペイン語の発音はよく似てるので、僕などはほぼ満点の発音だったと思うけど、おかしいのはアメリカ人。「エウロ」と発音するのが正解なんだけど、それが言えない。散々英語の発音に苦労してきた僕にしてみれば、「ざまーみろ!」 てな感じ。喧嘩はしてないよ! みんな和気あいあい。

セビージャのホストファミリー宅に到着


9月15日(日) セビージャ 2日目 ホストファミリー宅に到着

昨夜のホテルは、ホテルと言うよりもアパート。ホテルの機能に電子レンジ、冷蔵庫、2口コンロ、シンク、食器、調理道具が付いている。

ネットで探した。翌日から世話になるホームステイ宅にスーツケースをゴロゴロと引っ張って歩いていける距離にある。通常、1泊15,000円するのが特別料金適用中で5,000円位。ヨーロッパは大体どこもそうかも知れないが、「一人いくら」ではなくて「一室いくら」の料金の決め方だ。だから、ここも2人で泊まっても5,000円だ。安い。狭くはないし、そこそこ清潔だ。建物が古いので綺麗さ、と言う点ではそこそこと言うしかない。

昨夜はスーパーで買いこんだこんなもので夕食

ミニ・キッチン付きの昨夜のホテル

結構広い

15日は朝から特にすることもないので、町の中心街を歩いて、2年半前に3週間お世話になったホームステイ先の前まで行ってみた。手ぶらだったこともあり呼び鈴は鳴らさなかった。

驚いたのは、2年半前、3週間毎日同じ道を通ったのに、もう道を忘れていた。地図を見ないととても行けなかった。それほどセビージャの街の通りは複雑怪奇だと言ってもよい位だ。
 
セビージャの街を流れるグアダルキビール川

今日は日曜日とあって広場では絵画市が開かれていた
 

昼過ぎに闘牛場の前を通ったので見学に入ってみた。大人8ユーロ、「退職者」4ユーロとあったので、すかさず「退職者」と言ったら、すんなり4ユーロで入れてくれた。「退職者」の証明書とかチェックはないようだ。
 
闘牛のシーズンは10月から、と言ったかなあ?



 

英語とスペイン語で説明してくれた。もちろん英語の方に耳を傾けたが、こちらもさっぱりわからず。スペイン語の方は、当然ながら英語以上に、はるかにわからない。5週間のスペイン語会話の勉強が終わった頃には1/3くらいは理解できるようになっているんだろうか? それとも1/10?

約束の16:00に無事ホストファミリーの家に着いて挨拶。

ファミリーと言っても住んでいるのは女性一人、今は無職との事でそれ以外の事は聞いていない。孫がちょくちょく遊びに来るらしい。60歳前後位の人かなあ?

まだ会ってないけど、アメリカ人の女性留学生が2人いるらしい。

十分な大きさの部屋にベッドと学習机と衣装いれと棚がある。トイレとバスタブと洗面所が一緒になった部屋があって、僕専用になっている。これは特別料金を払っている。
 


 

今日の夕食は午後9時にお願いした。「何時でもいいですよ」と言ってくれたが。さてどんな食事になるんだろうか?

一人で食べるのか?
ホスト(この家の場合はホステスというなかな?)と一緒に?
アメリカ女性とも一緒なのか?
メニューは?

日本で食事するときはいつもビールが一緒なので、さっき外に出てスーパーでビールを買いこんでおいた。500cc缶が、ブランドの差が少々あるが大体1.50ユーロ(200円)位。
 
いわゆる「横メシ」と言うやつ。最近こんな単語は聞かないけど、「横文字を話す人と食事をすること」。死語になりつつあるのかな? 「横メシ」って、語学の才能がない僕には結構大変。会話する方に脳細胞がフル回転していて、食事を味わう余裕なんてない。

・・・・・・・・・・・・・

はてさて、夕食がとりあえず終わった。

夕食の前に突然アントニオなる人物が出てきて挨拶。どういう関係の人かはわからない。彼氏?
いきなり、「このひとだれ?」なんて聞けないし・・・

夕食は結局一人で食べた。メニューは、
 パン
 トマトのスライス(1個分すべて)
 ご飯の上にチキンとキノコをどないかしたのを乗せたもの。料理法が全く分からない。おいしい。
 そして自分で買ってきた500ccの缶ビール1本。但し夕食前に食前酒として1本完了済み。

横で何かをフライしてるんだけど、それが2品目に出てくるのかな、と思ったんだけどそうではなかった。アメリカ女性の夕食用だったんだろうか。とにかく僕の夕食は30分で無事完食。最初からメニューを写真で撮るのも失礼かと思い、それはあきらめた。

2013年9月15日日曜日

AVEでマドリッからセビージャへ

9月14日(土) AVEでセビージャへ

マドリッからセビージャへの高速鉄道はマドリッ・アトーチャ駅から出ている。この駅は2年半前にセビージャに行った時に利用したことがある。

(ここから、セビリアはセビージャ、マドリッドはマドリッ、などとスペインで言われているように書く)

ホテルからタクシーで15分ほど。見覚えのある駅に着いた。外観、切符売り場、セキュリティーチェック、ホーム。前に一度利用した時の記憶がよみがえる。
 

切符売り場

空港のように荷物のチェックをする


乗車ゲート前の待合ホール

セビージャまでは途中3駅に停まる

傾斜のゆるーい「動く歩道」で下のホームへ

日本の新幹線のような混雑はない

迷うことなく切符を買い、13:00発のセビリア行きのAVEに乗り込んだ。発車時刻定刻に小さなベルが鳴り、前後の機関車2両を合わせて10両編成の列車は静かに走り出した。

朝はホテルでミルクコーヒーとサンドイッチを食べたが、のどが渇いたのでビュッフェに行ってみた。

「とりあえずビール」の掛け声?と共に「生ビール」と言ったら「ここには缶ビールしかないよ」と言うお達し。
 
OK、OK。缶ビール頂戴!」
 

1缶飲み干したところで横に体格の良いお兄さん(おじさん)。話しかけてみた。

例によって、
 どこに行くの?――セビージャ
 どこの人なの?――セビージャ
 なんでこのAVEにのってるの?――パリに行ってきた。(なぜパリか不明)
 何をしてるの?――運転手。金属製品を運んでる。
 僕は日本人だけど――セビージャには400年前に川(運河)を作った日本人がいるよ。
          記念プレートも掲示してある。

なんて話をする。僕はスペイン語の勉強の為出来るだけスペイン語で話すようにするんだけど、彼は僕のスペイン語がひどいとみるや、なぜか英語やフランス語やドイツ語を交えて返してくる。どの言葉もまあ僕の「範囲内」の程度(ちょっとした単語程度)なんで、なんとかわかる。いや、わかるような気がする、と言うのが正確だなあ。



 

楽しいお兄さんで、「まあまあ、」と缶ビールをおごってくれた。僕もお返しにとひと缶。ここで合計3缶。3缶目はほとんど飲まずに自分の席に持って帰った。

ここでハプニング。開けたばかりの缶にはほとんどビールが入っている。座席に着く前にポトンと落としてしまった。泡と共にビールが床を流れていく。あ~~!!!!

持っていたティッシュとハンカチで床を吹いたがとても足りない。すきっ腹だったのでちょっと酔ってしまったのかなあ。「ごめんなさい、ゴメンナサイ」とスペイン語と英語で謝りながらふき取る。

外の景色は、畑や低い丘がず~っと続く。オリーブやオレンジや小麦なんだろうか。




 
AVEは予定通り15時35分にセビージャ・サンタフスタ駅に着いた。セビージャでは1泊だけホテルを取っていて、そのあとは日曜日からホームステイだ。
 
セビージャ・サンタフスタ駅

タクシーでホテルに向かった。近いので7.50ユーロ。重いスーツケースとリュックがあったのでチップのつもりで10ユーロを渡そうとしたら、「いやいや、荷物代と駅待ちタクシーの利用代を含めて12.15ユーロです」という。

20ユーロ札を出して、お釣りはきちんともらってしまった。

(現在の為替レートは、135円 → 1ユーロ くらい)

2013年9月14日土曜日

羊羹がセキュリティーチェックに引っかかった。中身は爆弾?

9月13日(金) いよいよスペインに向けて出発。

家を出て2時間ほどで関空着。飛行機は定刻より少し遅れて11:10ごろ離陸。

2枚重ねの半そで夏服とウインドブレーカーを持っていたが、機内は寒い。23℃で湿度40%。ブランケットを余分に一枚もらったがそれでも寒い。

体を温かくするために(?)ビール3本とワイン1杯を頂いた。そのせいもあってか経由地のフィンランド・ヘルシンキに着くころには寒さは気にならなくなっていた。

ヘルシンキでユーロ圏入国のパスポート審査があった。僕には何の質問もなく10秒ほどで終わったが、中には日本人でも入国目的や期間などを聞かれ、滞在先の予約表の提示を求められている人もいた。

ここヘルシンキでスペイン・マドリッド行きに乗継ぐ。乗り継ぎ時間は1時間40分ほどあり、空港自体も小さくて迷う事もなく乗継には十分な時間だ。

マドリッド行きに乗るためにもう一度セキュリティチェックを受ける。液体を持っていないので問題はないはずだった。ところが、関空で買った和菓子が引っ掛かった。あんこが入った丸い菓子は問題なかったのだが、「これは何?」と聞かれたのが羊羹。中身は爆弾?

関空で搭乗待ちしているときに買ったのだ。簡単な英文の説明書きがショーウインドーにあったのでそれも入れといて頂戴、と店員に頼んだんだが丁度パンフレット切れ。

で、英語でセキュリティーに説明することになったんだが、羊羹を日本語で説明するのも難しい。それを英語でするのは不可能。

何から作るの?どんな風につくるの?

大豆?アズキ?イモ? ほかの材料は? 何を加えて固めるの?
 
 

僕の口からやっと出たのは「grain」と言う単語ひとつ。ああ、恥ずかしい単語力。とにかく困った顔をしていると、係官は箱を開けだした。中にはさらに白い箱。それ以上は係官もあきらめた。

「正直でやさしそうな日本人らしい、悪人じゃなさそう」と思ってくれたのか、向こうも困ったんだろう、何とか通してくれた。

ここで思い出した。バターやチーズのような半分固体で半分液体のようなものはチェックで引っかかるのでやめた方が良い、とどこかで読んだことがある。羊羹はまさにそのものだ。

ちょっとしたトラブルに近いものはあったものの、無事マドリッドのホテルに着いたのが、スペイン時間で22:15。家を出てから23時間。疲れた。ほとんど寝てないから眠い。

2013年9月10日火曜日

カディス カディス カディス

最初に3つも「カディス」と書いたのは?

大した意味はないんだけど、スペインと言えばマドリードやバルセロナが有名で、多くの人はこの町の名前など知らない。


遺跡がたくさんあるが、宣伝不足か魅力不足か観光客は多くないようだ。日本で売られているスペインのガイドブックにも、全く書かれていなかったり、あっても少ししか紹介されていない。
 
今回、そこでスペイン語学校に入り「スペイン語短期留学」をするので、名前を連呼したまでだ。



上の地図はGoogleマップより借用。

  ヨーロッパの最南端近く。
  スペインの南西部、アンダルシア州カディス県の県都、カディス市。
  セビリア (セビーリャ) から南へおよそ100km。
  カディス市の人口はおよそ13万人。
  紀元前10世紀ごろ、フェニキア人が築いた。
  コロンブスの4回の航海のうち、2回目と4回目をカディスから出発。
  大西洋に面する港湾都市で、現在もスペインの主要輸出入港として機能。

一番近い空港まで50kmもあるのでちょっと遠い。スペインが誇る高速鉄道AVEも今はマドリッドからセビリアまで。カディスまでの延伸も、現在計画中か工事中らしい。
 
13日に日本を発ちスペインに向かう。