マドリッからセビージャへの高速鉄道はマドリッ・アトーチャ駅から出ている。この駅は2年半前にセビージャに行った時に利用したことがある。
(ここから、セビリアはセビージャ、マドリッドはマドリッ、などとスペインで言われているように書く)
ホテルからタクシーで15分ほど。見覚えのある駅に着いた。外観、切符売り場、セキュリティーチェック、ホーム。前に一度利用した時の記憶がよみがえる。
切符売り場 |
空港のように荷物のチェックをする |
乗車ゲート前の待合ホール |
セビージャまでは途中3駅に停まる |
傾斜のゆるーい「動く歩道」で下のホームへ |
日本の新幹線のような混雑はない |
迷うことなく切符を買い、13:00発のセビリア行きのAVEに乗り込んだ。発車時刻定刻に小さなベルが鳴り、前後の機関車2両を合わせて10両編成の列車は静かに走り出した。
朝はホテルでミルクコーヒーとサンドイッチを食べたが、のどが渇いたのでビュッフェに行ってみた。
「とりあえずビール」の掛け声?と共に「生ビール」と言ったら「ここには缶ビールしかないよ」と言うお達し。
「OK、OK。缶ビール頂戴!」
1缶飲み干したところで横に体格の良いお兄さん(おじさん)。話しかけてみた。
例によって、
どこに行くの?――セビージャ
どこの人なの?――セビージャどこに行くの?――セビージャ
なんでこのAVEにのってるの?――パリに行ってきた。(なぜパリか不明)
何をしてるの?――運転手。金属製品を運んでる。
僕は日本人だけど――セビージャには400年前に川(運河)を作った日本人がいるよ。
記念プレートも掲示してある。
記念プレートも掲示してある。
なんて話をする。僕はスペイン語の勉強の為出来るだけスペイン語で話すようにするんだけど、彼は僕のスペイン語がひどいとみるや、なぜか英語やフランス語やドイツ語を交えて返してくる。どの言葉もまあ僕の「範囲内」の程度(ちょっとした単語程度)なんで、なんとかわかる。いや、わかるような気がする、と言うのが正確だなあ。
楽しいお兄さんで、「まあまあ、」と缶ビールをおごってくれた。僕もお返しにとひと缶。ここで合計3缶。3缶目はほとんど飲まずに自分の席に持って帰った。
ここでハプニング。開けたばかりの缶にはほとんどビールが入っている。座席に着く前にポトンと落としてしまった。泡と共にビールが床を流れていく。あ~~!!!!
持っていたティッシュとハンカチで床を吹いたがとても足りない。すきっ腹だったのでちょっと酔ってしまったのかなあ。「ごめんなさい、ゴメンナサイ」とスペイン語と英語で謝りながらふき取る。
AVEは予定通り15時35分にセビージャ・サンタフスタ駅に着いた。セビージャでは1泊だけホテルを取っていて、そのあとは日曜日からホームステイだ。
セビージャ・サンタフスタ駅 |
タクシーでホテルに向かった。近いので7.50ユーロ。重いスーツケースとリュックがあったのでチップのつもりで10ユーロを渡そうとしたら、「いやいや、荷物代と駅待ちタクシーの利用代を含めて12.15ユーロです」という。
20ユーロ札を出して、お釣りはきちんともらってしまった。
(現在の為替レートは、135円 → 1ユーロ くらい)
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