家を出て2時間ほどで関空着。飛行機は定刻より少し遅れて11:10ごろ離陸。
2枚重ねの半そで夏服とウインドブレーカーを持っていたが、機内は寒い。23℃で湿度40%。ブランケットを余分に一枚もらったがそれでも寒い。
体を温かくするために(?)ビール3本とワイン1杯を頂いた。そのせいもあってか経由地のフィンランド・ヘルシンキに着くころには寒さは気にならなくなっていた。
ヘルシンキでユーロ圏入国のパスポート審査があった。僕には何の質問もなく10秒ほどで終わったが、中には日本人でも入国目的や期間などを聞かれ、滞在先の予約表の提示を求められている人もいた。
ここヘルシンキでスペイン・マドリッド行きに乗継ぐ。乗り継ぎ時間は1時間40分ほどあり、空港自体も小さくて迷う事もなく乗継には十分な時間だ。
マドリッド行きに乗るためにもう一度セキュリティチェックを受ける。液体を持っていないので問題はないはずだった。ところが、関空で買った和菓子が引っ掛かった。あんこが入った丸い菓子は問題なかったのだが、「これは何?」と聞かれたのが羊羹。中身は爆弾?
関空で搭乗待ちしているときに買ったのだ。簡単な英文の説明書きがショーウインドーにあったのでそれも入れといて頂戴、と店員に頼んだんだが丁度パンフレット切れ。
で、英語でセキュリティーに説明することになったんだが、羊羹を日本語で説明するのも難しい。それを英語でするのは不可能。
何から作るの?どんな風につくるの?
大豆?アズキ?イモ? ほかの材料は? 何を加えて固めるの?
僕の口からやっと出たのは「grain」と言う単語ひとつ。ああ、恥ずかしい単語力。とにかく困った顔をしていると、係官は箱を開けだした。中にはさらに白い箱。それ以上は係官もあきらめた。
「正直でやさしそうな日本人らしい、悪人じゃなさそう」と思ってくれたのか、向こうも困ったんだろう、何とか通してくれた。
ここで思い出した。バターやチーズのような半分固体で半分液体のようなものはチェックで引っかかるのでやめた方が良い、とどこかで読んだことがある。羊羹はまさにそのものだ。
ちょっとしたトラブルに近いものはあったものの、無事マドリッドのホテルに着いたのが、スペイン時間で22:15。家を出てから23時間。疲れた。ほとんど寝てないから眠い。
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