2013年10月21日月曜日

マラガからロンダに旧友と遠足


10月20日(日)  (スペイン滞在38日目)

朝10:05発のロンダ行きの電車にのった。往復で22.40ユーロ(3,000円)、3両編成で定員200人ぐらいの電車に50人ぐらい乗っていただろうか。全席指定席。僕たちの乗った車両は乗客が一番少なくて7人しか乗っていなかった。これじゃRENFEスペイン国鉄は儲からないだろうなあ。
 
マラガ駅。中距離列車なので乗車するのに荷物チェックがある。
 
 

 
オリーブ畑もたくさんある
 

途中から電化区間で無くなるのでディーゼル駆動車だ。平地では最高150km/hのスピードで走るが、山間部になると線路が急カーブになったり勾配がきつくなって、観光列車のようにゆっくりゆっくり走る。丁度渓谷に入って、見どころなので、わざとゆっくり走っているのかも知れない。
 
ロンダ駅

1時間50分でロンダに到着。気温は18℃、快晴。空は澄み切って青い。崖の上にある町で、道路や見どころは急坂が多いが、歩いて汗をかきそうになっても、湿気が少ないので肌を触るとさらさらしている。



アラブ占領時代の蒸し風呂あと
 
ここにもパラドール(政府経営のホテル。良い立地、由緒ある建物などを使っているので大体は宿泊料が高いが、お手頃の所もある。ネットで予約も可能)がある。パラドール経営のカフェに入り、良い眺めのところで僕はビールを、アルコールが飲めない先輩は水を楽しんだ。

昼食はタパス3種セット。9ユーロ(1,200円)
ここのチョリッソ(ソーセージ)はあまりおいしくなかった。

バールが集まる、食堂街
 

帰りの16:50発の便までたっぷり5時間。あちこち歩いて昼食もしたが、歩き疲れて出発時刻の1時間前に駅に帰ってきてしまった。そのまま駅のベンチで出発待ち。無事帰着。

夜は駅周辺のバールで夕食。

駅中ビルにエンタメ施設があった。ここはボーリング場。
月~木は3ユーロ(410円)、週末は4ユーロ(540)。
1ゲームの代金だとしたら高いなあ。確かめなかった。

「カラオケ」なんてのもあった。

駅中飲食店街の様子。マクドナルドもあったが、流行っていた。
明日は、午前中に飛行機でバルセロナに移動。

2013年10月20日日曜日

マラガへ移動 ― 旧友と再会


10月19日(土)    (スペイン滞在37日目)

切符は17日に買っておいた。満員で乗れない、なんて事はまずないとは思ったがまずは切符を手にして安心しておくことが第一。

CADIZ 07:00発 - ALGECIRAS - MALAGA 11:45着  26.54ユーロ(3,600円)
カディス         アルへシラス   マラガ


 

朝6時前に目覚ましで起床、昨夜のうちに出る準備をしておいたので6時10分に家を出た。朝食はおばさんが用意してくれたサンドイッチ2個とジュース2本。バスの中で食べられるようにと、おばさんが昨日のうちに買ってきておいてくれたものだ。おばさんとは軽く挨拶「お世話になりました」。

空はまだ真っ暗、家からバスターミナルまで1km少し、ゴロゴロとスーツケースを引っ張り、歩いて行った。意外に早く、20分ほどで着いた。
 
おばさんが用意してくれた朝食

暗い中、バスの出発を待つ。

カディスとお別れ
 

バスは定刻の7時に出発。8時過ぎにやっと明るくなりはじめ、9時にやっとそこそこの明るさになった。順調にマラガに向かう。運転手は運転しながら好みのCDを探し、プレーヤーに入れる。アメも食べながらだ。ちょっと危ないなあ。
 
 
 
タリファまでの道、左右前後に風力発電のプロペラがたくさん見える。1か所に100基以上も固まっているところもある。それが何か所もあるから、僕が見ただけで1,000基くらいあるかもしれない。スペインは風力発電と太陽光発電では超先進国だとどこかに書いてあった。
 

ほとんどが、日本と違い、林や森がない山
 

定刻の11時45分にマラガに着いた。2年8か月前にセビージャで知り合いになったお兄さんと再会。このお兄さん、スペイン語留学は今回で8回目。バスターミナルまで迎えに来て頂けると、打ち合わせしていた。予約していたすぐ近くのホテルにチェックイン。

すぐ、もう何回もここに来ているというお兄さんの案内で町の中に出た。まずピカソ銅像がある旧市街の中の公園へ。
 
 

そしてきれいに整備された港へ。ここで「初物」2つ。一つは「セグウェイ」。そのあたりを15分ほど走るのが10ユーロ(1,350円)、ちょっと町の中まで行って30分ほど乗るのが20ユーロ(2,700円)。前から一度乗ってみたい、と思っていたので試してみた。
 





ヘルメットを付けて、その場で2、3分講習。レバーを左に傾けたら左に曲がり、右なら右に曲がる。前進はレバーの前後の位置に関係なく、体重を前に、すなわち足の指の方(前方)に掛けると前進、かかとに掛けると後退する。ブレーキはない。

すぐにコツを覚えて、5人ほどのグループになって店員が先導、後ろにはチェック係りの10歳ほどの子供が付いてきた。一直線になって走行。結構な急坂もOK。片手運転も可。楽しかった。

港の出店を見ていると、サトウキビを絞ってサトウキビジュースを売っていた。昔のマラガはサトウキビとタバコの栽培で有名だったらしい。お兄さんにご馳走して頂いた。レモン味仕立てにしたのがコップ一杯2ユーロ(270円)。結構おいしい。さっぱりしていて、しつこくない。満足。「ご馳走様でした」。


 
 
明日は、お兄さんの案内で電車に乗ってロンダに行く。

2013年10月19日土曜日

5週間のスペイン語会話勉強が終わった


10月18日(金) CLICカディス校3週目最終日 (スペイン滞在36日目)

今日最後の日、カディスおばさんに部屋とバス・トイレの写真を撮ってブログに載せてもいいかを聞いた。もちろん名前も住所も書かないですよ、と言って。 バーレ! バーレ! Vale! Vale! (OK OK) と言ってくれた。

僕が借りた寝室は、2人の娘さんが育った部屋だそうだ。もちろん二人はとっくに結婚してどこかに出て行ってしまっている。2台のベッドがそのまま残っていて、その内の1台を使っている。



 
そして、廊下を挟んで向こう奥右にバス・トイレ。女の子用らしくピンクに統一されている。暖房器も設備されていた。ここも僕専用のスペースだ。
 
 



火をつけると香りがするロウソクとか
化粧品類や香水が棚に置いてある。

エヤコンはないが、その必要がないんだろう。
 
ちょっと困ったのが、勉強机と明るい照明器具がなかったことだ。テレビもあったのだが、コードをどこかへ持っ行ってしまって、入居翌日から見れなくなった。特に必要とも思わなかったので、コードを返してよ、とは言わなかった。
 
最後の課外学習はカディス市内唯一(?)のシェリー酒醸造所見学と試飲。大きなのは別の町エル・プエルト・デ・サンタ・マリア(10月5日)に行った時に見ている。同じような説明があって3種類試飲。



醸造所というより普通の店のようだったんだが。

*  *  *  *  *  *  *

CLIC Cadiz校の一日 個人レッスン70分 x 2時限 (以下はスペイン語学習者用コーナー)

学校の授業では、先生は当然僕の程度に合わせて、ゆっくりと、そして難しい単語を使わず、さらに、難しい言い回しをしないで言ってくれるので、ほとんどわかる。これは、先生の教える技術がそうさせている。
 
CLICカディス校の一階
 
いよいよ今日が最後、先生は僕の採点をしなければいけないので、プリントでテストを3枚も課した。そして、すべてが終了。成績表は後日郵送するという。

先生の講評: 今の段階では、これ以上の文法の知識は必要ありません。とにかく、喋って、喋って、喋って、喋ることが必要です。

確かにそうだ。新聞を読んだり文学作品を読むなら難しい文法も必要だが、人と会話するには、もちろんあるレベルに達した後は必要だろうが、今の会話のレベルで必要なのはもっと流暢にしゃべれるようになることだ。

「君たち」だから、fui  fiste fue  fuimos  fuisteis・・・  そうだ!「fuisteis」 だ、なんて考えてるんだから、何をか言わんや だ。

2013年10月18日金曜日

パエージャは2回目、ちょっと塩控えめにしてほしいな!


10月17日(木) CLICカディス校3週目 (スペイン滞在35日目)

今日でスペイン滞在がちょうど5週間。と言っても何も特別の事はない。

朝食時のカディスおばさんとの会話。

昨日午前中、家の中に初めて見るおばさんがいた。たぶんお手伝いさんかな、と思って尋ねた。やはりそうで、週に一度4時間来てもらっているそうだ。床掃除、窓ガラス拭き、バス・トイレの掃除、棚の整頓など。

「いくら払ってるんですか?」などと露骨には聞けないで遠慮していると、おばさんの方から言ってくれた。「1時間10ユーロ(1,350円)、安くはないよ」と。僕の方から「どれくらいの家庭がこのようなお手伝いさんを頼んでいるの?」と聞いたら「わからないけど、少なくないよ」と言う答えだった。そういえば、セビージャのホームステイの家でも週に一度掃除に来ているおばさんがいた。

きょうの課外学習は「サルバトール・ダリについてのお話」というのが学校の教室であるのだが、話とせいぜい写真位のものだからやめた。それに始まる時刻が15:30分だから、参加していると昼ご飯を食べる時間がない。
 
3人で食べたたが、食べられたのはこの4割くらい。
 
今日の昼ご飯はおばさんの息子と一緒。二人で何か喋っているが、とにかく早いので全く分からない。こちらはおいしいパエージャをパクついた。
 
中身は、エビ大、エビ小、アサリ、名前不詳の貝、イカ、ピーマンの形をしてもっと大きい赤いの(なんて言うんだったっけ?後で調べた、パプリカだった)、そしてサフランで色づけしたごはん。味付けがちょっと塩辛すぎるのが残念。この主食以外は、
 
サラダ(結構手間をかけた感じでいろいろ入ってるけど、切ったのが売ってるのかな?)
パン(全く手を付けず)
  このパンpiojo(シラミ)と言ったかな?長さ12、3cm位。長さが30cmあるのはbarra。
フルーツ(バナナと西洋ナシ:どちらもカットしていない。おなかいっぱいで食べなかった)
赤ワイン おばさんも僕も昼からグラス1杯ずつは飲む。

*  *  *  *  *  *  *

CLIC Cadiz校の一日 個人レッスン70分 x 2時限 (以下はスペイン語学習者用コーナー)

今日は命令形に入った。
 

どんな形になるかは覚えていたつもりだが、不規則変化をする動詞8つの tu  vosotros  usted  ustedees  に使う命令形を書きなさい、と言う問題。動詞の原型を言われてパッパッパッと出て来るほどではない。その8つとは、


hacer  salir  poner  tener  ir  venir  decir  oir

 
そして次は、いろんなカクテルの作り方を書いたレシピがあり、命令形の部分だけが空白になっている。動詞の原型だけが書いてあってそれを tu に対する命令形にしなさいというもの。たとえば、レモンを切りなさい、とかジンとウォッカを混ぜなさいとか。動詞の原型は次の通り。
 
combinar  picar  echar  llenar  añadir  decorar  cortar  colocar  mezclar
poner  impregnar  triturar  machacar  triturar  agitar
 
とりあえず全て正解できたが、意味が分からない。僕が知っているのはこのうち4つだけ。おまけにジンやらラムやらショウがやら輪切りやらが出てくるから問題文のほとんどが知らない単語ばかり。

ぐちゃぐちゃと黒い字で書いているのが僕の解答。答え合わせが終わった後で、先生から「何か知らない単語は?」と聞かれて、教えてもらって書いたのが赤字。赤字の説明は辞書を見て書いたのではないので間違っているかもしれない。
 

宿題は、下の迷路を入り口から出口までどのように行ったらよいか、 tu  vosotros  usted  ustedees  のいずれかの命令形を使って人に教えなさい(文章を作ってきなさい)、と言うもの。

2013年10月16日水曜日

カディスおばさんの今日の昼食


10月16日(水) CLICカディス校3週目 (スペイン滞在34日目)

朝食の時、カディスおばさんに話した。「先日、外でチューロスを買って、余ったのを持って帰って翌日食べようとしたら、ふにゃふにゃになっていたよ」。もちろん「ふにゃふにゃになっていたよ」なんてスペイン語は出てこないから手振りと表情で伝えた。

おばさん、十分理解してくれて、チューロスは熱いうちに食べるもんだよ、と話してくれた(ようだ)。

道理で、先日のチューロス屋さん、さっき作ったのまで捨ててしまったんだ。(10月13日のブログ参照)。チューロスを買う時は、揚げたてを並んで買うのがいいのかな?

12:15~14:55の個人レッスンが終わって帰ったらすぐに昼食。おいしい食事が待っている。

ホームステイは3回目だがここのおばさんのが一番。今日のメニューを紹介する。

1.シェリー酒。「Fino」と言う種類のもの。これが出て来たのは3週目で初めて。
 
2.普通の赤ワイン。赤ワインはいつも、昼も夜も出てくる。
 
3.前菜として(主菜兼用かな?)大エビ。Langostino。
  厳密には大きさだけでなく種類分けも出来ると思うのだが、大きいものから言うと、
  Langosta Langostino Gamba Quisquilla Camarón というのがあるそうだ。
  Langostino になるとぐっと高いんでしょ?と聞いたら、産地にもよるし、いろいろ。
    土日や祭日になると値段が上がる、と言っていた。
 
 

 
4.大きいインゲン豆のスープにソーセージ2種類と煮豚添え。
  インゲン豆にもいろいろ種類があって Judión とか Fabada とか。
 
5.翻訳のしようがないので聞いたまま書くと Tocino de Fiero と言う甘~い菓子。
  Tocinoと言うのは豚の脂の事らしいが、見た目がそのようなのでこの名前が付いた
  のかな?
  材料は卵の黄身と砂糖と水だけ。おいしい。
  でもむちゃくちゃ甘い。食べたあと、口を洗っても何時間も甘さが残っている。
 
 
6.パンも一応1個用意されていたが、そんなのを入る別腹は、ない。 

さて、こんな状況の中、今日の課外学習は「チョコレート屋さんの見学と試食」、無料。カディス市内に2店舗を持つ有名チョコレート屋さん。もう一度口の中を洗い、集合場所に向かおう。

チョコレート試食は、全16人の生徒のうち11人が参加。夫婦が4組もいた。

チョコレート屋さんの主人がチョコレートをどんなにして作るのかをパソコンの画面で説明したり、カカオの見本を見せたり。説明の内容はスペイン語なのでよくわからないが、大したものではなさそう。



いろんな国のカカオから作ったチョコレートを試食した。1円玉をまだ少し小さくしたくらいの大きさのを一枚一枚配ってくれて、そのにおいや、味や、あとくちの違いを見る。僕にはほとんどわからなかった。余程ひどいものでない限り、どのビールを飲んでもおいしく思える僕だから、僕にチョコレートの産地別の違いを分からせよう、ってのは無理な話だ。

結局、店を出るときに少しばかりチョコレートを買ってしまった。 いいカモだ。
 
そして、今日もきれいな夕焼けを見ながら家路についた。

*  *  *  *  *  *  *

CLIC Cadiz校の一日 個人レッスン70分 x 2時限 (以下はスペイン語学習者用コーナー)

落第がないからテストがあっても「わからない!」で済むが、そうは言っても、そんな事ばかり言ってられない。 
 
昨日の授業も、50分ぐらいして集中力が切れてしまい、「休憩!」と言ってしまった。集中しないと先生が言っていることが聞き取れない。

僕の頭の中のコンピューターが一つ一つの単語を聞き分けて日本語に翻訳し、次の単語を聞いてまた翻訳し、それらを並び替えてつなぎ合わせて、意味の分かる日本語を作っている。だから、とにかく集中しないと、頭の中をスペイン語の単語が流れるように通り過ぎていく。まるで音楽を聴いているような感覚になる。まだこんな段階では会話は程遠い。

さて今日の内容は、昨日の宿題の発表とチェック。ホントに一人でこの文章を作ったの?と半分褒め加減の様子で聞くので「まあまあ、そこそこ」なんて、ごまかしながら答えたが、いくつかは電子辞書に載ってるのをアレンジして作ったのもある。

色々たくさんやったけど、最後のはこんなのだ。

3、4分の用意された録音を聴く。
雨の音、雷の音、戸が閉まる音、マッチを擦る音、悲鳴、猫の鳴く声、コップが割れる音。
これらの音を聞いて、物語を作りなさい。文章はすべて点過去又は線過去のどちらかだけを使いなさい。制限時間は15分。

どうにかこうにか作って発表したら、「Muy bién上等!」と言ってくれた。向こうは褒めるのが商売だから、話半分に受け取っておこう。
 
今日ももちろん宿題が出たがまだ内容をきちんと見ていない。プリント一枚。

2013年10月15日火曜日

「しらみpiojitoの市」


10月15日(火) CLICカディス校3週目 (スペイン滞在33日目)

朝食時、昨日僕が行った海岸沿いの青空市場の事をカディスおばさんと話した。

メルカディージョ(Mercadillo: 市場Mercadoの小さいもの)と言うらしい。店舗数からから言うと普通の市場よりずっと大きいが、経営形態か何かが小さいからそう言うのかも知れない。


主にジプシーまたはジプシーの子孫が中心に店を経営していて、カディスでは月曜日、別の町では火曜日、と町を順々に移動して店開きするという。朝9時から午後1時か2時まで開店する。

蚤の市はないの?と聞いたら、昔はあったんだけど余りはやらなくて、カディスではなくなってしまったらしい。その名も「蚤pulgasの市」ではなく「しらみpiojitoの市」と言う。(piojitoは、しらみpiojoの愛称・縮小辞)

今日の課外学習は「カディスのカーニバル・歌・衣装について、少しおしゃべりしましょう」と言うのがテーマ。残念なことに、授業が2:55に終わり、家に帰って食事をしてから来るという事になると3:15の開始にはとても間に合わない。どうしようか?

結局、140分の個人レッスンに疲れ果て、課外授業はパスしてしまった。

CLIC Cadiz校の一日 個人レッスン70分 x 2時限 (以下はスペイン語学習者用コーナー)
今日は何をしたか、と言うと難しすぎて書けない。要は線過去をやったんだが、線過去そのものよりも話題についていけない。

紀元前5世紀のローマ時代、
19世紀末のアメリカの開拓時代、
パリの花やかし頃1920年代、
今のスペインの基礎が出来た1970年代。

この4つの中から一つ選んで、健康、環境、利便性、娯楽と連絡手段、技術、政治などについて線過去を使って話しなさい。

僕の返事は「えっ?これ?? 日本語でも説明出来ないよ!!!」だ。

そして、今日の宿題は「上の4つの時代でなくてもよいから、好きな時代・国を選んで上のテーマで、できるだけすらすらとしゃべって発表出来るように家で準備しておきなさい」―――これじゃ課外活動に参加するなんて呑気なことを言っている場合じゃない。


授業初めに先生が「AURA 3」と言う教科書をくれた。今日から線過去をするという。2年8か月前のセビージャで「AURA 1」をもらって勉強したが、「2」はもらっていない。

「2」を飛ばして「3」ですかと聞くと、「2」の内容は昨日までに済んだので「3」が良いと言う。それでも「2」がいいならそうするけど、と言うので、それではと「3」をもらった。


 


CLICからもらったレベル表では次のように書かれている。
         レベル CLICで使ツカ教科書キョウカショ 標準的ヒョウジュンテキ必要ヒツヨウ時間数ジカンスウ
一般的イッパンテキカタ CLICでのカタ意訳イヤク
ナシ A1 入門ジュンビ AURA 1 週間シュウカン 80時間ジカン
A1 入門ニュウモン  A1 初級 AURA 2 週間シュウカン 80時間ジカン
A2 初級ショキュウ  A2 中級チュウキュウ手前テマエ AURA 3 週間シュウカン 80時間ジカン
B1 中級チュウキュウ B1 中級チュウキュウ AURA 4 週間シュウカン 120時間ジカン
B2 チュウ上級ジョウキュウ B2 上チュウキュウ手前テマエ AURA 5 週間シュウカン 160時間ジカン
C1 上級ジョウキュウ C1 上級ジョウキュウ レベルにオウじて用意ヨウイ 10週間シュウカン 200時間ジカン
C2 最上級サイジョウキュウ C2 プロキュウ レベルにオウじて用意ヨウイ 上限ジョウゲンなし

 
標準時間数は、CLIC校で何時間勉強したらこのレベルを修了できるか、を示している。多分欧米語族を念頭に入れていると思うので、日本人だとこの時間数ではちょっとしんどいのではないかと思う。

ちなみに、スペイン語検定試験のDELLでは次のように規定している。
A1(入門)
日常に必要な表現を使いこなし、短い文章を作ったり、理解したりすることができるスペイン語能力を証明する。
A2(初級)
自分の身の回りのことでよく使う言い回しや表現を理解し、熟知していることや、一般的な質問について、簡単で直接的な情報をやりとりし、よく使う文を作って、意思を伝える事が出来るスペイン語能力を証明する。
B1(中級)
日常生活において状況に適した対応をすることができ、要求、願望など基本的な表現方法で表現することができるのに十分なスペイン語能力を証明する。
B2(中上級)
専門用語を必要としない一般的な会話において、状況に適した対応をするのに十分なスペイン語能力を証明する。
C1(上級)
専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。
C2(最上級) 専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況や文化的知識が必要な状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。