2013年10月15日火曜日

「しらみpiojitoの市」


10月15日(火) CLICカディス校3週目 (スペイン滞在33日目)

朝食時、昨日僕が行った海岸沿いの青空市場の事をカディスおばさんと話した。

メルカディージョ(Mercadillo: 市場Mercadoの小さいもの)と言うらしい。店舗数からから言うと普通の市場よりずっと大きいが、経営形態か何かが小さいからそう言うのかも知れない。


主にジプシーまたはジプシーの子孫が中心に店を経営していて、カディスでは月曜日、別の町では火曜日、と町を順々に移動して店開きするという。朝9時から午後1時か2時まで開店する。

蚤の市はないの?と聞いたら、昔はあったんだけど余りはやらなくて、カディスではなくなってしまったらしい。その名も「蚤pulgasの市」ではなく「しらみpiojitoの市」と言う。(piojitoは、しらみpiojoの愛称・縮小辞)

今日の課外学習は「カディスのカーニバル・歌・衣装について、少しおしゃべりしましょう」と言うのがテーマ。残念なことに、授業が2:55に終わり、家に帰って食事をしてから来るという事になると3:15の開始にはとても間に合わない。どうしようか?

結局、140分の個人レッスンに疲れ果て、課外授業はパスしてしまった。

CLIC Cadiz校の一日 個人レッスン70分 x 2時限 (以下はスペイン語学習者用コーナー)
今日は何をしたか、と言うと難しすぎて書けない。要は線過去をやったんだが、線過去そのものよりも話題についていけない。

紀元前5世紀のローマ時代、
19世紀末のアメリカの開拓時代、
パリの花やかし頃1920年代、
今のスペインの基礎が出来た1970年代。

この4つの中から一つ選んで、健康、環境、利便性、娯楽と連絡手段、技術、政治などについて線過去を使って話しなさい。

僕の返事は「えっ?これ?? 日本語でも説明出来ないよ!!!」だ。

そして、今日の宿題は「上の4つの時代でなくてもよいから、好きな時代・国を選んで上のテーマで、できるだけすらすらとしゃべって発表出来るように家で準備しておきなさい」―――これじゃ課外活動に参加するなんて呑気なことを言っている場合じゃない。


授業初めに先生が「AURA 3」と言う教科書をくれた。今日から線過去をするという。2年8か月前のセビージャで「AURA 1」をもらって勉強したが、「2」はもらっていない。

「2」を飛ばして「3」ですかと聞くと、「2」の内容は昨日までに済んだので「3」が良いと言う。それでも「2」がいいならそうするけど、と言うので、それではと「3」をもらった。


 


CLICからもらったレベル表では次のように書かれている。
         レベル CLICで使ツカ教科書キョウカショ 標準的ヒョウジュンテキ必要ヒツヨウ時間数ジカンスウ
一般的イッパンテキカタ CLICでのカタ意訳イヤク
ナシ A1 入門ジュンビ AURA 1 週間シュウカン 80時間ジカン
A1 入門ニュウモン  A1 初級 AURA 2 週間シュウカン 80時間ジカン
A2 初級ショキュウ  A2 中級チュウキュウ手前テマエ AURA 3 週間シュウカン 80時間ジカン
B1 中級チュウキュウ B1 中級チュウキュウ AURA 4 週間シュウカン 120時間ジカン
B2 チュウ上級ジョウキュウ B2 上チュウキュウ手前テマエ AURA 5 週間シュウカン 160時間ジカン
C1 上級ジョウキュウ C1 上級ジョウキュウ レベルにオウじて用意ヨウイ 10週間シュウカン 200時間ジカン
C2 最上級サイジョウキュウ C2 プロキュウ レベルにオウじて用意ヨウイ 上限ジョウゲンなし

 
標準時間数は、CLIC校で何時間勉強したらこのレベルを修了できるか、を示している。多分欧米語族を念頭に入れていると思うので、日本人だとこの時間数ではちょっとしんどいのではないかと思う。

ちなみに、スペイン語検定試験のDELLでは次のように規定している。
A1(入門)
日常に必要な表現を使いこなし、短い文章を作ったり、理解したりすることができるスペイン語能力を証明する。
A2(初級)
自分の身の回りのことでよく使う言い回しや表現を理解し、熟知していることや、一般的な質問について、簡単で直接的な情報をやりとりし、よく使う文を作って、意思を伝える事が出来るスペイン語能力を証明する。
B1(中級)
日常生活において状況に適した対応をすることができ、要求、願望など基本的な表現方法で表現することができるのに十分なスペイン語能力を証明する。
B2(中上級)
専門用語を必要としない一般的な会話において、状況に適した対応をするのに十分なスペイン語能力を証明する。
C1(上級)
専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。
C2(最上級) 専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況や文化的知識が必要な状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。
 

3 件のコメント:

  1. わあああ~ たいへんですねぇ!
    世界史の知識がないと駄目ですね。日本史受験のものとしては
    にわか勉強しておかねば!
    しかし、本当に脳みそフル回転でボケ防止には良さそうですが、
    もう勘弁してくれっていうふうにはなりませんか?

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    1. 特に、旧所名跡を課外学習で案内してもらう時などは、ローマ時代・アラブの侵攻・イスラム文化・レコンキスタ・プロテスタント(その他、際限がありませんが)の事を少しでも知っていると、説明を理解しやすいですね。
      僕など、この分野はまったくダメなのでお手上げです。土地の名前か人の名前か物の名前かなど、固有名詞が出てくるとそのたびに、というか説明のほとんどはそれですので、99%理解できません。
      それに加えて、本来なら知っている固有名詞、例えばイスラム教・ニューヨークはスペイン語ではムスルマン・ヌエバジョルクになってしまいますので二重のお手上げ状態です。

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    2. ありがとうございます!
      心して付け焼刃勉強をしていきます!

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