2023年10月11日水曜日

ジローナからバルセロナへ移動

10月11日 水曜日

ゆっくり起床。今日は移動の日。

朝はゆっくり起きて荷作り。20㎏のスーツケースと6㎏のリュックを背負い、バス停まで500m歩く。バスには時刻表があるが10分ほど遅れて到着。



乗るとほとんどが自動車を運転できないか持てない高齢者層。

ふと目の前を見るとコロナ時代の名残か消毒液スプレーが備えてある。使った人を見たことはない。マスクもここ1ヵ月の滞在中に街中で見たのも3人ほど。


駅について切符を買った。12:19 発のバルセロナ行きが出るところで、数分の差で乗れない。次は13:39 発なのでたっぷり時間がある。バルセロナ着予定は15:10。ホテルのチックイン時刻は15:00 からなのでちょうど良い。

構内のカフェに入って時間つぶし。スターバックスのカフェラッテを買って 3.30€(528円 高い!)デスクでデスクでデスクでこのブログ書き。すぐ斜め前には警官が4人、朝ごはんか。安全この上ない。もっとも、バルセロナやマドリッドと違ってここは田舎町だから、ひったくりや置き引きはそれほどないだろう。とは言っても注意するに越したことはない。



先ほども構内の長ベンチに座っていたら、右横には何人ものスペースがあるのに僕のすぐ左横にくっついて座る若い女の子。怪しい!! 僕はすぐに移動した。

時刻に来た列車は3両編成。乗客が多くぎゅうぎゅう詰め。


定刻の5分遅れの 13:44 に発車。座れないのでスーツケースに座った。残念ながら、と言うか僕が若く見えるのか席を譲ってくれる若い人はいなかった。暇なので色んな表示を読んだりして単語覚え。
X印はしてはいけませんよ、と言う意。
右から二つ目の意味が分からない。

色んな表示が2か国語、多いときは4か国語
でされている。左の縦長の黄色の部分は
3か国語、右の緑のボタンの上は2か国語。
スペイン語は一番上にあったり下にあったりで
色々。ないこともある。
スペイン語学習者には非常に困る。

バルセロナ駅に電車が着いたのは定刻から30分遅れの15:40。スーツケースの椅子はちょっとしんどかった。駅のベンチに座って今日の朝食に付いていたバナナを食べた。

ここから地下鉄に乗る。券販機で切符を買うのが難しいのでイヤだな、と思いながら券販機に近づくとなんと「切符購入者助け隊」(と、僕がいま命名)が常駐しているブースがあり、担当者が向こうから近づいてきて「どこに行きますか?」と声をかけてくれるではないか!
一寸見えにくいが左の赤い部分に券販機が3台。
右の白と赤の楕円で囲まれたブースが「助け隊」ブース。
日本にも是非こんなのがあればいいな!

無事、と言うか助け隊隊員が全部やってくれて切符が購入できた。2.40€(384円)はちょっと高いなあ。それに2€硬貨をを2枚入れるとこんなおつりがジャラジャラと返ってきた。
券販機でこんな釣銭の出し方は普通はないと思うんだけど。

それともスペインの券売機はAIが入っていて、銀行での硬貨交換手数料ができるだけ少なくなるように釣銭を出すようにしているのだろうか。

地下鉄とバス共通の均一料金のようで「Renfe(鉄道)のように行き先を入れる操作は必要ないですよ」との説明もあった。切符を見ると空港行きだけは均一料金でないようなことが書いてある。カタルーニャ語(多分)なので正確にはわからない。スペイン語の表示はない。

   (この間を一寸省略)

メトロを降りてからちょっと遠回りをしてしまった。午後 4:50 にやっとバルセロナのホテルに到着。通りから入ると
すぐにレセプション。僕の顔を見るなり、60歳位のおばさんがちょっと険しい顔をして「ホテルは満員ですよ」と言う。

「予約済みですよ」とパスポートを出すと予約リストの中か
ら僕の名前を見つけて、やっと表情が緩んだ。部屋のキーとテレビとエヤコンのリモコンを渡してくれて、エレベーターまで案内してくれた。

こんな小さなエレベーターは見たことがない。スーツケースと人が1人入れるだけのスペースしかない。

測ってみると入り口の幅が52㎝しかない。これでは手押し車は無理?最新のコンパクトタイプならOKかも。中のスペースも62x72㎝しかない。場合によっては人も1人しか乗れない時もあるかもしれない。

部屋も小さい。バレンシアと同じくらい。バレンシアは本が2,3冊置ける大きさのテーブルがあったがここにはそれもない。
部屋の中にある洗面台


明るいライトが付いているところが洗面台コーナー

部屋を出てすぐ前が共用のバストイレ。
この階の6ルームが共用する。シャワー
ルームの排水溝が詰まっっていて流れ
にくい。

夕ご飯はバルやレストランで食べるのは面倒なのですぐ目の前にあったカルフールでサンドイッチと野菜サラダを買って、ホテルの部屋で食べることにする。


おやすみなさい。

2023年10月10日火曜日

ジローナからちょっと遠出してダリ美術館へ

10月10日 火曜日

Girona これをなんと発音するのか。普通に「スペイン語」なら、「ヒロナ」または「ロ」にアクセントが置かれるので「ヒローナ」だろうか。でもこの街はカタルーニャ語圏。だから「ジロナ」または「ジローナ」と言っているように聞こえるので今は「ジローナ」とする。

ジローナの観光マップを見ると一番上に城壁、ニ番目にカテドラルが書いてある。どちらもほかの都市でたくさん見てきて、「歴史音痴」「宗教音痴」の僕にはもうひとつだ。そこで、朝からここから電車で30分ほどのFigueresフィゲレスと言う町に出かけた。

ホテルの周りにはバルなどないので朝食はホテルで摂ることにする。ビュッフェで11€(1,760円)。恥ずかしいことを一つやらかしてしまった。パンを温めるためのトンネルのようなのがあって、そこにパンを置くと反対側から熱くなったパンが出てくるが、これにクロワッサンを入れた。動く歩道のようなのがゆっくり動いて温めるのだが、クロワッサンが真っ黒になって中で燃え出した。包丁の長いのを見つけて炎を出して燃えているのを何とか取り出した。騒動に気が付いたん係員が、「ほらここに張り紙がしてあるでしょ? クロワッサンは禁止」と。日本でもそうだったかしら?

朝食をすまして、バスで電車の駅へ。





切符を買ってフィゲレスに着いたのが10時過ぎ。街中を散歩しながら美術館のほうに向かう。



これがダリ。見たことある顔ですね。


途中の朝市場。



アーモンドを売っていたのでパチリ。
左端の帰路の張り紙の値を見てください。
5リットルのオリーブ油が39.50€(6,320円)
高いですね。スーパーでも良いのは
これくらいします。


この街はダリ美術館で有名(と言うのはデニアのファミリーから聞いて知っていた)。ダリが特別好きだというわけでもないが、カテドラルや教会より良い。ピカソほど有名ではないが、僕でも名前だけは知ってるので相当有名。それしか知らない。





切符を買ってからその切符の指定
時間までどこかで待機。僕の場合
1時間の待機だった。


作品の開設をご希望の方はネットで調べれば
いくらでも出てくるのではないかと思います。


日本の江戸時代の絵や浮世絵に感化された
作品が集中的に展示されていた。

再びジローナに帰ってきて、城壁とカテドラルの見学。
ふーん、としか言いようがない。







2023年10月9日月曜日

Gerona に向かって移動

109日 月曜日(スペインはDía de Valenciaという祝日)

今日も朝から小さなハプニングがいろいろ。

あさ7時半過ぎに起きて8時にホテルを出た。今日の動きはここバレンシアからバルセロナの少し北にあるジロナと言う町に行く。9:05の電車に乗予る定だ。

ホテルの近くにはタクシー乗り場がなくほんの100mほど歩いた大きな通りに出た。今日はスペインの祝日のためか交通量は多くない。ラッキーなことに1分もしないうちに車の天井に青いランプを2つ付けた“タクシー”が来た。助手席に乗っていた窓を開けて “Hola” と声をかけてきた。その時に車体を見て、女性の制服を見て分かった。


パトカーを止めてしまったのだ。“Perdon”と平謝り。ニコニコ顔で “De nada” (いいですよ)と言って行ってしまった。

それからが大変。ホテルからは歩いたら2㎞程のところに電車の駅がある。20㎏あまりの重いスーツケースを転がし,両肩には6㎏のリュック、それに2㎏のポーチ。歩いて行けない事はないがかなりしんどい。30分はかかるだろう。乗りたい電車の時刻まで1時間足らずしかない。1㎞ほど歩いたところで、タクシーが来た。乗って5分ほどで着いた。4.40€(704円)。

駅の切符売り場は空いていてすぐ窓口に。


希望するルートと行き先と発車時刻を紙に書いていて見せたらすぐに「はい」と画面に出た価格を見せてくれて「これで良い?」と聞く。僕はびっくりしてしまった。80.70とあった。僕がネットで見た価格は3035€だった。乗り換えする駅も口頭で確かめたが間違いない。そんなはずはない、と思いながら発車時刻まで25分ほど。向こうはパソコンで調べた画面で「ほら」と言うだけで「どうする?」と聞く。押し問答して乗り遅れたら次の電車は11:25までない。3時間ほども待たねばならない。仕方がない、高い価格で買った。渡された切符に「???」。昔の航空券くらいの大きさの切符で指定席になっている。道理で高いわけだ。


そして、「駅はここではなくて、10分ほど歩いたところにあるソロージャ駅ですよ」という。バレンシア駅は今いる北駅と800m離れたところにあるソロージャ駅の二つがある。ここから10分歩かねばならない。仕方がない、結構へとへとになってソロージャ駅に着いた。 

朝から何も食べていないのでカフェテリアに入りたいところだが、時間がない。

ともかく電車に乗ってしまおうと改札口に行くと荷物の検査をやっている。飛行機に乗るときよりも少し簡単版かな?これは何度か経験がある。スペインの新幹線AVEに乗るときはいつもこうだった。ただ、切符を買うときもパスポートの提示(コピーでOKだった)を求められた。スペイン国内で今問題の「カタルーャ」に入るので厳しいのかもしれない。


全ての荷物をレントゲン検査機に通す。スーツケースの中身が引っ掛かった。フルーツを剥いたり缶詰を開けたりするのに使うのにアーミーナイフを持っている。これかなと思って差し出すと「違う場所に入っている」と形を画面で見せてくれた。スーツケースの重さを測る重さを測る計量器だった。こんなのは今まで引っかかったことはない。現品確認ですぐに『釈放』。

何とか発車5分前に乗車。座席は前後左右に余裕のある指定席。ビュッフェ車(って、もう死語?)がついているようなので行きたいが。満員で窓側の席だったためちょっと出にくい。おなかが減ったなあと思ってると、後ろの席数人が、飛行機内で食べるような食事を車内販売の人からもらっているような感じ。まさかこんな食事が全員についてくる?とちょっと待ったがこちらのほうには回ってこなかった。


僕の前に座っているのは60歳くらいのスーツを着た、たぶんビジネスマン。ノートパソコンを出してきて、社外の風景を見ながら、なにやらを入力。発車してすぐに、「この電車、全席指定?」と話しかけてみた。「自由席も指定席も両方ありますよ。XXXXXXXXX」。XXXは僕が聞き取れなかった部分。僕の下手なスペイン語を聞いて「英語ができますか?」と聞いてきた。僕としてはここはスペイン語で頑張らねばと”Español, por favor”(スペイン語でお願いします)言ったのが運の尽き。べらべらべらと返ってきて手も足も出ない。「英語で」と言ったほうが良かったのかなあ。英語なら向こうもこちらも外国語、対等だ。いや、こちらのビジネスマンは相当英語をしゃべるので、英語でもだめだったかなあ。トホホ・・・ 

そのうち、車内販売ワゴンが来てようやくコーヒーとドーナツをゲット。計4.30€(688円)。おなかは少し落ち着いた。


兎にも角にも、バルセロナ駅で車両を乗り換えた。これも指定席で、頭の汚れ防止の紙にこのような印刷がしてあった。
車内はお静かに。この車両は静寂ゾーンです。
と書いてある。スペイン人は普通にあたりか
まわずスマホで話し、2人以上のグループでは
競うように大きな声で話をする人が、ままいる。

無事、ジロナ駅 Gerona に着いた。そしてあとはホテルにタクシーで。8.20€(1,300円)。今日の目的行動は移動だけなので特に何もしない。ここでのホテルは中心街から少し離れたところで、3㎞くらいあるかな。徒歩ではちょっとしんどいし、タクシーではもったいないので、ホテルのコンシェルジュ(ここ2つ星ホテルなのに居る)に聞いて中心街に行ってみた。

バスに乗るときに運転手に「町の中心街に行きますよね」と尋ねて確認しておいた。今日昼過ぎに電車を降りた駅あたりに来てバスの運転手が「いったいどこまで行くんだい? 町の中心街と言ってたと思うんだけど」となかなかバスを降りない僕に声をかけてくれた。僕は観光がてらバスの終点まで行ってもいいかなと思っていたが,折角なのでここで降りてひとぶらり。

すぐにホテルに帰った。と言うのも、スマホの電池残量が怪しくなってきたのと、Wifi接続機器を持ってこなかったので暗くなってくるとスマホの地図なしでは街歩きができないので。バス片道1.40€(224円)。

ホテルのホールに夜のビュフェの看板が出ていた。結構安い。飲み物別で 16€(2,560円)どんなものか試しに食べに行く。


美味しかった、サラダもたくさん食べることができた。街中のバルの「メニュー」でも15€もするのを見かけるので、ホテルで食べるこの値段 16€ ではろくなものがないのでは、と思いながら入ったら熱いメニューも揃っていておいしかった。

奥は肉3種類(牛肉、白身魚、鶏肉
)とコロッケ、手前はサラダたっぷり。ビールは別料金で 2.25€(360円)。種類はそんなに多くはないが、食べ終わったころには別の料理がおいてあった。たぶん、イカと豚肉。一瞬食べようかと思ったが、食べすぎに注意。明日ももう一泊するのでその時に取っておこう。

最後に Café con leche ミルクコーヒーでデザート(料金に込み)をと思って、若い女の子に Café はどこ?と聞いたら飲み物代は別でカウンターで頼んでください、2€ です、と言われた。そうそう、飲み物代は別と書いてあったことを思い出して、カウンターへ行って注文した。

カウンターのミセスが作ってくれた。勘定の時になってカードを出して「ピッ」のしぐさをしたら、ミセスが小さい声で「内緒! 勘定なしでOKよ」と、おごってくれた。こんな事ひとつで「また明日も食べに来るよ」と言う気がさらに強くなる。人間って(僕って?)弱いなあ。

2023年10月8日日曜日

Valencia観光どころではない、ラグビーだ

108日 日曜日

ゆっくり眠って8時起床。ゆっくり朝のシャワーを浴びた後、何をする予定も立てていなかったので、近くのコロン市場と言うのを昨日見つけたのでそこで朝食。その足で10時に開く観光案内所にいって、地図をもらった。教会やらなんやら5,6か所を言ってくれた。その中で科学博物館と言うのがあったので、教会や橋や市庁舎などは結構見飽きたのでそこに行くことにして「どっちの方角」と聞いたら「あっち」というので指さすほうに行ったら何やら雰囲気がおかしい。スマホのGoogleMapを出して探したら、反対の方角を教えられていた。おかげでマリア聖教会なるもののところに来た。せっかく来たのだからと中に入ったら、中央の前列に行く人を制限している。日曜日のミサが始まったのだ。

特に見たいものもないのですぐに科学博物館に向かう。反対に向かったせいもあるが結構な距離を歩いた。5㎞位はあったかな。入場料は8.7€のところ高齢者割引き6.7€(約1,100円)。



子供用の科学館かなと言う感じで子供がいっぱい。アニメあり宇宙あり自然科学ありでぶらぶらと見ていて、ふと気が付いた。そうだラブビーの日本・アルゼンチン戦がやっているはずと。日本の家宇族にLINEで聞くと「はじまるよー――!」。科学館見物をしている時ではない。ホテルの部屋にはテレビがある。やっているかもしれないとタクシーにとび乗った。

早速、宿のテレビをつけたが104チャンネルもあるのにどこもスポーツ放送などやっていない。ドラマやアメリカの古い映画や料理番組やらアメリカ(多分)のアニメやら。

Youtubeも探してもらったが有料だったりこちらでは見ることが出来なかったりで駄目。結局Skypeをつなぎそれを映してもらってこちらの携帯で見たのだが、よくよく考えてみると持ってきているノートパソコンをSkypeにつなげればよいことに気が付き、大成功! 得点や経過時間の小さな文字まで見えて、「がんばれ」と叫んだが惜しくも敗退。

ちょっと外へ出て散歩。

この電動ボード、スペインではかなり流行っている。結構危険。Deniaの学校でも登下校に使っている人がいた。



2023年10月7日土曜日

さあー、これからどんどんスペイン語を忘れていくぞ!

107日 土曜日

今日はいよいよこの町Deniaを去る日。バスは10:40発予定。バス乗り場は家から歩いて10分ほど。99日にここに着いたのと同じ乗り場だ。その時はスマホも使えずタクシーも捕まえられず、散々苦労して家を探したことを知っているファミリーは、今朝はバス乗り場まで彼の車で夫婦で送ってくれる事になっていた。

このファミリーとの最後の朝食。セニョーラはいつも朝食抜きなので、セニョールと二人での食事が多い。横で、僕をバス停まで送っていったあとの予定を何か打合せしているようだが、ほとんど聞き取れない。

セニョールがたっぷりのチーズとこれでもかと思う量のイチゴジャムをトーストにぬっている。いつものことだが思わず「すごい!」と言ってしまうと、「いやいや、これは普通だよ。この650g瓶のイチゴジャムは1週間でなくなってしまうから」と涼しい顔。割り算をしたら、1100gも食べる計算だ!!

3人で車で家を出たのが1010分過ぎ。バス乗り場までは5分とかからない。


たくさんたくさんセニョールとセニョーラに礼を言って、握手と抱擁。バスが出発するまでずっと見守ってくれた。

60人乗りの大きなALSA社のバスが25人ほどを載せて出発。2時間でバレンシア・ソロージャ駅に着いた。



駅のトイレに行ったら1€(160円)の有料。男性の小用でお金を払った記憶はあまりない。

そこからタクシー。2㎞程のところにネットで予約したホテルがある。コロナのせいでタクシー代も高くなったもんだ、以前だったら6、7€くらいかなと思っていたら10.15€(1,600円余)もした。

あとでネットで調べなおしたら、この距離、GoogleMapによると回り道や一方通行があるので3.4kmと出た。この距離じゃ10.15€の料金もうなずける。

ホテルはすぐに分かったが入り方がわからない。僕が予約したのは安いホテル(ホスタル)だ。ユースホステルよし少し高いもので、一部屋に何人もが寝るタイプの部屋もあれば個別の部屋もある。僕は雑魚寝タイプは心配なこともいろいろあるし、ゆっくり1人で眠れないので個別部屋にしたが、バストイレは共同使用だ。それでも一泊で58€(9,280円)もする。

安ホテルではレセプションには一定の時間しか人がいないことが多い。そのレセプションに行くのも、外のカギが付いた扉を自分で操作して中に入る。これだけでも初心者には難関だ。私の安ホテルはビルの一角をホテルにしているので、レセプションにたどり着くのに、さらに別の扉を操作して中に入らねばならなかった。その操作のためには英語かスペイン語を読まねばわからないので、日本語しかわからない人には無理。

レセプションの部屋に入ると、ホテル係員の若い女性が近寄ってきた。ここはチェックインまで機械でやらねばならない。幸運なことに女性が全てやってくれたが、画面が変わるたびに指示の文を読んでいては、日が暮れる。

チェックイン機
1人で操作するにはハードルが高い。

何とか部屋に入った。狭い! 2畳くらいの部屋にベッドと小さいデスク。ベッドは幅75㎝長さ180㎝位。身長175㎝の僕では少し下に体をずらすと足が出る。

テレビとエヤコンはついている。隣の部屋が共有のバストイレで僕の部屋よりも大きい。今まで過去9回のスペイン留学旅行でドーミトリー(2段ベッドが一部屋にいくつかあり、何人かが同じ部屋に寝る)の経験はない(と記憶している)。狭いながらも1人部屋でバストイレ付だった。今回は一人部屋だがバストイレは他の部屋の人と共同使用だ。

2023年10月6日金曜日

4週間、休みなく出席で学校終了

10月6日 金曜日

通学する最後の日、朝食の横にリングケーキがあった。チョコレートをたっぷり塗ってある。カットするとスポンジの部分は黄色。「この黄色は何でしょう?」とセニョーラが聞く。「野菜ですよ」とヒントをくれた。黄色い野菜でケーキに使うとなると、「カボチャ」と答えると No。「まさか、ジャガイモ?」でも No。「もうこれしかないでしょ? まさかのニンジン?」で 正解!!

Tarta de Zanahoria 人参ケーキ??

ニンジンの甘みが出ていて、それにナッツが加わる、セニョーラ手製の自慢の逸品。各種Fiesta(お祭りや誕生会や飲み会など)大評判とのこと。見た目も豪華だ。いろんなレシピを参考に「人参入り」を自分で考案したとのこと。「すごいね」と持ち上げると「手持ちのレパートリーはこれを含めて3つしかないけどね」と笑っていた。


子供用のミニタルトも作っていた。

こんなのがあるから朝食のテーブルは見た目豪華。

欠席することなく4週間の予定通りの授業が終わった。正直言って最後の2日間はほとんどなにをやっているのかわからないほどの限界だった。

午前のクラスはロシア人6人、スイス人1人、と僕の計8人が受講。ロシア人の1人とスイス人と僕の3人が今日が最終日。最終日を迎えたロシア人がなんとCava(発泡酒で、シャンパンのスペイン版)とチョコレートの差し入れをしてくれて、授業中に乾杯。





ビデオがあるのだが、iPhoneのデータをパソコンに移してしまったためデータ量を縮小できず、今困っている最中。出来次第アップします。iPhoneの中で縮小した後にパソコンに移せばよかったのだが、段取りを間違えてしまった。







午後の授業も滞りなく終了。先生と記念写真。


学校の事務所の前を通ってドアを出たら、もうその瞬間から学校にお別れをすることになる。事務所の方にもたくさんのお礼を言わなければならなかった。前を通るまでにお礼の言葉を前もって考えておかなければならなかったのに、何も考えずにその前まで来てしまって、言葉が出てこない。そこが、僕のスペイン語の実力がその程度だと実感する瞬間だ。英語でも ”Thank you” とだけ言うのと若干の美辞麗句を付け加えるのとの差は大きい。


帰ったらすぐに昼食。

Huevos Rotos


Huevos Rotos  「壊れた卵」が直訳だがスペイン各地でいろんなバリエーションでつくられている。ここで作ってくれたのは、ジャガイモを5mmくらいにスライスして鉄板で炒め、ハムを加えて混ぜる。その上に半熟目玉焼きを載せてテーブルに。食べる人が「ぐちゃぐちゃに(あまり良い表現ではないが)まぜっかえして」食べる。


そしてファミリーでの最後の夕食。こんなにご馳走してもらっていいのかしらと思うくらいのものが並んだ。


白ワイン


これは初めて食べる

Gamba 大エビ


アボカドメインの野菜サラダ 

Navaja マテガイ


ムール貝

赤いのが♀
わずかに白いのが♂

あの量をほとんど食べてしまった。
セニョールが50%
セニョーラと僕が25%づつと言ってもよい


食後のデザートワイン
    Lupulo Sevado と言ったかな?



こんな笑いっぱなしの食事
なかなかない。