2018年5月18日金曜日

てこずる行き帰りの道

5月17日(木) 記

トレドの道は恐ろしく狭い。

ファミリーの僕の部屋の窓から外を見下ろすとすぐ下にカテドラルの「時計の門」がある。50mも離れていない。



そこから学校迄毎日違う道を歩いてゆき、学校から家まで毎日違う道を帰っている。正確に言うと、違う道を通ったように思う、という事。はっきり言うといつも道を間違える、ということ。

ここにきて5日目になってもまだ、たったの230mの通学路を覚えていない。 からへ往復するだけの道なのだが。




敵が攻め込んできたときに、道が容易にわからないように複雑にした、という事はわかる。しかし、日本の城下町でこんなにも複雑なのは見たことがない。

今年の初めからスマホを使うようになって、道案内のソフトを入れたのでそれが大いに役立っている。紙の地図を見ているだけでは、自分がどこに居てるのか全くわからない。

今日で1週間のレッスン12時間のうち10時間が過ぎて、今週はあと2時間を残すのみになった。今日は突然先生から、今から15分間、なにかテーマを決めてそれについて一人でしゃべりなさい、と言われた。先生は相づちを打つだけ。

わあー、そんなん・・・・と言っているうちに15分が10分になって、スタート。神戸と神戸ルミナリエについてしゃべったが、何せ何をしゃべろうかと考えながら知っている単語を探している。

終わった後チェックが入り、
1.この文は主語が1つしかないのにどうして動詞が2つあるの?
2.主語が複数形なのに動詞は単数用?
3.その単語はそういう時には使わない、こちらの方です。
4.そこは接続法を使うところでしょう?
5.ごくごくたまに、なかなかよく表現できました。とか。

つっかえつっかえの努力は、取りあえず認めてくれた。明日は自分で考えたテーマに沿って15分間「つっかえずに、流ちょうに、止まらずに」お話ししてください、とのお達しが出た。そのためには単語調べは欠かせません、とのこと。

15分の演説と思えばいい。日本語なら原稿用紙15枚だ。そんな作文ここ近年やったことがない。そんな事、僕にできるわけがありません、と言いたいところだ。

2 件のコメント:

  1. この時計の門、見覚えがあります。
    海外でのスマホ使用について後で教えて下さい。
    しかし、厳し~いですね!!5分だってしゃべれない!
    そして、簡単な単語が出てこない!さっきまで覚えていたのに!!
    ということの繰り返しの私としてはいきなりは無理ですね。

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    1. よく覚えていらっしゃいますね、時計の門。ここからだと無料でカテドラルに入れますが見ることができるのはごく一部だけ。基本的に礼拝者専用口ですね。有料の正門は10€です。
      スマホの使い方はまだホント、よくわかっていませんがお教えできることがあればなんでもおっしゃってください。

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