トルデシージャス トルデシジャス トルデシリャス
どの読み方でも正解だが、どちらにしても「シ」を強く発音するのは同じ。
人口8万人のパレンシアから、そのほぼ10分の1の9,000人のさらに小さい街トルデシージャス Tordesillas にやってきた。その目的はただ一つ。
パラドールに泊まることだ。
スペインに何回も来ているがいまだかつてパラドールにとまったことがない。
パラドールというのはスペインの場合、3つ星または4つ星の比較的高級なホテルで、全く知らないが国立かそれに準じるようのものと思っている。全土に100軒近くあり、ここトルデシージャスのパラドールもその中の一軒。
名所旧跡のような歴史ある建物を利用したものも多いそうで、建物自体が文化財の様なのもある。
ここのは見た目、そのようではないが、取りあえず4つ星になっている。日本で破綻した日本の旧年金福祉事業団の保養施設(たとえば、グリーンピア)のように広い敷地の中に建っている。外観の写真を撮るのを忘れるほどだから「古い遺跡利用」というのではなさそうだ。
屋内に小さな温水プールもある。 外にも大きなプールがあるが寒い今は使えない。 |
とりたてて特徴もなく、街からは1kmほど離れていて便利が悪い。これで1泊食事なしで10,000円程するので結構高い。
「トルデシリャス条約」というのがあって、500年以上前にスペインとポルトガルとの間で領土をどのように分けるかを両国で決めたもの。その条約を結んだのがこの地であった、と言うのだが、歴史に疎い僕はその名前も聞いたこともない。
中央広場 |
街を散歩しているときに工場服姿の男性が通りの木に成っている実をちぎって食べていた。一目でアーモンドの実だとわかったので、声をかけてみた。「この時期のアーモンドの実は甘いのと苦いのとがあってこれは苦い方。食べてごらん!」という。アーモンドの実は秋に熟すのでこの時期は普通は食べない。
熟したのは固くて歯が立たないが、今のは十分噛める。が、おいしくない。「健康に良いよ!」と言ったが、2つ食べて、あとは遠慮した。
この男性、セラミック工場のひとり社長さんで、パラドールの工場見学のコースにもなっているらしい。工場を見ていかないか?と誘われて、手ぶらでさよならするわけにもいかず、12ユーロの飾りを買ってしまった。セラミックというより陶器に特殊な釉を塗って焼き物仕上げをしたものだ。
ルイス・リベロさんという陶芸家で Facebook もあるのでぜひ見てほしいとのことだったので https://www.facebook.com/luis.riverodelacuesta ここにアドレスを載せておく。
今朝、そこを出るときにパラドールでタクシーを呼んでもらった。「来ましたよ」というのだが、タクシーらしくないのが1台玄関先にとまっているだけ。???と思って聞いたら、小さな町なので普通のタクシーもあるけど、「TAXI」と書いた紙をフロントガラスに張っただけのもあります、とのことだった。確かメーターもなかったような気がする。
料金は通常タクシーと同じ8€ |
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