2011.3.3(木)一日歩行数 9,600歩
いよいよ、今日こそ最終日。ヨーロッパを発つ日。
飛行機は08:35発。乗り遅れたらチケットがパー。大変だ。
ホテルのフロントに言って、モーニングコールを05:30にしてもらうことに。目覚まし時計も05:30に。腕時計のアラームも05:30に。
モーニングコールは、自分でセットするのではなくホテルのスタッフがやってくれるタイプのものなので、ちゃんと伝わったか“不安”①。
目覚まし時計は、この1ヶ月きちんと動いていたのになぜか今日だけ20分遅れている。100均で買った中国製。電池を入れ替えたが、ちょっと“不安”②。
腕時計のアラームも音量が小さいので“不安”③。
3つの“不安”を抱えて、一晩中良く眠れなかった。飛行機に乗ったら眠るだけなので、眠れなくてもまあ良いか。
眠れないまま5時過ぎから起き出した。05:30、モーニングコールがあり、目覚まし時計も時刻通り働き、腕時計も鳴った。3つとも完璧。
05:40にチェックアウトし、タクシーに乗った。このタクシーにも問題があった。タクシー自体に問題があったのではなく、僕の財布の中身に問題があった。18.50ユーロの現金しか持っていなかった。ガイドブックでは市内から空港まで7~10ユーロ、ホテルの人が言うにはMax.15ユーロ、と言う。大きな荷物を抱え朝早い時刻の利用なので、持ち金以上の料金になったら大変だ。
万一のため、カード支払いが出来るタクシーを呼んでもらっていた。
空港へ着いた。料金はすべて含んで8.65ユーロだった。重いスーツケースと大事なトランペットをトランクに入れてもらったのでチップを1ユーロ、計9.65ユーロで済んだ。カードを使うことなく現金で済んだ。
この料金を考えると、昨夜のタクシーは「ぼられた」という印象は確定だ。
6時前に空港に着いた。すぐチェックイン。スーツケースは20kg以内ということを感覚でチェック済みのため問題なし。重い本類は機内手荷物のほうに移動済み。機内持ち込み荷物は基本的には1個までだが、トランペットは別扱い、と言う解釈で、何も聞かれずフリーパス。
余裕を持って搭乗口に着いた。余ったコインで朝ご飯。ユーロ札は見事に使いきって、手元にはコインで1.66ユーロが残っただけになった。
スペイン、ポルトガル、さようなら。またネ。フランクフルトに向かって出発。
フランクフルトでの乗り継ぎ時間は1時間35分。結構短いので、大急ぎだ。昨年、ペルーへ行ったときにサンフランシスコで、ツアー添乗員がいたにもかかわらず乗り継ぎに失敗して乗り遅れてしまった経験があるので、細心の注意。
広い空港を駆け足に近いスピードで一所懸命移動。迷わず、行くべき所に着いたが、それでもあまり時間はない。
セキュリティチェックは相当厳しい。液体のチェックはそうでもないが、コインをはじめ金属類によく反応するチェッカーらしく、ジーパンについている小さなボタンのような金具に反応して、身体検査を受けた。革靴にも反応して、革靴だけのチェック。リュックサックの中身にも反応して、すべて中身を出してチェック。
結構時間がかかった。離陸時間まであと30分。免税店があったので、急いで好きなウイスキーを2本買った。カードで支払い。
20分前に搭乗。ほっとして、荷物を棚に入れているときに、「○○さ~ん」と日本語で僕の名前を呼ぶ声がした。「は~い、私です」。何事かと思ったら、クレジットカードを頭上高く掲げて、日本人男性が僕のカードを持っている。空港職員らしき人だ。
免税店で支払いをしたときにカードを返してもらうのを忘れていたようだ。大、大、大失態だ。「よーく気をつけてくださいよ。ダメですよ。」と、きつーく御注意。当然だ。冷や汗の出来事だった。
程なく、離陸と思っていたら、機長からアナウンス。「マドリッドからの28名のお客様が、乗り継ぎに時間がかかっており、当機はお客様をお待ちしております。しばらくお待ちください。」
無事、乗り継ぎの客を積んで、フランクフルトを離陸。今回の海外旅行は、関空まで10時間余のフライトを残すのみとなった。
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