2011年3月8日火曜日

リスボン市内観光とファド

2011.3.2 (水) 一日歩行数 33,300歩

観光できるのは今日一日限り。

なにをしなくてはならない、という事はない。先ずはバスに乗って見ようかなと、ホテルのカウンターで、英語で切符の買い方を聞いた。すると、「ここにあるよ」、と言うので、「じゃ、1枚頂戴」と頼んだ。小さな冊子のようなところから1枚切り取ってスタンプを押してくれた。「はい、15ユーロ」「えっ?」

普通の公共バスの1回券を頼んだつもりだったのが、ツーリスト用の観光バスのチケットになってしまった。僕の貧弱な英語力のせいだ。

仕方ない。オープントップの2階建てバス観光で、好きなバスストップで何回でも乗り放題、それも2日間有効。イヤホンでの日本語の説明付き。



市内を適当にあちこちと観光バスで回って見た。



ポルトガルに来たからには、ファドを聴かねば、と夜になってから、ファドレストランがたくさんあるとガイドブックに書いてあったアルファマ地区に歩いていった。

どこの店に入るかは全く決めておらず、薄暗い路地をふらふらしていると、ギターを抱えた男ふたりが僕に「オーラ!」(?)と声を掛けて、小さなレストランに入っていった。

表の看板に7:30開演、ファドレストラン、と書いてある。丁度5分前。いいころだと思い、入った。



英語併記のメニュー表がある。最低10ユーロ、最高15ユーロのメニュー表だ。魚を頼んだ。15ユーロ。赤ワインを小ボトルで。こちらは値段を聞かなかった。まさか15ユーロの料理に50ユーロの高いワインを持ってくるはずもないだろうと思ったが、若干、「先に値段を聞いて置けばよかったなぁ」と後悔した。



ギター2人、ポルトガルギター1人、歌い手女性1人男性2人の計6人。客は僕を含めて6人。時間が早いせいか、客は少ない。



ちょっと哀愁のこもった曲調。時に切なく、時に朗々と歌い上げる。30分歌って少し休んでまた30分。

デザートは?と聞くので、それではチョコレートを振りかけたアイスクリームを、と言ったら、予想していたのよりひどく大きいのが出てきた。


勘定はそう心配したこともなく、ちょっと高めだったが、
  魚料理        15  ユーロ
  赤ワイン       10  ユーロ
  アイスクリーム    7.50 ユーロ
  パン(?)       3   ユーロ  だった。

パンはスペインではお金を取られた事はなかったんだけど。

レストランを出るとき、ホテルまで帰るのに「どこでタクシーを拾ったら良いの?」と聞いたら、ここを25m行ってその角を右に曲がって20m行ったら大きな通りに出るので、そこでタクシーを捕まえなさい」と。

言いながら、僕がショルダーバッグを上着の上に出していたのを見て「上着の下に隠しなさい。安全第一、安全第一」とアドバイスしてくれた。

薄暗いが、たった50m足らずの路地を歩くだけなのにこのアドバイス。この地区はちょっと危ないのかな、と少し用心しながら人通りが全くない街路を大通りに向かった。

無事タクシーに乗ったが、下りたときの料金が「?」だった。乗ったときに4ユーロの追加料金を設定したような気がした。確信はない。でもわずか3、4kmで9ユーロ足らずを請求された。夜10時前だから深夜料金でもないはずだ。こんなときどうしたら良いのだろうか。僕はだまって、言われるままに料金を支払ってしまった。

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