2011年3月23日水曜日

カルモナ Carmona へ遠足

2011.2.20 ()  一日歩行数 23,600

セビリアから40km足らず東にカルモナCarmonaという街がある。昨日2/19に行ったカディスCadiz同様、この街のことも何も知らない。以下は日本人シニアに案内していただき、カルモナの街をぶらぶらと散歩したときの様子を書いてみた。

ホームステイ先を9時過ぎに出た。バスターミナルまで歩いて30分ほど。途中、現在セビリアが路線拡充計画を進めている路面電車を横目に、一所懸命歩く。これくらい歩くのは、全く苦にならない。セビリア滞在2週間で、歩く事に結構慣れて来た。


スペインの人の日曜日の朝の出足は遅い。
9時半頃だがほとんど乗客はいない。

バスはセビリアを朝の10時に出て丁度1時間でカルモナに到着。バス代は片道2.35ユーロと、安い。

この日も天気は良い。小高い丘の上に出来た城塞都市だったようだ。城跡に登ることが出来る。入場券売り場に「大人」「学生」「子供」などと書いてあったので、僕たちも、短期でしかも私学の留学生であるにもかかわらず、「学生のチケットで入れますか?」とずうずうしくも聞いてみた。すると「OK」と答えが返ってきた。もちろん留学先の学校の学生証は提示した。

観光場所らしく、こんなタクシーが客待ちをしている。
 係員によっても違うのかもしれないが、このあと、「学生」用の特別入場料金が書いてあるところでは聞いてみることにした。結構効果があるかもしれない。フラメンコショーの入場料が30から27ユーロになったこともある。

城の屋上からは、きれいな青空の下に茶色の屋根と白壁の建物が美しく、眼下に広がる。







ここには「パラドール」と言う国営の高級宿泊所がある。詳しくは知らないが、泊まったことがあるという人によると結構素晴らしいらしい。ひとり1泊、数万円するらしい。
食事にはちょっと時間が早かったので、お茶でも飲みに行こう、と二人でそのパラドールに行った。


パラドールの玄関前で
  
カフェコンレチェ(ミルクコーヒー)とケーキを頼んだ。眺めの良いベランダに座った。ほとんど貸切状態だ。


はるか彼方の地平線が見える。なだらかな、緑と茶色の丘が広がっている。このあたりは、ひまわりの時期には見事な黄色になるとか。


ゆったりとした気分になる。僕たちシニア二人が交わす会話は、日本の経済のことでもなく、会社の資金繰りのことでもなく、家庭のこまごまとした用事のことでもない。

スペイン語のこの動詞の現在形の活用はどうだったかな?、とか、○×△ってスペイン語で何ていうのでしたっけ?、とかいう他愛もないスペイン語の話。あそこはどうでした?、とか、次に行くのはどこがいいかなぁ、などと言う旅の話やら・・・・・

頭の中の心配事はそれくらい! ほんとうに、最高のゼイタク。

「高級ホテル」での至福のひとときを、さらに素晴らしいものにしてくれたコーヒーとケーキのお値段は? あーー満足、6.50ユーロ(800円ほど)でした。

帰途、10人ほどの乗客を乗せたバスはセビリアに向かって出発。




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