2012年10月26日金曜日

ピッコロトランペット ハイノートのために

この10月の初めからトランペットのハイノート(高音)を出すための特別のトレーニングをやっている。唇周りの筋肉の強化の為だ。その方法は、もう少し実感出来るか効果を確認できたらその時にこのブログで書くが、今回は、ハイノートのための別の方法について書く。

2週間ほど前、トランペット個人レッスンの時に先生にピッコロトランペットの試奏をさせて頂いた。普通に吹いても一般のトランペット(B♭トランペット)の1オクターブ高い音が出る。これほどの高い音の場合、唇の振動が全く違う。この体感をB♭トランペットの高音吹奏のトレーニングに役立てよう、というわけだ。唇が高い振動に馴れる、というか高い振動を覚えるという事だ。


ネットから写真を借用。
上がピッコロトランペット、下がよくあるトランペット。

先生の話では、「ピッコロトランペットがB♭トランペットの高音吹奏のトレーニングに役立つかどうかは人によるのでわからない」という事だが、ピッコロトランペットが欲しくなってきた。

ネットを調べてみると、まともなピッコロトランペットは30万円とか60万円もする。ところが桁違いの3万円台の中国製のもある。昨日のレッスンの時に先生に相談してみたら、「本番用には使い物にならないかもしれないけど、練習用だったら、3万円なら安いし、ダメだっても諦められる範囲ですね」というコメントをいただいたのでその日のうちにネットで発注した。

  Jマイケル(J.Michael) TRP-650 中国製 金色ラッカー仕上げ
  アウトレット品 新品 ケース・マウスピース付
  32,000円 税込 送料込

銀メッキ仕上げも48,000円くらいで売っていた。銀メッキ仕上げだと、ラッカー仕上げと音質も違うと思うが、そもそも「音質がどうだこうだ」というレベルの楽器じゃないと思うので、とにかく安いのにした。

少々音程が悪い、ピストンの動きがスムースじゃない、ラッカー仕上げの仕上がりがもう一つ、などというのは織り込み済み。手元に届くのが楽しみだ。先生もこのメーカーのものは試したことがないそうで、是非見せてほしい、とのこと。

ちなみに、白状すると、今の僕のハイノートの実力は次の通り。ヒドイモンダ!
つまり、「ハイノート」と言われる高音は今のところ演奏できない、という事だ。

 

1.目標はここまで。ここまで出せたらまず不自由しない。
高い ファ (実音ハイE♭)(五線の上の加線3本の上の ファ )までは出たことがある。ただし、とても曲の中では使えない。単に、音階を順に吹いていって、絞り出すようにたまたま ファ が出たという程度。
目標は、高い (実音ハイD)を曲の中で使えるようになりたい、という事だ。これが吹けたら、普通の曲ではまず問題はない。ジャズでも、クラシックでも、歌謡曲でも、ポピュラーでも、なんでも。いつになったら、そうなれるんだろうか。

2.調子が良ければここまでは出る。但しハイ「」は曲の最後では疲れの為出ない。

曲の中で使えるのは (実音F)(五線の外・上の )まで。調子が良ければその上の まで。何かした拍子にさらに半音上の が出たりするが、曲の最後の方なんかだったりするとまず出ない。唇が疲れてしまっているから。

3.普通、ここまでは出る。
無理なくいつでも出せるのは、 (実音F)(五線の外・上の )まで。



(注) どの音からどの音までを「ハイノート」とか「ダブルハイノート」と言うのかは決まっていない。上の図の表示は僕の考えです。


2 件のコメント:

  1. こんちわ
    仮にも「ミ」とか「ファ」が出ているならその直近下の「シ」と「ド」との違いを認識なさってますよね?もし感覚の変化を認識なさっていないならそれを探されては如何でしょうか。
    唇は、音が出る源泉ではありません。結果です。奏者の意思で能動的に動くものではありません。全ては「息」の入れ方(スピード)

    エラソーに書きましたが、私は先生よりも狭い音域でノタウッテマス。

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  2. アドバイスありがとうございます。
    確かに「シ」「ド」は疲れている曲の途中はともかく、音が出るときには普通にフォルテの音も出せますが、「ミ」「ファ」ともなると蚊が鳴くような情けない音しか出ず、大きな音を出そうと口内の空気の圧力を高めようとする、とマウスピースの両端から空気が漏れたり、どうしてもマウスピースをプレスしてしまうので音が途絶えたりします。
    今スペインのカディスと言うところにいるのですが、たまたま散歩している途中に学校があって高校生くらいのが数名ピッコロトランペットよりまだ少し小さいくらいのを持って、宗教的なパレード用だと思うのですがその行進曲を練習していました。
    実音で「ミ」位の音でしたが軽々と出していましたね。
    楽器はコルネットかもしれません。左手でツマミをくるくる回すような感じで、ロータリー式のピストンというかプランジャーというのかが1本付いていました。

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