よく行く映画館、100人とか200人収容の小さな上映室が9室集まった「シネマコンプレックス」というんだろうか。いつもはせいぜい10人とか20人の観客しかいないのだが、今日は平日の火曜日というのにもかかわらずその何倍もの人が詰めかけていた。
本編が始まったら、何やらまったく理解できない言葉で映画が始まった。もっとも、それが英語だったとしても100分の1ほども分かったかどうか、という程度だが。どうやらフランス語らしい。「ウイ」「オ・ルボワール」くらいのフランス語はわかるがそんなのはこの映画で2回程も出てきたんだろうか。
ここ何年もフランス語の映画など見たことがなかったような気がする。僕の印象としては、フランス映画はわかりにくくて面白くない、というのが定着していた。
そんな否定的な感じを吹き飛ばすような、よい映画だった。最近のアメリカ映画のようなばかばかしさもなく、登場人物の構成が複雑でなく、物語の筋も単純でわかりやすく、暴力もなく、113分の映画は滞りなく優しく、心豊かになって「THE END」となった。
いや、フランス映画だから「FIN」なのかな。いや、そんな単語は見なかったような気がするなぁ。そう言えは、日本の映画も、昔は「終わり」というのが出てたけど今はどうなんだろうか?「釣りバカ・・・」なんかはちゃんと「終わり」が出てたような気がして、格調高い映画はそんなのが出ていなかったような気がする。今度邦画を見に行ったときに注意して確かめてみよう~っと。
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