9月25日(木)の事。
僕とたかつきおもちゃ病院を地域のミニコミ誌で紹介して下さった不動産会社が場所を一般の人に提供して、年に4回「ガレージセール」を開催している。不動産会社本社の横の小さな駐車場が会場だ。
その昔、1971年の事だから、40年以上も前の事だが、スペインのマドリッドで警察の許可を得て道路上で持ち物を売った事がある。自分の持ち物を値付けして赤の他人に売るのはその時以来だ。
いわゆる、不用品を売る「ガレージセール」、「flea marketフリーマーケット」とも言う。何度もお聞きかと思うが、もう一度念のため――― フリーはfree(自由)ではなくてflea(蚤)です。「r」と「l」の発音を区別できない日本語らしい間違いですね。何でもかんでも自由に売るのでfree marketだ、というのも分からないではないけれど。
フランスのパリは蚤の市で有名だけど、marché aux pucesと言うフランス語も「蚤の市」だ。スペイン語は、と言うとこちらもmercado de pulgasで「蚤の市」だ。「自由の市」ではない。
さて、その「ガレージセール」に出品するために何日も前から、家の中にたまっている不用品・ガラクタを集めていた。100円で売れるものを10円の値付けをするのは惜しいし、逆だと売れない。なかなか難しい。ブランド物や何とか焼きの花瓶やコーヒーカップセットなど、パソコンで幾らくらいするのかを見て考えたりするので、結構時間がかかる。昨夜は3時間ほどかかって値付けをしたが、それでも終わらなかった。
ところが、夜から大阪に「大雨警報」。雨天の場合は屋外でするので中止になる。せっかくこれだけ用意したのに、と心配しながら床に就いたが夜が明けると、雨は降り止み問題なし。
車に品物を積み込み、車で20分ほどの会場に向かった。着くと、20人足らずだと思うがほとんどの人はもう来ていて、早速開店場所の抽選。そして9時30分の開店に向けて、幅1mほどの指定された机のスペースに「商品」を並べて店開き。
お客さんは開店早々には結構つめかけたが、あっという間に少なくなり、11時ごろには空模様も悪くなり、予定を30分繰り上げて全店閉店。
成果は――― 置き時計500円、2枚セットのカレー皿100円が2つ、花台200円、綿手袋10円などで計960円。
10,000円くらいの売り上げがあればソコソコかな、と思っていたのだがトンデモナイ。品物の種類が悪かったのか、値段が高すぎたのか。それにしてもお客さんの数が少なすぎた。
売上げの全額を寄付します、と宣言して開店したんだが、この体たらく。約束通り売上げ960円の半分の480円を場所を提供していただいた不動産会社(ある施設に寄付するそうだ)に、そして残り半分を「たかつきおもちゃ病院」に寄付した。少なくともこの10倍の額をもくろんでいたんだが。あゝ、恥ずかし!!!
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