2017年1月24日火曜日

7年ぶりに再びファーロに

1月23日(月)

ポルトガル・リスボンのホテルの朝9時、僕を除くツアーの33人とガイドの女性がバスに乗り込み帰国のために空港に向かうのを見送った。いよいよ僕の一人旅が始まった。

ホテルのコンシェルジュにファーロFaro行きの列車の時刻と駅を教えてもらい、タクシーでセテ・リオスSete Rios駅に向かった。

初めの予定では前夜教えてもらっていたリスボンのターミナル駅のサンタ・アポローニャSanta Apolónia駅から出発する予定だったが、朝に教えてもらったセテ・リオス駅のほうがホテルに近く、時刻的にも都合の良いのがあったのでこちらを選んだ。

切符売り場でファーロまで片道切符を購入。クレジットカードは使えなかった。現金で21.20ユーロ(2,700円)。6%の消費税IVAが含まれている。2等車、指定席。


10:14 セテ・リオス駅を4両編成の電車が発車。20分ほどして検札があり、自由席だと思っていた僕は指定席に座るように指示された。検札された切符には直径3mmほどの丸い穴が開いた。


この列車、前2両は1等車、後ろ2両は2等車。車内はそこそこきれいだが窓ガラスの外側が汚く、景色を撮るには都合が悪い。最後尾の後ろには車掌室がなく電車の後ろの景色が見える。なかなか良い眺めだ。2等車だからサロンカーのようなものではないのでソファはもちろんない。



途中の停車駅は10程だっただろうか、僕の乗った車両は座席定員100人余のところ、ガラ空きの40人足らず。終着駅のファーロに着く少し前から時々アーモンドの花が咲いているのを見た。農園ではなく、1、2本ところどころに「散在する」という感じだ。景色を見たり、スペイン語の本を出してみたり、このブログを書いたりの電車の旅は3時間16分だった。

宿舎は前日ネットで予約しておいた。税込み35ユーロ(4,400円)の、こちらでホスタルHostalというカテゴリーの宿泊施設。簡易ホテルという感じ。

玄関ドアのベルを押して開けてもらう。入るとすぐに階段がある。エレベーターはないので20㎏以上あるスーツケースを持って上がるのはちょっとしんどい。

2階はキッチンと食堂。調理器具・食器類と簡単な調味料は揃っている。自由に使ってください、というが料理などしている時間はない。食堂から外に出ると大きなテラス。




宿泊用の部屋は3階にあり、6室しかない。この日の宿泊者はどうも僕一人の様だ。

 


全体にきれいで、作って間もないようだ。アメニティはシャワーシャンプーと洗面台の固形石鹸のみ。タオル無し。無料品で、1.5Lの水のペットボトルと小さなリンゴと西洋ナシが各1個。

ファーロに来たのはアーモンドの花で有名だったから。7年前の3月にも花を求めて来たことがあったがすでに終わっていた。今回もインフォメーションに聞きに行ったが、良い情報は聞けなかった。7年前と同じ場所、かつてアーモンドの木の公園だったところを教えてくれただけ。近くにアーモンド農園はないのか、とかアーモンド祭りをやる街はないのかとかいろいろ聞いたが、ないないないの一点張り。


遠くは日本からアーモンドの花を見に来てくれた、という熱意に応えようとする心意気は微塵とも感じなかった。特別なツアーを組んでくれる業者があるのでそこで相談してください、電話かネットでできますよ、と放り投げられた。

取りあえず、7年前には歩いて行ったアーモンド公園に今回はタクシーで行った。少し咲いてはいたが、日本の桜のような見事な開花はなかった。


4 件のコメント:

  1. アーモンドお好きなんですね!自宅でも育てて
    いらっしゃるんですよね! 時期が難しんでしょうか?
    前にクリックから遠足でロンダに行ったときに普通に山に
    まるで山桜のようにアーモンドがさいていたので普通に咲いている
    のかと思いました。確か2月です。スペインできっと見られますよ!!

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    1. グリコのキャラメル「一粒で二度おいしい・・・」というのが有名になったことがありますが、それ以来のアーモンドファン。
      たまたま、花屋さんで30年ほど前に買った苗木が家で無事大きくなりきれいな花とたくさんの実を楽しめるようになり、さらに最近のアーモンド健康法の注目もあり、「アーモンドファン」を楽しんでいます。
      ポルトガルのファーロがアーモンドで栄えたのは昔のことで今はその名残しかないようです。セビリアに向かう途中時々アーモンドの花を見ましたが、ほんの時々という感じ。
      昨日1/25のセビリアでは1本も見ませんでした。
      サラマンカ近郊のある村では2/末から3/初にアーモンド祭りがある、という語学学校からの情報がありましたので楽しみにしています。
      セビリアの北、プラセンシアPlasenciaより

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  2. こんにちは。。。
    ポルトガルでご一緒だった関野です。
    ブログを拝見して~向上心の塊で~ビックリです~@@

    スペインを楽しんでいる様ですね~^^
    アーモンドの花はエボラで満開でしたよ~(^_-)-☆
    写真は送信しましたので~旅の記念になれば嬉しいですね~^^
    私ももう一度~スペインへ行きたくなりました~^^
    又、拝見させていただきますね~(*^_^*)

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    1. 僕のスペイン語の勉強も「向上心」というんでしょうかね?
      ただの「遊び」で、英語とこんなに違うんだとか、同じところがいっぱいだとか、日本人の心に似ているなと感じたりとか、そんな他愛もないことに喜んでるだけで、ほとんど役には立ちません。
      ポルトガルツアーのガイドさんの説明と一緒で、その一瞬一瞬が楽しいだけで、頭の中には何も残っていません。
      何の役にも立たないのがかえって良いのかもしれません。

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