1月26日(木) プラセンシア →(バス)→ サラマンカ Salamanca
ホームステイ先には午後5時ごろに行くと伝えていたので、午後2時35分発4時30分サラマンカ着のバスが丁度よい。それまでの時間もう少しプラセンシアの街をぶらぶらすることにして、先に切符を買っておいたほうが良いのでバス乗り場へ。
プラセンシア→サラマンカの切符は9.67ユーロ(1,200円)、距離は120kmほど。スーツケースを駅に預けて(1ユーロ)街に出た。
ホテルのおじさんに「どこがいい?」と聞いておいたパラドールと元宮殿と教会へ行った。
リスボンでツアーから離れて単独行動になってからずっと思っていたが、ガイドの説明があるのとないのとでは楽しさに雲泥の差がある。すぐに忘れてしまうし、そもそも理解不能の説明もあるが、それでもその時は「ふんふん、なるほど、そうだったのか」と感心しきりであったのが、ひとり行動になると日本語の説明など皆無なので感心できるものがない。
飾ってある絵を見ても宗教画ばかりで、十字架に張り付けられていたり胸に傷を負っていたりしたらキリスト、中心にいて子供を抱いている女性だったらマリアだと言う位しかわからない。古くてすすけて暗いし、題材も暗い絵ばかりで面白くない。
古い建物や造作を見て感心するだけだ。
この日最初に入ったのはパラドール。歴史ある建物を利用してホテルにした国営の宿泊施設。ハイシーズンには予約がいっぱいでなかなか泊まれないことが多いらしい。今の閑散期には宿泊する旅行者も少なく、ネットで見ると10%割引などのキャンペーンもあり12,000円位で泊まれるようだ。
入ってコーヒーだけ飲んだ。エスプレッソ、2.10ユーロ(260円)、小さな板チョコ1つ付き。
次は元宮殿。「中を見たかったらこのベルを押してください」と書いてあったので押してみた。中から係員が出てきて「4ユーロ(500円)」という。せっかく来たんだからと料金を払って見学。僕のほかに見学者は、一組のご夫婦だけ。
隣接する教会も見る価値があると教えてくれていたので中に入った。ここは入場者は僕一人。ひとりの男性が近づいてきていきなり説明を始めた。照明のライトを当てたり消したり、立つ位置を変えて天井を見る角度を変えて「どうだこんな風に見えるだろう」というが意味不明、理解不能。内部をくまなく付き添い一周。ここで写真を撮れ、ここは横ではなくカメラを縦にして撮るんだ、とうるさく?迫る。
最後に、入ってきた入り口すなわち出口まで来て赤い布をひいた皿を椅子の上に置いて、「喜捨を」と。20分ばかりの熱心な説明に若干の「お布施」は考えないわけではない。ポケットに手を入れてはたと気が付いた。2ユーロくらいが適当かなと思っていたのだが、先ほどタクシーに乗ってコインで支払って、ポケットに残っているコインは35セント(40円)しかない。
これじゃ到底少なすぎる。仕方がない。札を出すしかない。まさかお釣りを頂戴、というわけにはいくまい。大枚5ユーロ札(630円)1枚を奮発。
ここで教訓ひとつ。ポケットにはいつも最低5ユーロくらいのコインを入れておくべし。
昼ご飯を食べる時間が無くなったのでスーパーに入ってパンとジュースとチーズとイベリコ豚のハムを調達、ついでにチョコレートを1枚。10.92ユーロ(1,370円)、バルで食べるより高くついてしまった。高級ハムが6ユーロ(750円)もしたので。
バスも、降りてからホームステイ先へのタクシーも順調。玄関の呼び鈴を押した。「日本から来たヒロシです」というとわざわざ玄関の扉まで迎えに来てくれた。今までは「はい、どうぞ」という感じで、「ジージー」という玄関ロックを解除する音がして、音が鳴っている間に素早く戸を開けて、目的の階にある住居までエレベーターで昇っていく。一戸建の家ではなくビルになっているアパートだ。
アパートといっても今回の家主さんの家はだいぶ大きい。今日のところ部屋数はわからないが、外国からの下宿生をたくさん受け入れている、半分(半分以上?)商売でやっているホームステイだ。夕食は夜の9時から。10人以上が一緒に食事できる食堂があり、20歳前後の男性1人女性4人とおばさんとともに計7人で食事。
皆、スペイン語は相当うまい(ようだ)。おばさんのいう事をほぼ全部理解している(ようだ)。当然僕はついていけない。僕と同じ学校に行っている人はいない。3つの別々の学校に行っているし、夕食を共にしなかった別の学生は大学生らしい。
キャベツと赤パプリカのオリーブオイルたっぷりのサラダと、ポテトのトルティージャ。飲み物は水。デザートはヨーグルト。これでおしまい。
*** たくさん書いたので写真を入れる時間がない。写真は後日予定 ***
リスボンで単独行動に移った23日から今日サラマンカに着いた26日までの経費まとめ。
長距離電車1回とバス3回 77 ユーロ
宿泊3回 101 ユーロ
4日間の諸経費(食費・入場料など) 124 ユーロ
いよいよサラマンカ生活のスタートですね!
返信削除楽しみです。下宿屋さんみたいなホームステイも
ある意味、気楽でいいですね。
食事はどうなんでしょうか?
昨夜の9時からの食事はサラダとじゃがいもトルティージャ、デザートにヨーグルト。
削除朝は各自適当な時間にとります。ティーバッグ、インスタントコーヒー、シリアル、トースト、各種パン、種類はいっぱいありますがハム、チーズ、野菜、フルーツ、ジュースはありませんでした。
昨日着いたときに食事の好みを聞かれて、牡蠣はいただきませんと答えたらそんな高級食材は使いませんと笑ってはっきり言われました。