ついに見つけた、アーモンドの殻割り器。
中央広場のすぐ近くにある金物屋さん。いつもの通学路の途中にある店なのだが金物屋さんがあることに気が付かなかった。昨日気が付いて、今日の昼前の30分の休憩時間に店に入って、アーモンドの殻を割る用具がないかと聞いた。
すると、あったのだ。店のディスプレーにもアーモンドの写真があった。5.90ユーロ(740円)、Made in PRC と書いてあるので中国製だ。
ちなみに Made in ROK は韓国製。ネットを見ると、日本では中国製 China や韓国製 Korea を嫌うのでこのように表示する製品が多くなっている由。という事はスペインでもそうなのか?
そういえば昨夜、こんなことが笑い話であった。夕食にキノコ料理が出た。
「さすがセニョーラ!味付けがいいですね。おいしいキノコSeta料理です。なんというキノコですか?」
「マッシュルームChampiñonよ」
自然 natural に生えたものではなく栽培したものであることを確認したかったのだが単語が出てこなかったので「自然」の反意語の artificial (人工の、人為的な、模造の)?と聞いたら、
「cultivados(栽培・養殖された)よ、artificial じゃない」
と返ってきた。さらにセニョーラがいう事がいい。
「artificial と言えば、中国にはプラスチック製米 arroz plásticos もあるけどね」
という。一同大笑い。
スペインでは(たぶん、ヨーロッパでは、と言い換えてもよいのかもしれないが)一般的には中国に対してあまり良い感情を持っていないと聞いているが、その感覚が垣間見えた。
さて、授業に戻ってアーモンドの殻割り器を買っと事を先生に話すと、「う~ん、アーモンドの殻はすごく固いからこれでは無理かもね」の返事。持って帰って家で試すのが楽しみだ。
ここで、スペイン語の授業の話をちょっと。
スペインにはミドリ十字のサインの薬局が街角の至る所にあり、なぜそんなに多いのかをいつか先生に聞きたいと思っていた。それを朝一番にしたら、結論的にはスペインではスーパーやほかの店では薬が買えないから沢山ないと不便でしょ?というようなちょっと理解不能の回答だった。
それから話はどんどん広がり、
薬
健康保険制度
ONG(「オー・エネ・ヘー」と発音、非政府組織、英語ではNGO)
オバマケア
貧困層
市民権
グリーンカード
パスポートとそれを得るための言語能力
憲法
国家に対する忠誠心・感情・認識
など、どんどん難しい話になっていく。ここまでくると僕の語彙力ではとてもついていけない。クラスメートは全員アメリカ人大学生。たぶんスペイン語も英語も似た単語なのだろう。みんな理解している様子。
「ちょっと待って!その単語、意味わからない!」と言って会話を止めるわけにいかないので放置。アメリカ人は有利だなあ、といつものことながら思ってしまう。
クルミ割りでは実の大きさが違って使えないのですか?
返信削除確かに硬いからを割るとすぐダメになりそうにみえますが。
難しい単語はほとんど同じなのでラテン語圏の人たちは
断然有利ですよね。年を取ってから日本人がスペイン語を
勉強って相当ハンデがあります。と嘆いても始まらないので
頑張らねば!
このくるみ割り器、アルミ製で結構頑丈そうです。でも肝心のどこか1か所がすぐ壊れるのが「彼の国製」の特徴なので気が抜けません。
削除ハンデは承知なんですが、近づけません。