2013年7月31日水曜日

「日本、また世界驚かせた」に違和感

Yomiuri Online でこんな記事が出ていた。

読売新聞 7月26日(金)10時26分配信
 
電車とホームの間に足を挟まれた女性を救出するため、
車両を押して傾ける乗客や駅員ら(22日午前9時19分、
JR南浦和駅で)=繁田統央撮影
本紙が22日夕刊で報じた、さいたま市のJR南浦和駅での女性客救出劇は、現場に居合わせた本紙記者の写真と共に世界各地でも報道された。
 
過去にも何回か同様のニュースが報じられた記憶がある。今回のニュースが世界に報じられて、その反響がまたニュースになっている。以下も Yomiuri Online から抜粋。

アメリカからは「日本から素晴らしいニュースです」「生死に関わる状況で、駅員と乗客が冷静に協力した」「おそらく、日本だけで起こりうること」

イギリスからは「(駅員や乗客が)集団で、英雄的な行動を示した」

イタリアからは「イタリア人だったら眺めるだけだろう」

香港からは「中国で同様の事故が起きれば、大多数の人はやじ馬見物するだけだ」

韓国からは「乗客が力を合わせて救助する感動の写真が話題になっている」

ロシアからは「どうしてこんなに迅速に乗客が団結できたのだろうか」

タイからは「日本の人々が生来の結束力を余すところなく示し、困っている人に助けの手をさしのべた、素晴らしいニュース」「日本が、また世界を驚かせた」「とっさにこのような行動ができる日本人は、どのような教育を受けているのか」

でも、こんなことは当たり前で、知らん顔して立ち去る人は日本に限らずどこの世界でもほとんどいないと思うんだけど。上のようなコメントは意図的に「世界が感動している」というのだけを無理やり見つけ出して記事にしたような気がして、違和感を感じる。

もしこれくらいの事で日本も世界も「感動する」なら、それはそれでちょっとさびしい。

2013年7月30日火曜日

高槻・北清水公民館でおもちゃ病院

「たかつきおもちゃ病院」もだいぶ名が知られるようになってきた。

今日は高槻市北清水公民館からの依頼で『夏休みキッズルーム・おもちゃ病院』を開院した。夏休みの事だから来院者が詰めかけて受付は大混雑、と言うのを予想していたのだが予想に反して、おもちゃを持ってきてくれたのは5人(5組)、おもちゃの数は11個。

電子回路が故障したおもちゃを結構頑張って直したのもあったが、100均で買ったのを2人で30分がかりで治したのもあった。シャープペンシルの芯つまりも4本治したなぁ、シャープペンシルはおもちゃじゃないんだけど。

究極は「デコテープ」と言うの。修正ホワイトテープみたいなの。テープの繰り出しと巻取りがうまくいかない。ドクターの一人が何度も分解組み立てを繰り返し、2時間がかりの修理だ。これもおもちゃじゃなくて文房具だけど、まっ来院者も少ないので診てあげるかっ、と言う感じでするんだがこれが結構手ごわい。
 
新品で買ったら100円ほどのものを、サラリーマンの現役時代なら修理工数時給1万円も2万円以上もするようなドクターが一所懸命時間をかけて修理に挑戦してる。これもおもちゃ病院の “醍醐味” だ。もちろん修理代は無料だ。

2013年7月29日月曜日

ジャズとラテンのバトル

アロージャズオーケストラの第100回定期演奏会を聴きに行ってきた。

ゲストが「見砂和照(みさごかずあき)と東京キューバンボーイズ」とボーカルのKIKOさん。

今年の2月、第98回定期演奏会が、ゲストに由紀さおりさんを迎えておこなわれた。その時にこの第100回定期演奏会の事を知り、前売りチケットをローソンで購入して心待ちにしていた。
 
入口で配布されたプログラム。第100回の節目なんだから、
デザインとか・・・もうちょっと何とかならんかったんだろうか。

 

ジャズとラテンとどちらが好き? どんな演奏会になるんだろう! 
 
聞きなれた曲がたくさん。
そして、2時間半、あっという間に過ぎた。どことなく短調的なジャズと、底抜けに明るくついつい体が動いてしまうラテン。こうして聞き比べてみると、どちらもいいんだけど、ラテンの方が僕は好きだなぁ。

2013年7月28日日曜日

防災総合訓練に参加

朝8時30分に大地震が起きて、たくさんの建物が倒壊、火災も各地で発生、ライフラインにも大きな被害が出ている、と言う想定。

テレビではたまに災害発生時の訓練の様子が報じられたりするが、自分自身は今まで参加する機会がなかった。1ヶ月ほど前に地区の自治会の会合があって、持ち回りの班長になってなっていたので出席したが、その時の議題に「防災総合訓練に参加しませんか?」と言うのがあった。数人の参加者を確保するよう上部団体から要請が来ているらしい。なかなか手を挙げる人がいなくて、それじゃ、と僕が手を上げて今日の参加となった。

何事も “経験”、という事。
 
8時40分、近くの公園に集合。と言っても、総勢4人。そこから徒歩で、避難場所に指定されている中学校に移動。


テントの中で訓練の様子を見学するだけだが、暑い!!
 
この炎天下、34の自治会から300人余りが集まったという事だ。9時30分の訓練開始宣言の後、浜田高槻市長や来賓のあいさつも短かめで、訓練開始。

市長挨拶


地震体験車

被災者に見立てた中学生を3階からはしご車で救出

消火器を実際に噴射して消火訓練

放水車を使っての放水訓練
 
熱中症などの事故もなく2時間で無事終了。僕は何をしたかって?・・・・なにもせずテントの中で訓練しているのを見学していただけ。大半の他の参加者もそうだった。まっ、それでも暑い中ご苦労様でした。

2013年7月27日土曜日

枚方ベアーズ20周年パーティー

僕がメンバーに加えてもらったのが2年近く前の9月。そのバンドがスタートして20年にもなる、という事でその記念パーティー。いや、単に暑いのでみんなで集まってビアパーティーをしよう、という「かこつけ飲み会」ということ。

7人がけのテーブルが4つあったので30人ほど集まった。バンドのメンバー総勢の半分ほどらしい。メンバーの子供・孫も来ていたがそれは別として、20歳過ぎのギャルから上は当年67歳までさまざま。僕は上から2番目の65歳(誕生日が来たら66歳だぁ~)。




夕方5時。カンパ~イ!!と発声するや否やカラオケが始まった。

飲み放題付きの2時間、そしてそのあとさらに2時間。歌って踊って、盛り上がった合計4時間だった。それにしてもギャルトリオの元気なこと。ず~っと踊ってたなぁ。

 

結局、超音痴を自覚する僕は1曲も歌わずに帰途に就いた。

2013年7月25日木曜日

ピロリ菌なし 800円で血液検査

今結構話題になっているピロリ菌。胃炎や胃ガンなどの原因として注目されている。

団塊の世代以上の年代の人は80%くらいが感染している由。

僕の場合、胃もたれや胸やけなどの症状はほとんどないが皆無でもない。

僕は糖尿病予備軍で、3ヶ月に一度くらい血液検査をしてチェックをしてもらっている行きつけの病院がある。そこで「ピロリ菌の検査をしてください」と頼んだ。検査の方法は色々あるらしいが、先生にお任せした。

「血液検査で調べます。検査は『自由診療』のため100%自己負担、費用は4,800円かかります」と言われた。いつもやっている血液検査と一緒にピロリ菌の検査をするらしい。

翌々日病院から電話がかかってきて、検査費用は「4,800円じゃなくて800円の間違いでした」と言う。いつもの検査にピロリ菌検査を上乗せしただけだからか、胸やけが最近1、2回あったと訴えたせいで検査費が保険適用になったのか、「計算間違い」の原因を詳しくは聞かなかった。

ともかく、1週間後結果が出た。判定は「なし」。胃がんのリスクが少し減って取敢えず “ほっ”。

それに加えて、糖尿病の方も、血糖値、中性脂肪値、コレステロール値が若干高い目だが、「問題なし」。コレステロール値を下げる薬をもらっていたのだが、今回はそれも必要なしで、投薬はなくなった。パリの2週間で、毎日平均15,000歩も歩いたので効果が出たのかな?

2013年7月22日月曜日

久しぶりの読書、「海賊とよばれた男」

結構本は読んだんだけど、それはいつの頃だったか。――― 学生時代? 30代、40代?

最後に読んだ本で、いま題名が思い出せるのはこのブログのタイトルに借用させていただいた「ハッピー・リタイアメント」(浅田次郎著、2009年11月25日第一刷発行)くらい。
 
 
ホント、「本」は読んでいない。

あとは、語学・園芸・旅行・トランペット・パソコンなどの雑誌ばかり。

少し前、テレビで、『本屋大賞』なるものがあって、それの第一位に「海賊とよばれた男」というのが選ばれた、と言ってた。長いこと「本」を読んでないなぁ、この本、面白そうやなぁ、とたまたま帰省していた息子と話をしていたら、後日息子が本を送ってきてくれた。それが10日ほど前。

 
上下2冊で合計750ページほどもあるので、1年に1、2冊しか読まない僕は「2ヵ月位かかりそうやな」と息子に礼を兼ねてメールしたら、「たかが単行本が2冊やし、そんなにかからんやろ。読んだら感想よろしく」と返事が返ってきた。

それでは、と読みにかかった。2か月かかるのも「悔しい」ので結構集中して読んだら、先ほど、今日朝、読み終えた。

ミステリー小説などと違い、次のストーリーの展開を早く読みたい、などと言うようなことはないが、勧善懲悪、侍の世界、日本人の心のふるさと、痛快、などと言う言葉が浮かぶ内容。

人殺しはないし、暴力もない。どろどろとした人間関係もない。淡々と、史実を並べるかのごとく、話が進んでいく。

ときどき、涙もろい僕が涙するエピソードも入っていた。
 
雑誌と違い、なんと漢字が多い事か。むずかしい単語、熟語、読みかたも結構たくさん出て来る。電子辞書を片手に、10日間足らずの読書。このことでも「本」を読んだなあ、と感じたものだ。

2013年7月17日水曜日

16日間の「暮らすように旅するパリ」 旅行費用まとめ

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・
 
2013/5/29 ~ 6/13  16日間の「暮らすように旅するパリ」 旅行費用まとめ

  特別に書いていない限り、1ユーロ = 130円 で計算。 
  全て2人分。

¥242,920   大阪 ⇔ パリ 航空券 燃費・諸経費込 HISで1/13に購入
                      (¥121,460 x 2人)               

 ¥41,839  5/29 ~ 6/1 ホテル 4泊 予約サイトAGODAで予約  

¥117,000 6/2 ~ 6/11 アパルトマン 10泊
          (¥13,000x10泊x10泊以上の為10%割引)
  ¥1,000 日曜日入居の為特別追加料金          
  ¥6,000 シーツ代                        
  ¥6,000 退去日の掃除代                   
  ¥4,000 フェイスタオル・バスタオル借り賃         

 ¥58,676 モン・サン・ミッシェル、1泊2日 バス観光旅行
          (230ユーロ x 2人 x 5%割引 x @134.27)  

          <滞在期間中の諸費用
¥136,729 食費 (酒類を含む)
 ¥46,710 交通費 (地下鉄、郊外行き電車など)
 ¥47,109 入場券、セーヌ河クルーズ、エッフェル塔、シャンソン鑑賞など
  ¥2,450 日用品など

¥53,295 みやげ (自分たちへの記念品を含む)

総合計  ¥763,728

2013年7月16日火曜日

「大」「小」どうでもよい話


16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・
 
こんなデザインのは日本では見たことがない。きっとどこかにはあるんだろうけど、僕としては初めて見たので、写真に撮った。大した「発見」じゃないんだけど。
 


 
 
トイレの「大」「小」を流すときの区別。

2013年7月10日水曜日

パリ・メトロのマナーキャンペーン 6題

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

パリのメトロの通路、大きなでディスプレーでマナー向上の推進キャンペーン中か。背丈よりも少し低い縦長のディスプレーで、10秒間隔くらいに次々と絵が出てくる。面白かったので、紹介する。

1.牛: 電車内での飲食、ゴミは散らかし放題。隣の席まで占領してる。

 2.ニワトリ: 電車の中で携帯のしゃべり放題。男の子が耳をふさいでる。

3.カメ: 甲羅のように背中に大きなリュックを背負って、他の乗客の迷惑だ。

4.これは水牛?:発車間際の突進乗車はダメだよ。

 5.カエル: 自動改札口の飛び越えは無賃乗車だよ。

 6.オーム: 仲睦まじいのはいいけどエスカレーターの途中はダメだよ。
    もっとも、エスカレーターなんてのはメトロにはほとんどなかったな。
    それに「道をふさいだら駄目だよ」と言う意味だと思うんだけど、エスカレーターでは
    歩くのがマナーなのかな?

2013年7月9日火曜日

写真挿入、やっと完了


 『6月6日(木): 16日間の「暮らすように旅するパリ」---第9日目  優香さんと浜口京子さんに遭遇』 に写真を挿入しました。 この一行 ↑ をクリックすると移動します。

★ 6月7日(金): 16日間の「暮らすように旅するパリ」---第10日目 モンマルトル、サクレクール寺院に写真を挿入しました。 この一行 ↑ をクリックすると移動します。

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・
もうすこし思いだしながら書く予定です。帰ってきてもう1ヶ月近くになって、記憶がやや不鮮明になりつつありますが。まっ、さっきの事もすっかり忘れてることもあるので、それは当然のこと。お許しを。

2013年7月8日月曜日

肖像権・著作権・なんとか権


16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・
 

むずかしい世の中になってきた。モン・サン・ミッシェルで、優香さんと浜口京子さんのテレビ番組撮影の場面に遭遇したことは前に書いた。

居合わせてカメラを向ける観光客に「撮影はやめてください」、とテレビクルーの一員らしい女性から注意があった。

有名人の事だし、テレビで公開予定の撮影現場で、その場所も公の路上だ。何が悪いのかわからない。これが印刷物にして出版するとかネット上に大きく公開する、という事ならわからないでもない。そんな事も有り得る、と言う想定で撮影中止をお願いされたんだろうか。

今日あさ大阪・弁天町で、僕が所属するバンドの演奏会があった。ORC(オーク)200と言うエリアの中にあるキッズスクールの要請だった。幼稚園生くらいの子供たちの前で子供向けの曲を10曲ほど演奏。

僕自体の演奏は、1ミリほどでも前進したのかな? “ミリ” という事だから1,000分の1。微々たるものだから大したことはないが、これも経験。楽しくトランペットを吹かせていただいた。

その帰り、ORC200エリアの中心にある広場に寄った。上を見上げてみるとピラミッド型のガラス屋根が広場全体を覆っている。ついこの間パリのルーブル美術館で見た「ルーブル・ピラミッド」(そんな言い方をするのかわからないけど)そっくり。

ルーブルのピラミッド
「面白い!話のネタにしよう」と思って携帯電話のカメラをピラミッドに向けて撮影アングルを考えていた。すると、いつ近づいたのかガードマンが僕の肩をトントンとたたき、「撮影は取材許可を取ってしてください」と言う。

ここは結構公共的なエリアで、話題にしてもらえたら宣伝にもなるし悪いことなないだろうに、と思った。

40年ほど前の事を思い出した。梅田の地下鉄の写真を撮ろうとカメラを持って出かけた。ホームへ降りていく大きな広い階段の所で駅全体の様子を撮ろうとファインダーを覗いていた。するとどこからかガードマンが来て、「撮影はしないでください」と言われた。「取材許可を取ってください」という事だったんだろう。

ルーブルとこっちのどちらが先かは知らない。調べてない。こんなのは何権と言うんだろうか。

2013年7月7日日曜日

レストラン 「Le Pré Salé」 (ル・プレ・サレ)--- モン・サン・ミッシェルで


16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

パリに15日間滞在中「レストラン」と言ってもよい様な所に入ったのはここ1ヶ所だけだったかもしれない。

モン・サン・ミッシェルの本土側のホテル「Mercure」のレストラン「Le Pré  Salé」 (ル・プレ・サレ)。

モン・サン・ミッシェル1泊2日のツアーのバスの中でガイドさんが、「ここの子羊の料理はおいしいですよ」の一言で行くことにしたのだ。モン・サン・ミッシェルのおいしい塩を含んだ牧草で育った子羊の料理で、「イチオシ、間違いありません。たぶんこの時期だから予約は必要ないと思いますが、しておいたほうが良いのはもちろんです」。

という事で、予約をすることにした。電話で予約するほどの語学力はないので、夕方直接店に行った。店は夜の営業前の休憩中で、小太りのおじさんウェイターが「予約しなくても大丈夫だよ」と一言。

それでも心配だったから、ひと休みした後、夜の営業開始時間19時(だったかな?)に合わせて入店した。

込み具合は? 込み具合、なんていうものじゃない。広いレストランの中に数組の客だけ。この時間が込まないのか、この日が込まないのか、このシーズンが込まないのか、わからない。

店の入り口には日本語のメニューもあった。それにミシュランのマークも。日本でもミシュランで紹介されたレストランなど行ったことがない。このマークが何を意味するのか分からないが、どうも2011年にガイドブックに載ったことがある、というような事は想像できた。
 
 

日本語のメニューには、

ムニュ・グルメ           59ユーロ (7,700円)
                                             ≪39ユーロだったかもしれない≫
ムニュ・トラディション   29ユーロ (3,800円)
・・・・・            21ユーロ (2,700円)
プティ・グルマン     11ユーロ (1,400円)

 

 
とあった。

「ムニュ・グルメ」はフルコースの定食らしく、とても食べ切れないと思ったので、29ユーロの「ムニュ・トラディション」を注文した。

飲み物は、2人で地ビールを2本、赤ワインを2杯。


 
僕の料理は、次のように選んだ。3種類選べた。

 オードブルのサーモン
 
 メインの子羊のステーキ
 
 デザート
フルーツやマカロンやアイスクリームや・・・いっぱい。
 

そして、妻の料理も同じく3種類で、

 メインの子羊のステーキ (これは僕のと同じもの)
 
 チーズとサラダ(なぜか、メインが来た後にサラダが来た。)
 
3種類(だったかな?)のいろんなチーズと野菜。
 デザート

クリーム・ブリュレ(焼きプリン)
パンは何も言わなくても料理についてくる。1種類の事もあれば2種類の事もある。今までのカフェもこのレストランも、パン入れにパンがなくなっても、「もう少し召し上がりますか?」なんて感じの言葉はない。追加のパンをほしいな、と思ったことがほとんどなかったので頼まなかった。

日本では、こんな感じのところでは当然、「もう少しいかがですか?」とくる。フランスでは、こんな時「もうちょっと頂戴」と言ったら追加料金を取られたんだろうか。試してみるべきだった。

そして、最後に紅茶。紅茶は別料金。
紅茶はティーバッグだが、高級なDAMMANN。

ビール、ワイン、紅茶はどれも安くはなかったが、29ユーロの定食は値打ちがあった。

 

子羊のステーキはガイドさんが言っていたように大変おいしかった。今回のフランス滞在中のベストだった。

勘定を頼んだ。全部で94.80ユーロ(12,300円ほど)。19.60%や7.00%と書いてあるのは付加価値税で日本でいう消費税のようなもの。すべて含まれた額がメニューには表示したある。計算書を見てもサービス料らしきものは書いていない。

基本的にはカフェなどではチップは必要ないらしいが、ここは白い布のかかったテーブルのレストラン! 「こんな場合はチップが必要なんだろうか?」と、慣れない習慣に頭を痛める。

アメリカなんかだと合計金額の15%くらい、などという事らしいが、フランスではきちんとしたレストランでもそんな高額のチップは必要ないらしい。計算書通りの金額をカードで支払い、現金で10ユーロ(1,300円)テーブルに置いて席を立った。

もう一度書くが、本当においしかった。料理の見た目もきれいだし、ウェイターの愛想もいい。店の雰囲気も良い。当たり前かもしれないが、料理が済んでデザートに移る前には、テーブルにこぼれ散ったパンの粉をきれいに掃除してくれる。それとも、パン粉を散らしながら食べるのは行儀が悪かったのかなあ。

満足、満足。 

2013年7月4日木曜日

フランスの「MENU」

英語だと「MENU」は メニュー だけどフランス語では ムニュ と読むらしい。

意味も少し違うのかな? 日本で言ったら「MENU」は 献立リスト と言ったところだと思うがフランスでは 定食 と言った感じだろうか。

1.サラダ または スープ オードブルなどから一つ選ぶ
2.メインの魚または肉料理を選ぶ
3.デザートも何種類かから選べることもある

これが一つのコースになっていて、日本で「メニュー頂戴!」と言った時に持ってくる表にはいろんな料理名や飲み物のリストと並んでMENUとしてこの定食が載っている。

日本で言う「メニュー」はフランスでは「Carte(カルトゥ)」(カード、トランプ、名刺、葉書などの意味のほかに献立表と言う意味がある)、と言うらしい。

以下は、店先のメニュー看板、いろいろ。
手書きのはとにかく読みにくい。たいていはフランス語だけ、という事もある。店に入って座ったら印刷したのを出してくれるから大丈夫!







 

フルコースのMENU では 1+2+3 全てがセットになっている。

  こちらの方は、当然安上がりMENUよりは高い料金(たとえば)32ユーロ などと
  書いてある。あちらの人はたくさん食べる。普通の日本人はフルコースのMENUは
  とても食べきれない量が出て来る。

安上がりMENU では 1+2 または 2+3 のコース のどちらかを選ぶ。

  料金表には「どちらかを選んでください。どちらを選んでも(たとえば)25ユーです」
  と言うようなことが書いてある。

  安上がりMENUは腹が減った日本人向けだ。二人で入ったら、一人は 「1+2」
  もう一人は 「2+3」 を頼むのがお勧め。

  「1」のスープ(またはサラダなど)を二人で食べる。
  「2」のメインはそれぞれが好きなのを頼む。一人は肉、他方は魚、などと。
  「3」のデザートは二人で仲良く半分ずつ食べる。

  これで十分。これ以上食べたら普通は食べ過ぎだ。もちろんパンは代金の中に
  入っていて 「無料で(?)」 付いてくる。

メインの料理だけ れでも量が多いと思う時はメイン料理だけを頼む。

  「メインだけ頼んで、サラダもデザートも注文しなくってもいいの?」。
  いいんです、全く問題なし。
  メインだけ注文した時もパンは無料で付いてきた。もちろん、いつも(昼も夜も )
  ビールを注文してたけど。

これだけの事がわかるまで、パリに来てから1週間はかかったなぁ。

メニューの言語だが、たいていのカフェ(ビストロやレストランもそうだと思うが)では英語のものがある。数は多くないが日本語のメニューがあるところもある。日本のように料理見本があるのは見たことがないが写真付きのメニューを用意している店もあった。
 
次回は、いよいよ「モン・サン・ミッシェルのミシュラン・レストラン」だ。

2013年7月2日火曜日

フランスのビール

16日間の「暮らすように旅するパリ」を完結、パリを想い出しながらのお話・・・

昨日「モンサンミッシェルのレストランの話は明日に・・・・」なんてことを書いたが、都合で今日の話題が変わってしまった。モンサンミッシェルのレストランはまた後日、という事で。


フランスの飲み物と言えばやはりワイン、という事になるのだろう。僕ももちろんワインが好きで、一昔前に「赤ワインのポリフェノールが体に良い」なんてことが話題になった時前後に、赤はもちろん白も色々飲み、試した。夕食の友をビールからワインに切り替えようと思ったこともあったが、結構飲み代が高くつくのと、グッグイッとのむあの泡を頂いた飲み物――ビールがやはりベストだと思い至った。

今回の旅でも、もちろんワインも飲みたかったが、まずはビール。「フランスのビールはどんなんだろう」が旅のテーマの一つ。

さっそく、成田を飛び立ったパリ行きANA便の中で「フランスのビールを頂戴」と頼んだんだが、「日本のビールしか積んでおりません」と裏切られた。

それでは、とパリに着いたその日、一番に入ったカフェで「フランスのビールを頂戴」と言ったらまたもやこんな答えが返ってきた。「オランダのビール、ハイネケンしかありません」と意外な答え。
 
パリで最初に入った Hotel du Nord のカフェ。フランスビールはなかった。
サイズは忘れたが「ハイネケン」250m(?)lが4ユーロ(520円)

 
その後あちこちのカフェで同じ答えを聞いた。スーパーでもオランダやデンマークのビールが幅を利かせていた。
 
初めてフランスのビールに出会ったのがこれ。「1664」。
 
どこかに、フランスで一番売れているビール、と書いてあったような気がする。


ボトルのどこかに「テキーラ」と書いてあるので、これはビールカクテル?
これは僕の口には合わなかった。まずかった。メキシコ製?

このビールにはデンマーク、コペンハーゲン」と書いてある。


これは、グラスのマークの右下に「ブリュッセル」と書いてあるからベルギー
ブランドのようだ。

Amstel と言うのはアムステルダムの事? なら、オランダだな。
これはフランス製? 250ml 5ユーロ(520円)
向こうの人は「白ビール」と言ってたなあ。濁りビールだ。おいしい。
近くのスーパーで買って、「家」で飲んだ。500ml缶 1.70ユーロ(220円)

右端と左端は地ビール。どちらも250ml 6.5ユーロ(850円)。
中の二つは赤ワイン。150ml (1,100円)。



1664 250ml(?) 4ユーロ(520円)
いくつかのメーカーのビールが飲めるビールサーバーがあるカフェ。


250ml 4.5ユーロ(590円)

Grolsch ビール250ml 5ユーロ(520円)
Corona ビール250ml 6ユーロ(780円)



 
総じて、ビールは美味しかった。外国ブランドのも、フランスでライセンス生産しているのかもしれない。