2014年8月10日日曜日

「洗濯もの」戦争

8月8日(金) 第2週目 受講10日目

朝起きると道路が少し濡れていた。霧雨の様なのが降っている。

引っ越しをするのを10日の日曜日に予定していたが、その日に丸一日の学校の有料遠足が組まれたため、その引越しを9日の土曜日に変更してもらった。ここで問題が一つ。洗濯だ。もうだいぶ溜まっている。今日のうちにやって呉れないと、土曜日の明日にやったのでは乾かない。

朝食が終わって学校へ行く前に恐る恐るセニョーラに頼んだ。「土曜日にここを発つので今日洗濯してくださいね」。

案の定セニョーラからは、「雨が降ってるこんな日にどうして洗濯ができるのよ!」と怖い顔。たしかに今週はずっとあまり天気が良くなかった。でも、傘をさすほどでもない。傘を使ったのは確か前の月曜日くらいだったか、一回だけだ。ずっとカラッとした日がないんだからその間を縫ってやって呉れていれば良かったのに。そう思って洗濯物もずっとドアの横に置いていた。

ファミリーとの取り決めでは、洗濯と部屋の掃除とシーツの取り換えは1週間に一度してくれる、という事になっている。1週間分だから量はそこそこにあるが、普通の量だ。

パジャマ 1 パジャマは2組しか持ってこなかったので1週間着なければならない。
ハンカチ 1 学校のトイレは紙ティッシュがあるのでハンカチを使う機会は少ない。
膝サポーター 1
綿パン 1
長袖Tシャツ 2
襟付きシャツ 2
アンダーシャツ 4
パンツ 8
靴下 3 登校・街歩きはスリッパで済ませるので靴下をはかない。

ままよ、と思いながら登校。空を見上げると日光は見えないものの、降っているか降っていないか位の雨。

建物の真ん中にこのような青天井のスペースがあり
ここにロープを渡して洗濯物を干している。もちろん、
雨の時は、戸内(窓の中)で干すという事になる。

昼帰ってきたら、ドアの横に置いた洗濯物がない。やって呉れたんだ。さっそくセニョーラに最大の感謝の言葉を探して礼を言いに行った、(作り)笑顔を作って。そしたらえらい顔をして、「雨だから外に干せないし、あんなにたくさんの洗濯ものを出して。この狭い中に干すのにえらい苦労をしたよ。重労働だったのよ」と返ってきた。参った、参った・・・・

昼食はヒヨコマメの煮込み一皿、フルーツはスイカ。ヒヨコマメの方は珍しくきちんと味付けがしてあっておいしかった。しかしスイカの方には問題があって、真ん中の方が少し痛みかけていて匂いがする。セニョール(主人)には「ちょっと痛んでいるようだからこの部分だけ残すね」と、セニョーラが席をはずした時に言って「どちそうさま」をしたんだが、さて、何か反応があるのかな?

このセニョーラの事だから、「なんて事を言うの!腐ったものを出すわけがないでしょ!!」なんて言いかねない。そっと食卓から離れた。

今日の午後7時30分から、例のサンティアゴの大聖堂の巨大香炉が巡礼者の頭の上を振り動く、と言う、式のある日だ。1時間前の6時30分にはカテドラルに着くように家を出た。と言っても、カテドラルまでは10分ほどだから6時20分ごろに出た、という事になる。こちらに来て初めての雨らしい雨だ。傘をさして向かった。

巨大香炉については別途「実況中継風」にブログに書いてみる。

さて、洗濯ものとスイカの続きだが、夕食を済ませ10時半ごろ帰宅。「Hola ただいま!」と声を掛けた。恐れていたことは何も起こらず、ほっと・・・・。

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今日の一般授業 (09:00~10:30の90分と、11:00~12:30の90分)の内容:
前置詞 a  en  entre  de  desde  hasta  por  para  sin 
基本中の基本だが改めて説明を受けると「なるほど、そうだったのか」という事も。

会話授業 (12:45から13:30の30分)の内容:
授業を受けている4人がそれぞれの母国での1日を雑談風に喋る。

それにしても、一般授業の先生も会話の先生も、遠慮会釈なく鉄砲どころか機関銃のように喋る。一般授業の先生など「私はスペイン人の平均的な速さより速くしゃべりますね」と言いながら、初歩者の僕たちの前でも、ちょっとゆっくり喋ってやろうなどと言う思いやりも見せず、普通に喋る。

ただ、文法の説明など僕がすでに知っていることを話す時は、頭が先回りしているので、驚いたことに先生の言っていることが9割くらいわかる事もある。2週間の成果か。

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