2014年8月3日日曜日

ア・コルーニャに独りで遠足

8月2日(土) 土日は学校がお休み。

学校の行事 Actividades の予定が組まれていないので、ア・コルーニャに一人で出かける事にした。ア・コルーニャはサンティアゴの北方およそ60km位のところにある港町。世界遺産もある。電車で行くことにした。

こちらに来て初めての雨模様。電車の駅の大体の方角は地図を見てわかってるのだが、会話の練習の為、2人ばかりに道を聞いてみた。最初の人には「近道はどれですか?」と聞いたつもりなのに「あそこにタクシー乗り場があります」なんて返された。次の人には「どの道を行けばいいですか?」と聞いたら今度は「まっすぐ行って右に曲がって・・・」などとキチンと教えてくれた。


サンティアゴからは電車が結構出ていて、1時間に1、2本ある。家のセニョーラから電車だと4ユーロ位、バスだと3ユーロ位だと教えられていた。切符売り場で「ア・コルーニャ」と行き先だけ告げたら、7.2ユーロと言われた。切符を見ると指定席になっている。



電車が来て乗ってみると、すべて指定席の列車でガラガラ。自由席の列車だと4ユーロかな?と疑問を抱きながら乗車すること28分、途中どこにも止まらず目的地のア・コルーニャに着いた。

電車の駅は市のはずれにあり、中心地や観光地にはタクシーかバスが必要だとわかった。タクシーで行くのは簡単すぎて面白くないのでバス乗り場を探して乗った。親切なおばさんがいて乗り換えまで付き合ってくれて、と言うかそのおばさんの行く方角が市の中心地の方角だったので、ご一緒した。

バスの中で、向かいに座っているおばさんの杖がコツコツと僕の靴をたたいた。『あっちの方!』と目配せをして何か言いたそう。もう一度同じことをして同じしぐさ。「あの二人には気を付けなさい! 怪しいから!!」ということだ。まあ確かに言われてみれば怪しそう、ひとりの身体障害者と連れのおばさんのふたり組だ。Vale Vale (OKOK)と了解の合図を送った。現地の人でもこんな事に気を付けているのかとちょっと驚いた。

降ったりやんだりで、傘をさしたり閉じたりしながら市内観光。20℃前後雨が降るので薄い長袖だとちょっと寒い。海岸や旧市街の教会や公園や海に突き出た城塞(土曜日は無料だった。ラッキー!)などを見たが特筆するものはない。
よう整備された海岸
砂浜の中にポツポツト見えるのはゴミ箱。
人もいないせいかゴミ一つ落ちていない。
市庁舎前で見た結婚式参列者

旧市街にある古い教会

軍隊博物館で何かイベントが行われていた

銃を試しに構える女性

城塞にある古い灯台


最後に、世界遺産「ヘラクレスの塔」にバスで行った。



入場料3ユーロ払うと「どちらの国から?」と聞かれた。観光案内所で地図をもらう時などにも同じことを聞かれて、観光客の国籍統計でもとっているのかな、と思っていた。が、それもあるかも知れないがここでは案内パンフレットをもらって分かった。日本語のパンフレットがあったのだ。「ありがとう」「さようなら」と挨拶してくれた。日本語のパンフレットを作るほど日本人がここに来ているとは到底思えないんだけど。1年に何人ほど日本人が来るのか聞けばよかった。

「ヘラクレスの塔」のてっぺんには歩いて上がれる。数えて見ると215段。50m位の高さまで上って展望台に出た。強い風が吹き、下を見ると足が震える。海や町を一望出来て良い眺めだ。



強風の中、自分写し

市内バス(1回1.30ユーロ均一)に乗って長距離バスターミナルへ向かった。帰りはバスで帰ってみようと思ったわけだ。さて、料金は? 6ユーロ。 「アレ?」セニョールの話と違うなぁ、と思いながら帰途に就いた。52分間のバスの旅だった。これなら電車の方がいいなぁ。

1 件のコメント:

  1. さすがアクティブですね!
    学校が始まって1週間がたち、生活も落ち着いてこられましたか?
    課外活動はどんな感じなんですか?
     ステイ先の問題が解決するといいですねぇ!

    返信削除