8月16日(土)
サンティアゴ・デ・コンポステーラから南の方に下ったところにある、リアス式海岸の一帯の事を言うらしい。Rias Baixasと言うのはガリシア語で、xはshの発音になるようで、読み方はリアス・バイシャス。スペイン語ではリアス・バッホスRias Bajosで、どちらも意味は「下の方(南の方)のリアス式海岸の地方」という事のようだ。
昨夜セニョーラが、急遽旅行エージェントに話をしてくれ、行くことが決まった。
朝9時15分、家から5分のところにある教会前が集合場所。係りの女性が来た人のチェックと旅費の集金をしていた。45ユーロ(6,300円)、僕は現金を出したが、こんな歩道上でもクレジットカードが使えるようにと、係員はハンディタイプの無線の機械を持っている。
客は23人。その内、外国人は僕とイタリア人が2人。英語が話せる政府公認ガイドが付いている。イタリア人のふたりはスペイン語で問題なし、という事だ。
「僕はスペイン語も英語もちょっとだけだ」と言うと、ガイドのフアンは「なら、ガリシア語(スペイン語が公用語だがこの地方ではガリシア語も公用語)なら大丈夫だよね」などと冗談を言う。ここで「いやいや、カタラン(バルセロナ地方の公用語)ならOKだよ」などという気の利いた冗談でも出てくればいいのだが、なかなかそんなのは即座には出てこない。結局、ガイドの説明はスペイン語と英語で、という事になった。
「僕はスペイン語も英語もちょっとだけだ」と言うと、ガイドのフアンは「なら、ガリシア語(スペイン語が公用語だがこの地方ではガリシア語も公用語)なら大丈夫だよね」などと冗談を言う。ここで「いやいや、カタラン(バルセロナ地方の公用語)ならOKだよ」などという気の利いた冗談でも出てくればいいのだが、なかなかそんなのは即座には出てこない。結局、ガイドの説明はスペイン語と英語で、という事になった。
出発してまもなく、サンティアゴ・デ・コンポステーラの話やこれから行くところの説明をすべてスペイン語と英語で始まった。結構長い説明で、外人得意のジョークを一杯交えてやるので笑い声がはじける。僕も何とか少しでも理解しようと西英両方の説明に集中するが、笑うどころか疲れるだけでとても聞き取れない。
1時間ほどして最初の観光地ポンテベドラに着いたが、その時にガイドのフアン君に言った。「英語を聞いているのは僕だけだ。その僕も、スペイン語より英語の方がまだ聞き取れるけど、僕はスペイン語を勉強に来てるので、英語の説明はそんなに重要ではない。時間がかかって君も大変だろうし、他のお客さんも邪魔だろうからもう英語の説明は要らないよ」と。
ポンテベドラの街 |
正面は公設市場 |
公設市場内 |
見事にデコレーションされた魚。「うまく並べてるね」と声を かけると「ありがとう」と返ってきた。 |
ツアーの説明で一番大事なのは集合場所と集合時間。集合場所は解散した所と大体決まってるからあとは時刻。これも、大体2回も3回も言うからわかる。念のためフアン君に1対1で確かめる。以後、説明はほとんどわからないまま、皆に付いて行くことになった。な~に・・・どの道歴史の話を聞いたって「歴史音痴」の僕には理解できないんだから、同じことだ。
ポンテベドラに別れを告げて |
今日のツアーのハイライトは「ムール貝mejillones と白ワインvino blanco」。ほかの一般客と船に乗り込む。
海中が見える船に乗船 |
ムール貝やホタテ貝conchaや牡蠣ostraの養殖現場に連れて行ってくれて、船上で試食だ。正直言って、僕は牡蠣は食べ物の中で納豆と同列で“超”嫌いなものだ。絶対に食べない。ムール貝も牡蠣ほどではないが、日本では普段は食べたいとは思わない。日本では売ってないのかな?
さて、養殖現場の説明が終わり、船底のガラス越しの海中の見学も終わり、全員がコップを1つずつもらって着席。テーブルには7人、2本の白ワインがすでに置いてある。
次いで、ムール貝を一杯入れた四角い容器が配られた。茹でたてだ。一人10個以上ずつはありそうだ。一つ食べてみた。塩味だけだろうと思うけど、おいしい。皆で半分も食べないうちに、おかわりを持ってきた。??????? 10個ずつ程の試食じゃないのか?
いや、次々と、食べても食べても、持ってくる。結局このテーブルに10杯以上持ってきた。僕も調子に乗って、ひとりで2杯近くは食べたのではないか。おいしかった。ワインも目の前のセニョール(男性)と2人で飲み干した。
いや、次々と、食べても食べても、持ってくる。結局このテーブルに10杯以上持ってきた。僕も調子に乗って、ひとりで2杯近くは食べたのではないか。おいしかった。ワインも目の前のセニョール(男性)と2人で飲み干した。
陽気なスペイン人 |
満足して下船、解散して各自昼食。僕は人が沢山いる場所を避けて一般住宅がある所に足を延ばし、だれも客がいないレストランに入った。
ホタルイカchipirone。日本のと違って大きい。長さ10cmほど。
ムール貝を沢山食べた後なので「半皿 media ración」を頼んだ。
6.40ユーロ(900円)。
ポテトは別料金で2.20ユーロ(310円)。
|
午後7時30分、帰着。
8時30分には家のセニョーラが夕食を用意してくれた。外食した昼に代わるものとして、作ってくれた。
赤ピーマンの下は鶏肉。
パンはトーモロコシ粉が入った特製。ちょっと酸っぱい感じ。
|
「Queso con dulce membrillo」
セニョーラ特製のマルメロ(カリン)membrilloのスイーツ。
「これを作るのは相当時間と手間がかかるの」と説明。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿