8月15日(金・祝) スペイン全土の休日で学校は休み
久しぶりの快晴で雲一つない。遅めの朝食を済ませ9:45に家を出た。教えてもらったバス停に5分ほどで着いた。フィステーラFisterra行きのバスの時刻表を調べていなかったので、いつ来るかわからない。
バス停にいた老夫婦に聞くと「わからない」と言う。10分ほど待っているとバスが来たので運転手に聞こうとバスに寄って行こうとすると先ほどのおじいさんが「No, No. それはフィステーラには行かない」と声を掛けてくれた。それをきっかけに、しばらく会話。
「日本人はたくさん来るよ」。「サンティアゴ・デ・コンポステーラは日本人にどれくらい人気があるんだい?」
「マドリッド、バルセロナに次いで3番目くらいかな?」「あの教会のボタフメイロ(大香炉の儀式)は超有名だからね」と僕がリップサービス。
「フィステーラ行きバスがいつ来るか、次のバスの運転手に聞いてあげよう。今日は祝日なのでダイヤも変わってるだろうから」と親切に言ってくれた。
さらに10分ほどするとバスが2台連なってきた。前のバスは老夫婦が乗り、あとのバスは幸運なことに「フィステーラ行き」と書いてあったので、老夫婦に「ありがとうございます」と会釈をして乗り込んだ。
この地方で多く栽培されているトウモロコシ |
目指すは向こうに見える半島の左端 |
風力発電機が至る所にある |
到着したバスターミナル |
運賃は往復で23.60ユーロ(3,300円)。結構一杯乗っている。途中いくつかのバス停に停まり、2時間丁度かかってフィステーラに着いた。
自動車は結構行き交うが歩いている人は少ない。3km歩く間に30人ほどとすれ違っただけだ。最終地点近くになると駐車場に入れない車が道路の両脇に駐車していた。全部で50台くらいはあっただろうか。観光バスも数台。駐車代はいらない。
地図を見たらわかるが、正式にはこの場所はヨーロッパ大陸の最西端ではない。だが東から来た巡礼者サンティアゴ・デ・コンポステーラでお参りをし、さらに西へ西へと歩いて、着いたこの地のその先は海だった、と言う事なんだろう。「大地の終わる所」という意味のフィステーラと名付けたのがここだ。宗教的な意味では、もう少し何かしら付け加えられているようだ。
ホタテガイのこのマークは巡礼の道を表している。 |
巡礼の最終地点を示す「0.00KM」と表示してある |
お腹が空いたのでレストランに入った。この地のお薦めの魚料理は?と聞いて勧めるままに注文した。出て来たのは舌ヒラメlenguado。ビールとワインを合わせて頼んで19.70ユーロ(2,800円)、ちょっと贅沢した。
ゆっくりとバス停に戻ると16:30。バスはすでに乗客を乗せ始めていて、僕は最後の方。10人ほど積み残してしまった。乗れなかった人はどうんるんだろうか。運転手とその人たちのやり取りを聞かなかったからわからない。たぶん、追加便が用意されると思うんだけど。
無事2時間でサンティアゴ・デ・コンポステーラに帰着。
バスのターミナル |
僕はこちらのバスを利用したが、もう一社運航しているのかも しれない。どちらも写真を拡大したら読めると思うのでご参考に。 |
今日は昼食を家で食べていないので、代わりに夕食を用意してくれた。
ニンジン、ジャガイモなどの野菜たっぷりスープと ジャガイモとタマネギの入ったトルティージャ パドロン産唐辛子添え |
ヨーグルトに蜂蜜とクルミが載せてある |
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