感染者の数は、どれだけ感染が進んでいるかを表すとは限らない。日本では、怪しいと思って病院に行って検査を頼んでも、全く取り合ってもらえないというケースを嫌と言うほど聞くので、感染者数は他国との比較では参考にならない。
アメリカは感染者数(感染者数はこの表に書いていない)が「えっ、本当?」と思うほど多い。検査する用具と検査員の数がそろっているという事だから驚く。
死亡者数が、感染がどれくらい広がっているかの目安になるのかな、と表を作ってみたのだが、イタリア、スペイン、フランス、アメリカのような重症者が多すぎて(すなわち、死者数が多い)医療麻痺を起こしてしまっている国などは、比較の対象にならない。
日本は「百万人あたりの死者数」が韓国、ドイツ、イギリス、ポルトガル等と比べてかなり少ないのには何か理由があるのだろうか。
巷ではいろいろ言われているが、日本が他の諸国と違うことで僕なりに考えてたのは以前にも書いた。繰り返しになるが、今日書くのは次の通り。
1.日本にはマスクの習慣が根づいている。WHOや諸外国では感染者が付けるものと言っているが、その意識もだいぶ変わってきて、感染予防にも効くようだと思い始めている。
2.日本は土足の文化ではない。これ、結構大きいのではないかと思う。感染者からまき散らされた結構な濃度のウィルスが地面に落ち、それが靴に付き、それを建物内に持ち込んでしまう。持ち込まれたウィルスはそのまま建物内にとどまり感染源となる。
3.空気清浄機(エヤコンについているのも含めて)が結構使われている。これがひょっとして?と言う話は全く聞いたことがない。もしかすると、候補生の一つになるかも?
今日、TVで2018年ノーベル賞受賞者本庶佑さん(医学・生理学賞を受賞。画期的ながん免疫治療薬「オプジーボ」の開発に大きく貢献するもの)が、日本政府は早く「緊急事態宣言」をしなさい、と勧告していた。
吉村大阪府知事も遠回しではなく、ズバリ「政府は早く緊急事態宣言をして欲しい」と、出演したTVで発言していた。
僕は、もう遅すぎるとは思うが、遅ければ遅いほど、人的・経済的被害は大きくなると思っている。