久石譲指揮「序曲」を演奏――なんて、恥ずかしく言えない。僕の場合は・・・
いろんな意味でタフな演奏会だった。「大阪ひびきの街」スペシャルコンサート。
演奏会場に隣接するホテルで参加受付。 |
ホテルの2階で列を作って受付を待つ。 |
昼ご飯を早めに済ませたので16時の本番までの4時間を時間待ちとリハーサルなど。長いなあ。
会場で演奏の説明があったが、いきなり、用意された楽譜の繰り返しの追加と、同じメロディーで2度高い別の調の楽譜追加。それもトランペット用にB♭で書かれたものではなくCで書いてある。C調楽器以外の人は移調しながら読み替えて演奏しなければならない。そんなこと、僕を含め初心者はできない。
見回すと、ありとあらゆる楽器がある。僕たちのような一般参加者ではトランペットは比較的少ない。10人位だったろうか。まあ普通の「へたっぴ」トランペット愛好家ならこの楽譜を見ただけで尻込みするね。僕なんぞ、所属バンドの一員での参加だから、ほとんど90%吹けないのに来たけど。
Hグループのトランペット部隊、4人。 |
特別参加の高校生バンド |
僕たち一般参加者の演奏する部分は「序曲」の一部だし、曲全体の楽譜をもらっていないので、どこから入るのかわからない。そのため大型スクリーンの横に別の指揮者がいて、「はい、ここから入ってよ!」と、合図をしてくれる。
本番が終わって、TVCMの映像作成のために何回か追加で演奏。その時には、本番までいた「別の指揮者」の姿が見えない。曲のどこで入ったらいいのかわからない。暑さで疲れてくるし、何回もやってバテてくるしで、フライイングするヤツも出てくる。司会の女性は、何とかつなごうと「完璧! みなさんどんどんうまくなってきてます」などと必死。
午後5時半ごろ、太陽も西に傾いて少し涼しくなりかけたころ、日射病や熱中症で急患を運ぶ救急車のサイレンの音を聞くこともなくイベントは無事終了。全員で記念撮影会。といっても、その写真をみんなに一枚ずつプレゼントする、とは言わなかったなあ。
演奏会の演奏やTVCM撮影の協力に謝礼をくれるわけでなし、記念バンダナ1枚だけの配布。上手な人使いだ。まあ、僕を含め、みんな物好きだ。