2011年2月8日火曜日

シニア スペイン語 留学 ホームステイ


2011.2.6(日)

 いよいよ今日はホームステイが開始する日。人生初めての、留学・ホームステイがいよいよスタートする。ステイ先に入るのは13:00から14:00の間と約束している。

 遅れるわけに行かないので、昨日、学校とホームステイ先の家は確認しておいた。人口70万人くらいの小さな街で、学校も家も中心街にあり、ホテルから歩いていける距離にある。朝、ステイ先に入るまでに時間があるので、散歩でもしようと地図を片手にホテルを出た。
 2,3分も歩かないうちに自分がいる場所がわからなくなった。細い道があちこちの方向に縦横無尽に走っている。通りにはすべて名前がついているが、地図上でそれを探すのは至難の業だ。
100円硬貨の直径の長さが、およそ200m
まっすぐ走っている通りはほとんどない。人しか通れない道や、乗用車がやっと通れる道がほとんどで、遺跡、名所がたくさんある市街中心部は、バスが通れる道はほとんどないように思われた。

で、地図を広げて道の脇の石に座って思案に暮れていると、若い女性が声をかけてくれた。僕が韓国人でもなく,中国人でもなく、日本人と思ったのか。愛知県から来ている日本人の留学生だった。

こんな事もあるのでしょうか。今日の昼からホームステイが始まって、月曜日からスペイン語の短期留学が始まるのですと、僕のことをちょっと話したら、「トランペットを持ってきて、練習するおじさんって、ひょっとしたら?」「ホームステイ先って、画家の息子がいる一人住まいのおばさんの家?」

「そうなんです、それ、僕です」

彼女はホームステイ先のおばさんを良く知っていて、僕を楽しみに待っていてくれていること、僕が行く学校に彼女が前に行っていたことを話してくれた。今日の午前中は、少し離れた街、アリカンテから来る若い日本人留学生二人と一緒に、スペイン人が街を案内してくれることになっているので、良かったらいっしょにどうですか?と。

一にも二にもなく、あつかましく午前中一緒させていただくことにした。

さて、午後は、今日の一番のハイライト。ホテルに荷物を預けていたので、荷物を引き取っていよいよ、家に向かって出発! 距離としては十分歩けるところなのだが、重い荷物を引きずって、石畳の上を移動するのはちょっと無理。タクシーを呼んでもらった。

直線距離でわずか1km程のところをくねくねと曲がりながら、人を避けながら進む。とてもスピードを出せるような道ではない。すぐに着いた。自動車は、そう頻繁に通らないのでタクシーの音を聞きつけたのだろう、女主人が玄関に出てきてくれた。印象は?って? う~ん、おばさんです。上品な。こちらもおじさんですけど。

早速狭い階段を4階まで上がって、屋根裏部屋のようなところが、僕のこれから3週間すごすところ。およそ5畳くらい(2.3 x 3.6 = 8.3 ㎡)が僕の部屋、それに2畳ほどのトイレ・洗面・脱衣所と3畳ほどの廊下・物置が付いている。部屋にはキングサイズのベッドといすと机、絵や皿の飾り。部屋全体の造りは、いかにも何世紀も前の雰囲気が出る白壁と木のドアと木の窓。

 荷物を置いたら、14時。こちらでは、ちょうど昼ごはんの時間。女主人と二人で昼食が始まった。豆料理、米の入った料理、サラダ、ワイン、ビール付きの特別料理か。こちらがわかるとわかるまいと、機関銃のようにスペイン語でまくし立てる。時としてわかることもあるが、全くわからないことがほとんど。

主人を29年前に亡くした未亡人。大きなおとなしい3歳の犬が一匹。別のところに住む息子の一人が画家で、1階にある小さな店舗は彼の作品が売られていて、彼が毎日「通い」でここに来る。奥に作業場がありそこが彼の仕事場のようだ。

夜8時、僕のようにこの家にホームステイしている2?歳のスイス人女性と3人で夕食。スイス人女性はあと2週間でこの家を出ると言う。彼女はドイツ語、フランス語、英語を話し、スペイン語の勉強に来ているとはいえもう4年間も勉強しているとかで、僕には完璧としか思えない。女主人は英語が話せないので、彼女との英語の会話を通訳してもらう。

 かなり緊張しての、経験と会話で疲れはてて、明日の学校初登校に備えて、早めに就寝。

10 件のコメント:

  1. もしかして、私のために昔の記事を上げてくださった?
    ありがとうございます!!!
    後一か月に迫り不安な日々にとっても頼りになります!
    最初の留学の記事を色々、読ませていただきます。

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  2. 「うれしい、うれしい、うれしい。でも、不安がいっぱい」。よくわかります。
    僕は、この留学を機会にこのブログを始めました。3年近く経った今読み返してみて、あの時の感覚・感動を思いだしています。

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    1. その瑞々しい感覚、素敵です!!
      なんでも、今が一番若い!今を楽しむって姿勢、すごーく
      いいです!学べます。
       一昨日は復活タイガースのコンサートに長崎に行ってきました。 今度は京セラドームです。この年代に生まれたことに感謝です!!hirobonさん世代の男性も結構いらしてました。

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    2. 遠くまでコンサートを楽しみに行くなんてすごい!グループサウンズは僕の趣味とはちょっと違いますが。
      2週間前に、ビルボード大阪に渡辺貞夫さんのサックスを聞きに行った来ました。80歳だそうですが、僕のトランペットも80歳まで出来るんでしょうかネ。

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  3. 明日の出発を前にして、改めてセビージャ留学の最初のころの顛末記を読ませてもらいました! いやー本当に参考になります。
     特に不安になったり、困ったりするところが! なかなか、ないですから。
    楽しい、充実!だけではない部分って滞在記にはあまり書きませんものね。
     だから、かえって安心します。
    向こうでも、読ませていただきます。

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    1. いよいよ出発ですね。
      よろしければ、いろいろな体験記をお聞かせ下さい。女性は女性で、男の私とは違った体験がたくさん出来ると思います。
      現地も今は冬真っ最中で、寒いでしょうから体に十分注意して楽しんでください。
      では、いってらっしゃい。

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  4. セビージャの駅前ホテルです。朝、5時半に着いてずっと気を張っていたので」疲れました。 どこも空いています。AVEも。
     街路樹のオレンジがおいしそうなのでもいで食べたら、すっぱーーーい!
    マドリもセビージャも温かいです。雨模様なので、シャツ1枚でも、窓を開けています。 いよいよ明日からホームステイ、緊張します!

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    1. おぉ・・・着きましたか!
      冬だし、バケーションを取る時期でもないので空いているんでしょうね。
      早速街路樹のオレンジを試食しましたか!食べられるようになるのにはもう少し日数が必要でしょうね。もっとも、それでも酸っぱいでしょうがね。割と酸っぱいオレンジ類に慣れている人には、十分食べられると思います。
      昼は暖かいでしょうが夜中は冷え込みますのでご注意を!
      明日からの勉強、緊張を集中力に替えて、フレーフレー!!

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  5. いよいよ今日から学校がスタートです。
    何回か返信しようとしたんですがpcのカーソルが変で途中でだめに
    なってしまって、あきらめました。
     ホームステイ先のファミリーもとても親切で安心しました。
    こちらはReges Magosのお祝いが5,6とあってもの凄い賑わいでした。
    クリスマス本番が今なんです。
    夜は凄いパレードが街中を練り歩き、というかディズニーのパレードカーの
    ような山車に子供が乗ってキャンディーや菓子をばらまくのですが、大の大人
    が競ってキャンディーを拾う姿に???
    でも、本当に良い時にきました。楽しい2日間でした。
    しかし、主人夫婦の友達やら親戚やらにたくさん紹介されても、訳わからず、
    疲れました。
     6日は祝日でしたが、学校の先生、ビッキーとアントニオが新入生に街を案内してくれました。 とてもsimpaticasでわかりやすいスペイン語で安心しました!
     日本人のフラメンコを学んでいる若い女性と友達になりました。
    日本語を喋れてラッキーでした。
    彼女にこのブログを紹介しておきました。
     今日は8時15分までに行かなくては!
    外が8時過ぎても暗いのにはまだなじめません。

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    1. 良い時に行って良い経験をしましたね。
      CLICの先生、ビッキーさんもアントニオさんも習ったことがありませんね。
      ホームステイのホストファミリーとのお付き合い、3軒経験した私でも、まだどのようにしたら良いのかわかりません。まあ、会話力不足がその一番の原因だと思いますが。
      ブログのご紹介ありがとうございます。当面、スペイン語に関するものはそんなに多くない予定ですが・・・・・

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