2011年2月20日日曜日

金曜日夜のセビリア: “バール”2軒とある出来事

2011.2.18(金)

一軒目のバール“ESLAVA”

ちょっと夕食に早いと思ったが、学校の先生お勧めのバール“ESLAVA”と言うバールを探して入った。入り口は前面ガラスでしゃれた感じ。中には制服の女性が二人。




何かTAPASをといったが、食事は8時からで今はハムとチーズしか出せないと言う。それもTAPASではなくて1/2 RACIONと言う。

バールに行くとメニューに価格が書いてあって、3種類書いてあることがある。“TAPAS”と“1/2 RACION”と“RACION”。RACIONが普通の一人前の大きさ、1/2 RACIONはその半分、TAPASは小皿と言った感じ。

普通の日本人ならTAPAS3皿で十分。RACIONを2種も頼んでしまったら大変。RACIONは日本人の胃の大きさには無縁といったほうが良いかもしれない。

バールではTAPASでもRACIONでも、料理を頼むとパンとビスケットが自動的についてくる。今日入ったESLAVA ではさらに小皿にオリーブとアルトラムセ (altramuces) という豆も付いてきた。なぜかは不明。



ビール2杯、赤ワイン1杯、スペイン名物とこのとき初めて知ったサングリアという赤ワインをオレンジジュースで割った飲み物1杯を飲んでいる内に8時近くになってきた。

店のオーナーも入店し、レジスターを見ながら、これまでの今日の売り上げを厳しくチェックしている様子。客もにわかに増えてきたので、ここは切り上げることにした。締めて会計は18.5ユーロだった。ハムはやっぱり高い。

この店は何か特別のライセンスを取っているのか、次のような掲示がしてあった。

“LICENCIA DE APERTURA”
This establishment has a complaint book at the disposal of the clients who wish to register a complaint.


物乞い

“ESLAVA”バールを出るとすぐそばに大きな教会があった。何人か出入りしているので中に入って見た。結構大きな教会で地図にも載っていた。サンロレンソ(San Lorenzo)教会という。




一角で30人ほどが座っている。8時30分になってミサと言うんだろううか説教(らしい)が始まって、最後に皆で賛美歌(らしい)を歌い、司祭に一人づつ何かを口の中に入れてもらい、終了した。20分ほどの出来事だった。参加していた世代は50、60代の人がほとんどで、わずかに30代、40代がいたか。



中に入るときに気づいていたが、ここに限らず、教会の前に物乞いがいる。日本でもその昔いたと思うが、こんな場合どうしたらいいんだろうかといつも思う。昼間市内の中心街を歩いていても、寝転んでいたり、コップを持って「恵んでください」と寄ってくる。

この教会の前の40代くらいの女性に、どれくらいの人がお金を差し上げているんだろうかと15分ほど、遠くからじっと観察した。観察しながら、自分の人生を振り返り、この人の一生を想像し、いろいろ思い巡らせているうちに、広場のベンチの上でしばらくの間、涙が止まらなかった。


結局2人が献金した。その後、彼女は僕の座っているベンチのすぐそばにある公衆電話で、誰かに電話をして、そしてまた元の位置の教会の扉の前に戻った。そして、タバコを吸い始めたのである。う~ん、とまた僕は考えた。

話によると、2,3年前に、イタリアのベルルスコーニ政権の方針で、イタリアにいるルーマニア人を国外に追放し、行き場のなくなった彼らが、フランス、スペインの周辺国に移動し、生活に困ってこのようになったと言う。
小学生高学年くらいの子供が4、5人僕に寄ってきて話しかけてきた。ちょっと良い機会だとスペイン語で答えたら、向こうは英語で話してきた。ちょっとびっくり。皆結構上手だ。「どこで習ったの?」と聞いたら、「学校で」、と答えた。翌日聞いた話だが、通常の学校ではなくて、塾か何かの特別の学校で習っているのかもしれない。

わいわいがやがや、といい、「しんちゃん」「こちかめ」「どらえもん」といい、そして最後に「さよなら」といって去って行った。


2軒目のバール



9時過ぎ、先に入ったバールではパンとビスケットとオリーブと豆と飲み物だけだったので少し腹が空いた来た。教会の前に有るバールに入った。メニューも見ても何がなんだかわからない。何を頼んだら良いのかわからない。と、目の前をおいしそうなTAPASが通過した。別の客が注文したものだ。うまそうだったので、「僕もこれ!」とすぐさま決定。



エビ、きのこ、ハム、オニオンなどが鉄板の皿に入っていて、グツグツと煮立ったのが僕の前にも来た。ちょっとピリ辛で、えらくうまかった。満足して会計を頼んだら、びっくり。ビール2杯とこれで12.40ユーロ(1,500円)と高かった。このTAPASは多分10ユーロだったのだろう。

4 件のコメント:

  1. 料理の写真おいしそう。
    日本でも本格的なスペイン料理屋あるかな。
    サングリアは日本でもけっこうメジャーかもしれん。

    なんだかブログを書いてるうちに文章がうまくなってるんではないだろうか。そんな気がする。
    楽しんでいるようで何より!

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  2. 料理と言ってもTAPA(複数ではタパスTAPAS)ばかりで、いつもいつも写真を撮ってはいられないので、残念。

    サングリアは甘くて飲みやすいけど、ワインの辛口が好きなので、のどが渇いたときにジュース代わりの飲むのはいいけど・・・

    楽しんでいま~~す!

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  3. わあーここ知ってますっていうか毎日前を通っています。教会も!
    どの当たりにお住みでしたか?
    それから、前に書いてあったミサに入った教会っていうトリアナ地区にある
    San jacinto教会ではありませんか?
    だとしたらうちのすぐそばです。
     昨日の土曜日はコルドバに遠足でした。古く美しい町並みでとてもよかった
    です。メスキートがすばらしかったですね。
     クリックは毎日なにかしらお楽しみがあってあきません。
    今日は日曜日で学校がなくてつまりません。
    毎日学校があるといいのに!って昔の学生時代には考えられないことです(笑)
     ようやく1週間がたちました。
    クラスメイトの中国人がTosio という65歳の日本人がいるといってましたがご存じですか?

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    1. ブログのこのページにある教会は、Igresia de San Lorenzo と言い、Plaza de San Lorensoにあります。Clic校からきたに800mほどの所にあります。
      そして、バルESLAVAはPlazaの西の通りを北に50mほど行ったところ、バルEl SardineroはPlazaの南東角にあります。
      このあたりにお住まいですか?
      私が三年前にホームステイした家は、このPlazaから南西に直線距離で400m位のところにあるCalle Redesにありました。
      また、昨年の家はTriana地区の中のPlaza de Cubaのすぐ近くでした。
      「Toriana地区でミサに入った」ということをどこかに書いていました?San jacinto教会と言うのも記憶がありません。
      Activityはいつも楽しいですね。私など、もう少しおしゃべりが理解できたらもっと楽しかっただろうに、と思った事です。
      私も学生時代の勉強で「たのしい」なんて思ったことがほとんどありません。いつも試験が頭の片隅にあっての勉強でしたから。どうしてこんな違いが生まれるんでしょうかね。
      今日から2週目、ちょっと落ち着き始めて、ますます楽しくなるでしょね。
      「Tosioさん」と言う方は存じ上げません。日本人事務員、大谷さんのおかげで日本人留学生は心強いですから、シニアも多いことだと思います。

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